【KIng Gnu/Slumberland】の歌詞の意味を徹底解釈 | 現代社会を風刺する歌詞に戦慄!
編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19
Slumberlandという曲名の意味を考察
「Slumberland」とはあまり聴き慣れない英単語ですが、いったいどういう意味で曲名として使われているのでしょうか?
「Slumber」とは直訳すると、眠る、微睡む、うとうとするという意味があります。
また、「land」というのは、陸地や世界という意味があります。
つまり、「Slumberland」とは「Slumber」+「land」の造語であるということですね。あえて意味をつけるとしたら、「眠りの国」といった感じでしょうか。
今回は、「Slumberland」を「眠りの国」と解釈して歌詞を考察していきます。
Slumberlandの歌詞の意味を徹底解釈
TVステーションでは今日も
騒ぎ立てているコメンテーター
耳障りで狂言めいた
遠い世界の話ばかりだな
テレビに出てくるコメンテーターが自論を振りかざして騒がしいな。
そんな話をされたって、自分とは関係ない遠い世界なのだからわかるわけないじゃないか。
ここの「TVステーション」という歌詞。MVに出てくるスタジオと重なりますね。
「耳障りで狂言めいた」という歌詞から、主人公は自分とは関係ない遠い世界ばかり放映するから、TV番組に肯定的ではない様子が窺えますね。
正義もヘッタクレもない
悪事も結託すりゃバレないな
甘い蜜だけを吸っていたい
薄っぺらいピエロはあっちへ行きな
こんな加害者を擁護するような持論を振りかざしているコメンテーターなんて正義も何もないんだろうな。
こうやって加害者とコメンテーターが結託すれば、たとえ悪事だって世論を動かせるんだな。
自分の都合の良いように物事を動かしたい人間はTVに出るなよ。
ここの歌詞。おそらく先程のTVに出ているコメンテーター(=ピエロ)に対して歌っているのだと思います。
現代の日本では、政治家や勲章持ち(いわゆる上級国民)などのスキャンダルを特殊な力で隠蔽されることが日常茶飯事であると耳にします。
この歌詞ではスキャンダルを隠蔽するためにTvに出演する正義のかけらもないコメンテーターに対する皮肉を歌っているのかもしれませんね。
“Wake up people in Tokyo Daydream. ”
Open your eyes, open eyes wide.
Rock‘n’ roller sing only‘bout love and life.
“Wake up people in Tokyo Daydream. ”
Open your eyes, open eyes wide.
It could be the start of something new tonight.
東京の空想の中で目を覚ませ。
目を開けて、目を大きく開いてさ。
所詮ロックンローラーは愛と人生しか歌えないんだ
東京の空想の中で目を覚ませ。
目を開けて、目を大きく開いてさ。
今夜から始めようよ。
Daydreamとは空想という意味があります。なので、「Tokyo Daydream」とは、東京の空想=隠匿されている世論という意味があると解釈しています。
つまり、「Tokyo Daydream」から目を覚せとは「隠匿されている世論を疑え」という意味があるのではないでしょうか。
ここまで歌詞を考察して、曲名の「Slumberland」(=眠りの国)がどういう意味で使われていたかわかりましたね。
眠りの国とは、作られた世論が事実だと疑わない日本人が住んでいる国、日本がまるで眠っているみたいという意味で使われているのでしょう。だから目を覚せ!とサビで2度も歌っているのでしょうね。
まとめ
今回はKingGnuの「Slumberland」の歌詞を徹底解釈しました。
常田さんの独特なセンスが窺える歌詞でしたね。
現代社会を風刺したような歌詞に、考察していて鳥肌が立ってしまいました。
では、以上KingGnuの「Slumberland」の歌詞の意味の解釈でした!