【Official髭男dism/ I LOVE...】の歌詞の意味を徹底解釈 |曲名の「...」に隠された意味とは?
編集: ひいらぎ最終更新: 2020/11/27
I LOVE...という曲名の意味を考察
君との出会いを通して、君を愛おしいと感じるとともに、多様性を受け入れ、尊重し合うような世界を築いていきたいという新境地に至った僕の歌です。
「I LOVE...」というタイトルからは一件恋愛の歌とも読み取れるかもしれませんが、この曲では、もちろん恋愛もひとつのテーマになってはいますが、多様性も大きなテーマになっていると言えるでしょう。
僕とは異なる感覚を持つ君との出会いを通して、異質だからこそ、交わり、気づかされることがあり、互いにいい影響を与えられるということを身をもって体感し、まっすぐにそれを表現するこの曲は、他者との関わり方に悩むすべての方の胸に響くものではないでしょうか。
さらにタイトルの「...」には、君に想いを伝えたいと考える僕ですが、なんと言ったらいいのか、一番伝わる言葉を探しているという風にも感じ取ることができ、想いを伝える難しさを感じたことのある方には共感のできる内容になっています。
I LOVE...の歌詞の意味を徹底解釈
1番
僕が見つめる景色のその中に 君が入ってから 変わり果てた世界は
いつも卒なくこなした日々の真ん中 不思議な引力に逆らえず崩れてく
I LOVE... -Official髭男dism
僕の世界に君が現れてから、大きく変わった僕の世界は
いつも何でもそつなくこなしてきた日々だったのに なぜだか上手くいかない
いつも難なくこなしていたことも、なぜだか上手くいかないようになったと、君が現れたことによる僕の変化を表現します。
I Loveなんて 言いかけてはやめて
I Love I Love 何度も
I LOVE... -Official髭男dism
I LOVEと何度も言いかけてはやめて
I LOVE I LOVEとそれでもやはり言おうか言わまいか何度も迷っている
「崩れてく」とだけ聴くと、君の登場は僕によからぬ影響を与えたのかと取ることもできますが、LOVEという言葉から、君が現れてからの僕の変化というのは、愛が関連していることがわかります。そして、その君の登場により、自分の世界に変化が起こったことを「不思議な引力で」と表現することで、僕自身も君の登場による変化だとはわかっているものの、自分の経験では説明が付かず戸惑っている様子も見て取れますね。そして、わからないなりにも、僕は君を愛しいと感じ、そのことを伝えたいようです。
高まる愛の中 変わる心情の中 燦然と輝く姿は
まるで水槽の中に飛び込んで溶けた絵の具みたいな イレギュラー
独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう こんなに鮮やかな色彩に
普通の事だと とぼける君に言いかけた I Love その続きを贈らせて
I LOVE... -Official髭男dism
日に日にどんどん愛してしまう中で 変わっていく心情の中で 燦然と輝いている君の姿は
水槽の中に飛び込み溶けていく絵の具のように異質な存在だ
普通のことだよと君はとぼけているけれど、そんな君に何度もI LOVEと伝えかけていた その続きをいつか伝えられたらいいな
日を追うごとに君を愛おしく思う僕にとって、君の存在は僕の経験の中の何にも似ていなくて異質な存在だとわかります。
しかし、君の動向が僕にとってすべてが新鮮に映る一方で、君は何にも変わったことをしているわけではないと主張するようです。そして、僕は、そんな君にも惹かれていくばかりで、愛していると伝えたいと考え
2番
見えない物を見て笑う君の事を 分かれない僕が居る
美しすぎて目が眩んでしまう
今も劣等感に縛られて生きている
I LOVE... -Official髭男dism
君にしか見えないものを見て君は微笑むけれど そんな君のことを理解できない僕がいる
そんな君の姿は美しすぎて目が眩んでしまう
そして、僕はその劣等感に縛られている
僕の理解の追い付かない感覚を持っている君は僕の感じ取れないものも感じ取ることができる。そして、そんな繊細な感覚を持ち合わせる君を非常に尊く、劣等感すら抱いてしまうようです。
I Love I Love 不恰好な結び目
I Love I Love 手探りで見つけて
I Love Your Love 解いて 絡まって
僕は繰り返してる 何度も
I LOVE... -Official髭男dism
I LOVE I LOVE 恰好が付かない二人のつながりを
I LOVE I LOVE 確かなものは何もない中で見つけだして
I LOVE Your Love 失くしそうになったり 絡まってしまったり
そんなことを僕は何度も繰り返してきた
感覚の全く違う二人が一緒にいるのは、周囲から見ると不自然に見えるかもしれない
僕の愛も、君の愛も見失ってしまいそうになったり、絡まり合ったりを繰り返して、試行錯誤しながら二人でいることを選び続けている様子がうかがえます。
レプリカばかりが飾られた銀河 カーテンで作られた暗闇
嘆く人も居ない 鼠色の街の中で I Loveその証を抱き締めて
I LOVE... -Official髭男dism
偽物で溢れる世界 理由もなく不安になる世界
声をあげる人もいない すさんだ街の中でI LOVE 僕は僕が見つけた証を抱きしめて
信じられるものの方が少ないこの世の中で、君が僕にとっていかに尊いかを感じることができます。
喜びも悲しみも句読点のない想いも
完全に分かち合うより 曖昧に悩みながらも 認め合えたなら
I LOVE... -Official髭男dism
喜びも悲しみも あふれ出る形容のしがたいそれぞれの想いも
完全に分かり合うよりも 曖昧に悩みながらも 認め合えたら
君と僕の違いはそのままに、お互いの感覚を尊重しながら、これからも一緒に過ごしたいという気持ちが表れていますね。
重なる愛の中 濁った感情の中 瞬きの僅かその合間に
君がくれたプレゼントはこの やけに優しい世界だ
イレギュラー
独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう こんなに大切な光に
普通の事だと とぼける君に言いかけた I Love その続きを贈らせて
I LOVE... -Official髭男dism
愛し合う中で 浮かない感情の中で 瞬きのような僅かな瞬間に
君ば僕にくれたプレゼントは やけに優しい世界だった
僕ひとりではきっと気づくことができなかったと思う こんな大切な光に
普通のことだよと君はとぼけているけれど、そんな君に何度もI LOVEと伝えかけていた その続きをいつか伝えられたらいいな
「独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう こんなに大切な光に」というところで、感覚の違いはそのままでいいと考えてはいるけれど、その違いのおかげで僕一人だと気づくことのできないことに気づかせてもらったと、またしても君の素晴らしさを実感します。
受け取り合う僕ら 名前もない夜が更けていく
I LOVE... -Official髭男dism
お互いに影響し合う僕たちの なんでもない夜が更けていく
僕たちは互いに影響し合うもので、そうやって人は生活を営んでいく。多様性を認め、互いに影響し合い生きていこうと君との出会いによる変化を通して思ったのでしょう。
まとめ
今回はOfficial髭男dismの「I LOVE...」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
いつの時代でも悩みの尽きない愛や、多様性というこれからの私たちの生活でも大切なテーマを歌う「I LOVE...」は、大切な人の顔を思い浮かべたり、自分のこれからの人生に思いを馳せたくなるような歌でした。
今後も当サイトではOfficial髭男dismを追って行くのでぜひチェックして見てください!