【Orangestar/アスノヨゾラ哨戒班】の歌詞の意味を徹底解釈 | キミノヨゾラ哨戒班の違いは?
編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19
アスノヨゾラ哨戒班という曲名の意味を考察
「アスノヨゾラ哨戒班」という曲名にはどんな意味が込められているのでしょうか?哨戒という聞きなれない言葉が出てきました。
哨戒とは「敵の攻撃に備えて見張りをすること」哨戒班とは、その見張りをする集団のこと。
つまり、この曲名「アスノヨゾラ哨戒班」をまっすぐな意味で捉えすならば、アスノヨゾラ=明日の夜空を警戒しているグループのことという意味になります。
もちろん、曲の中身を解釈していくと、新しい意味が見えてきます。
早速歌詞を解釈していきましょう。
アスノヨゾラ哨戒班の歌詞の意味を徹底解釈
1番
気分次第です僕は 敵を選んで戦う少年
叶えたい未来も無くて 夢に描かれるのを待ってた
そのくせ未来が怖くて 明日を嫌って過去に願って
もう如何どうしようも無くなって叫ぶんだ
明日よ明日よもう来ないでよって
ひいらぎの解釈僕は、気分次第に敵を選んで戦っている少年。
叶えたい未来なんてなくて、勝手に夢に描かれるのを待ってるだけ。
そのくせ未来は怖くて、明日は嫌って、過去に縋って
もうどうしようもなくなって叫んだんだ
明日なんてもう来ないでくれよって
この曲の主人公「僕」は戦場で戦っている少年です。
戦ってるといっても、敵を選んで、自分の戦いたい相手だけと戦っています。
ここでいう戦いたい相手というのは、自分が苦労せず勝てる相手なのでしょう。
つまり、勝てる相手だけを選んで、自分勝手に戦っているだけなのです。
未来に希望なんて持てなくて、ただただ誰かが描いてくれる夢を待ってるだけ。
その待ってる間も、自分の勝てる戦しかしない、そんな臆病者の自分を歌っているようです。
誰かに夢を描いてもらいたいなんて思いながらも、その未来は怖い。
これだけ自分を臆病だと思っているのですから、仕方ありません。
そんな自分を変えることもできずに、どうすることもできず、
明日なんて来ないでくれと叫んでいます。
この曲はこんな未来を疎みまくっている主人公を巡る曲なのです。
そんな僕を置いて 月は沈み陽は昇る
けどその夜は違ったんだ 君は僕の手を
ひいらぎの解釈そんな未来よ来ないでくれと願っている僕なんか置いて
月が沈み、日が昇り、”明日”はきてしまう
だけど、その夜はいつもと違っていた。
君が僕の手を取っていったんだ。
先ほど、僕は明日を嫌っていました。
明日なんか来ないでくれよと願っています。
それでも、明日が来ないことなんてあるわけがなく、いつものように明日はきてしまうのです。
だけど、ここで新しい登場人物:君が現れます。
僕は普段1人で夜明けを迎えていたのでしょう。しかし、その夜はいつもと違って、君が現れた。
そして、君は僕の手を取ったのです。
空へ舞う 世界の彼方 闇を照らす魁星
「君と僕もさ、また明日へ向かっていこう」
夢で終わってしまうのならば 昨日を変えさせて
なんて言わないから また明日も君とこうやって 笑わせて
ひいらぎの解釈世界の彼方の空を舞う、空には闇を照らす一番星が輝いている
僕は言う「君と僕も、また明日へ向かって生きていこう」
夢で終わってしまうなら、辛かった昨日を変えたい
そんなこと言わないから、また明日も君とこんな風に笑いたい
魁星とは北斗七星の第1星から第4星、北斗七星を柄杓になぞらえた時、水を汲み取る部分の星々のことを言います。
それ以外にも試験で一番を取った人という意味もあります。
ただここでは、闇の中で光り輝く一番星、のような意味合いで使われているのではないでしょうか。
僕はいつも通りの日常から急に君がやってきたことから、明日へ向かって生きていきたいと話します。
それまで過去に縋って生きるしかなかった僕が、明日、つまり未来へ向けての希望を見せるのです。
