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【BUMP OF CHICKEN/Aurora】の歌詞の意味を徹底解釈 | グッドワイフ主題歌の神秘的な雰囲気の曲を考察する!

編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19

目次
Auroraという曲名の意味を考察
Auroraの歌詞の意味を徹底解釈
1番
2番
3番
まとめ

Auroraという曲名の意味を考察

Aurora(オーロラ)とは北極や南極付近の空中に見られる大気の発光現象のことで極光とも呼ばれています。

オーロラという名前はローマ神話の暁の女神である「アウロラ」に由来しているといわれており、「空にかかる七色のカーテン」などとも表現されているとても美しい現象です。

特に日本ではオーロラは「神秘的な景色」の代表のように扱われており、その輝きや色彩、揺れ動いているように見えるのが今回の楽曲の中で歌われている人間の喜びや不安などの「心の葛藤」を表現しているのではないかと解釈することができると思います。


Auroraの歌詞の意味を徹底解釈

1番

もうきっと多分大丈夫 どこが痛いか分かったからね
自分で涙拾えたら いつか魔法に変えられる
BUMP OF CHICKEN -Aurora
解釈

もうきっと大丈夫だよ、君が痛がっている原因がわかったから。
君が流した涙を自分で拾うことで、まるで魔法のように自分の力に変えることができる。

「君」すなわちこの曲を聴いている人たちに向けてBUMPのメンバーたちが「もうきっと大丈夫だよ」と語り掛けているのだと考えられます。

誰にでも不安に思ったり、焦ったりして「心」が痛がっている時があると思います。

そんな時に「もうきっと多分大丈夫」という優しい言葉や、

「どこが痛いか分かったからね」という言葉から想像できると思います。

そして、「自分で涙拾えたら」という言葉は自分自身で辛い状況を乗り越えることを意味していると考えられます。

乗り越えられた時は、「その経験は魔法のように君の力に力になる」と伝えているのだと感じました。


ほんの少し忘れていたね とても長かった ほんの少し
お日様がない時は クレヨンで世界に創り出したでしょう
BUMP OF CHICKEN -Aurora
解釈

ほんの少しの間忘れていたんだね。とても長かったようでほんの少しの間だったけれど。
お日様が出ていなかった時は「クレヨン」で世界を創り出せていたのに。

「お日様(希望)があることを忘れてしまっていたんだね」と語り掛けられているように感じる歌詞です。

忘れてしまっていた期間は、長く感じていたかもしれないけれど「君」の人生の時間からすればとても少ない時間だったんだよと励まされるように感じます。

小さい子供のころは「希望」無くなってしまった時でも、自分の力で新しい希望を見つけることが出来ていたじゃないかと「君」を鼓舞しています。


正義の味方には見つけて貰えなかった類
探しに行かなくちゃ 呼び合い続けた あの声だよ
BUMP OF CHICKEN -Aurora
解釈

「正義の味方」には見つけてもらえなかったけれど、
探しに行かなくちゃいけないんだ。
呼び合い続けていた「君」自身を。

「正義の味方」とは悪者を倒してくれる人のことで、「君」にとっての「正義の味方」とは親や教師など頼りたかった大人の事だと考えられます。

不安で辛くて誰かに助けてほしいと思っていても、親や教師などの大人たちには気付いて貰うことが出来なかった過去があったのだと思います。

「探しに行かなくちゃ」という言葉から、助けてくれた大人はいなかったけれど、自分で自分を認めてあげることが助ける事になるからと言い聞かせているように感じます。


溜め息にもなれなかった 名前さえ持たない思いが
心の一番奥の方 爪を立てて 堪えていたんだ
触れて確かめられたら 形と音が分かるよ
伝えたい言葉はいつだって そうやって見つけてきた
BUMP OF CHICKEN -Aurora
解釈

溜め息としても吐き出すことが出来なかった、名前も付けられないくらい些細な感情が
心の一番奥の方で心に爪を立てて堪えていたんだ。
もしも、それらの感情に直接触れて確かめることが出来たなら
名前が付いていない感情の形や音がわかるよ。
相手に伝えたい感情は、そうやって言葉にしてきたんだ。