どうしようもなくいきていた昨日を変えたい、なんてそんな無理なことは言わない。
だから未来は君と一緒に笑いあって生きてみたい
君に出会ったことで、こんな風に心変わりがあったのでしょう。
2番
あれから世界は変わったって 本気で思ったって
期待したって変えようとしたって 未来は残酷で
それでもいつだって君と見ていた 世界は本当に綺麗だった
忘れてないさ 思い出せるように仕舞ってるの
ひいらぎの解釈
君と出会ってから世界は変わったって、本気でそう思っていた
期待したって変えようとしたって、期待した未来は残酷で
それでもいつだって君と見ていた世界は本当に綺麗だった
その綺麗さは忘れてなんていないよ、いつでも思い出せるように仕舞ってるだけ
僕は君と出会ってからの世界は変わったと本気で思っていました。
それまでの希望の見えない未来から、君と見る素晴らしい世界に変わったと。
しかし未来は冷酷にも残酷で。期待したってそんな簡単に世界が変わるわけもなくて。
君と出会ってからの世界もこれまで同様酷いものだったのでしょう。
それでも君と見ていた世界は綺麗なままでした。
それは君と一緒に見ていたから。君が隣にいたからです。
忘れることなんてなくて、僕にとって大事な思い出として心の中に仕舞っています。
きっと僕に取って、君と見た景色は掛け替えのないものなのでしょう。
君がいてもいなくても翔べるなんて妄想
独りじゃ歩くことさえ僕はしないまま藍色の風に吐いた幻想
壊してくれって願って踠もがいたって
願ったんなら叶えてしまえやって
Eh... 君は言って
ひいらぎの解釈君がいてもいなくても翔べるなんて妄想だよ
君がいない、独りの状態では、僕は歩くことさえしないままで
孤独な風に君と一緒だったらと吐いた妄想だったんだ
君もいないこんな世界なら僕を壊してくれと願って、腕をもがいてしまったってできるわけもなくて
願ったなら叶えて仕舞えばいいのに、なんて君は僕に言ったんだ
僕は君と一緒に翔ぶことを知ってしまい、独りで翔ぶ怖さを知ってしましました。
君がいなくたって、思い出さえあれば翔ぶことができると思っていましたが、そんなことはあるはずもなく。
君がいなくなってしまい、独りになった僕は歩くことさえできないままで、
独りでなんでもできるなんて、孤独で潰れそうになった僕の吐いた妄想だったと気づいてしまいます。
独りの辛さに気づいてしまった僕は、君がいないようなこんな世界なら、僕を壊してしまって欲しいと。
もう何もできないなら、腕をもがいてしまって欲しいと願います。
でもそんなこともできるわけがなく、独りで進むことを選んでしまうのでした。
そんな願いを聞いた君は、「願ったんだったら叶えればいいのに」
なんて、涼しい顔で僕に語りかけます。
また明日の夜に 逢いに行こうと思うが
どうかな君はいないかな
それでもいつまでも僕ら一つだから
またね Sky Arrow 笑ってよう
未来を少しでも君といたいから叫ぼう
ひいらぎの解釈また明日の夜にでも会いに行ってみようかななんて思うけど、
やっぱり君はいないのかな
それでも、君がいなくなっても僕と君はずっと一つだから
笑っていよう
未来を君といたいと願うから、未来に向かって叫ぼう
先ほどの歌詞の中で、君は僕に向かって、壊れてしまいたいならそうすればいいのにと声をかけます。
しかし僕は、まだ君がいるかもしれないこの世界なら生きてみようと決意します。
僕は明日の夜にでも君に会いに行ってみようと思っています。
君はいないかもしれないと思いながら。
それでも僕は君と一緒だから笑って翔んでいよう、と。
独りで翔ぶことの恐怖を克服したのでした。
未来は君といたいと願って、未来に希望を持っているのです。
この曲の中で、主人公:僕は君というかけがえのない相手に出会って、別れて、それでもその思い出を胸に未来に希望を持つようになりました。
アスノヨゾラ哨戒班とは、君を見つけるためにアスノヨゾラ=未来を見て回るということなのではないでしょうか?