溜め息として吐き出すことも出来ないくらいに小さな感情もあると思います。

不安や焦り、後悔、怒りなど1つ1つは小さくて気にならないくらいの思いでもいつまでも心の中に溜まり続けています。

そして、心の奥に溜まり続けた小さな感情たちは自分自身に爪を立てながら耐えているのです。

もしも溜まり続けた小さな感情たちとしっかり向き合うことが出来たなら、名前を付けられなかった感情たちの形や音を知ることが出来るのです。

そうして知ることが出来た感情たちは、きちんと誰かに伝えることが出来る言葉へと変化させると考えることが出来ます。


2番

振り返れば途切れずに 歪な線を描く足跡
悲しいくらい分かりやすく いつもここに向けて伸びる
BUMP OF CHICKEN -Aurora
解釈

これまで歩んできた足跡を振り返って見てみると歪な線を描いている。
悲しいくらいに分かりやすくいつも自分の足元に向かって伸びている。

これまでに生きてきた軌跡を振り返って見てみると、曲がったり、真っ直ぐ進んでいたり歪だけれどしっかりと刻まれています。

その軌跡を否定してみたくなったとしても、悲しいくなるくらいにハッキリと自分の足元へと向かって伸びているのです。


大切にするのは下手でも 大切だって事は分かっている
せめてその白い手紙が 正しく届きますように
BUMP OF CHICKEN -Aurora
解釈

大切にするのは下手だとしても、大切だということはわかっている。
せめてその真っ白な感情がきちんと相手に届きますように。

「大切」にするという行為を行動で示すことが下手でも、「大切だって事は分かっている」という歌詞からきちんと「大切なもの」をきちんと理解することは出来るのだと考えられます。

「白い手紙」は「名前が付いた感情」の事だと解釈することが出来ると思います。

そして、その「名前が付いた感情」が「正しく届きますように」と言っていることから自分の考えや感情を誤解されたくないと思っているのだと考えられます。


考え過ぎじゃないよ そういう闇の中にいて
勇気の眼差しで 次の足場を探しているだけ
BUMP OF CHICKEN -Aurora
解釈

君は「考え過ぎなんかじゃないんだよ」そういう闇の中にいるから。
勇気を持って次に進むために必要なことをしているんだ。

「相手に誤解されたくない」と思うことは「君の考え過ぎなんかではないよ」と言ってもらえているような気がしてきます。

そういった悩みを抱えていたり、迷っていることは勇気があることで次に進むために必要なことをしているんだと背中を押してもらえているように感じます。


解き放て あなたの声で 光る羽根与えた思いを
その足が向かうべき先へ そうしなきゃ見えなかった未来へ
諦めなかった事を 誰よりも知っているのは
羽ばたいた言葉のひとつひとつ 必ず届きますように
BUMP OF CHICKEN -Aurora
解釈

あなたの声で「名前が付いた思い」を解き放つんだ。
「名前」が付いたことで見えた未来へ進んでいく。
諦めなかった事を誰よりも知っているのは
他でもないあなたが「名前」を付けた数々の言葉。
伝えたい相手に必ず正しく届きますように。

あなたの声で解き放った「名前が付いた感情」があなたを向かうべき未来へ踏み出す勇気をくれたのだと考えることが出来ると思います。

そして、あなたが諦めなかった事を誰よりも知っているのは、あなたが向き合って「名前」が付いた数々の感情たちに他ならないのです。

「名前の付いた感情たち」は言葉として相手に必ず、思っていることが正しく伝わるようにという希望が託されているのだと感じました。


3番

もう一度 もう一度 クレヨンで 好きなように
もう一度 さあどうぞ 好きな色で 透明に
もう一度 もう一度 クレヨンで この世界に
今こそ さあどうぞ 魔法に変えられる
BUMP OF CHICKEN -Aurora
解釈

もう一度「クレヨン」で好きなように
好きなようにこの世界を魔法に変えられる。

もう一度「クレヨン」でこの世界を自由に変えることが出来る、辛いことも好きな色で消すことが出来ると「透明」という言葉が表しているのだと思います。


ああ、なぜ、どうして、と繰り返して それでも続けてきただろう
心の一番奥の方 涙は炎 向き合う時が来た
触れて確かめられたら 形と音をくれるよ
あなたの言葉がいつだって あなたを探してきた

そうやって見つけてきた
BUMP OF CHICKEN -Aurora
解釈

「なぜ」や「どうして」を何度も繰り返してそれでも続けてきたのでしょう。
心の中の一番奥にある悲しみの炎と向き合う時が来た。
触れて確かめることが出来たなら形と音がわかるよ。
いつだってあなた自身の言葉があなたをそうやって見つけてきたのだから。

「なぜ」や「どうして」を何度も繰り返し続けてきて、ついに心の中にある一番深い悲しみと向かい合い「名前」を付ける時が来たのだと考えられます。

あなたならその一番深い悲しみに「名前」を付けて、自分自身を探し、見つけることが出来ると応援されていると感じます。


まとめ

悩みがあったり、大事な決断を迫られたりしている人にとってはこの楽曲はとても勇気を与えてくれる応援歌ではないでしょうか。

どんなに不安であっても自分自身の感情から目を背けてはいけないし、きちんと向き合うことで新しい未来に進むことも出来るんだと感じました。

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