【backnumber/オールドファッション】の歌詞の意味を徹底解釈 | 大恋愛~僕を忘れる君との主題歌の歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19
オールドファッションという曲名の意味を考察
「オールドファッション」と聞くと、多くの方がドーナツを思い浮かべるのではないでしょうか。
「オールドファッション」という言葉の意味としては、流行遅れ、時代遅れ、旧式などという意味がありますが、歌詞を見てもこれらに一致する部分は見当たりません。歌詞にもドーナツという言葉が出てくるので、有名なミスタードーナツのことを指しているのだと考えられます。
以上のことからこれが曲名になっている理由は、ミスタードーナツに昔からあるシンプルで定番のオールドファッションと、彼女への愛を単純に歌っていることをかけているためだと思われます。
オールドファッションの歌詞の意味を徹底解釈
1番
よく晴れた空に 雪が降るような
ああ そう 多分そんな感じだ
変な例えだね 僕もそう思うよ
だけど君はそんな感じだ
ひいらぎの解釈よく晴れた空に雪が降っている、たぶん君はそんな感じだ。
「変なたとえだね」(と彼女が言う)僕も変だと思うよ、だけど君はそんな感じだよ
歌詞に「よく晴れた空に雪が降るような」とありますが、晴れた日の雪というのは、めったにないこと、珍しいことをたとえています。ここでの雪は、積もるような雪ではなく、風情のあるちらつく程度の雪のことであると考えます。
彼女が「変なたとえだね」と言いますが、彼はそれがいちばんしっくりくるたとえだと思っています。
一体どこから話せば
君という素敵な生き物の素敵さが
いま2回出た素敵はわざとだからね
どうでもいいか
ひいらぎの解釈一体どこから話したら、君という素敵な生き物の素敵さが伝わるんだろう。今2回出た「素敵」はわざとだからね。そんなの君にとってはどうでもいいか。
ここで注目したのが「いま2回出た素敵はわざとだからね」という、わざと2回「素敵」を使った意味についてです。これは、彼女が自分にとってこの上なく素敵な女性であることを伝えたいが故に素敵と2回言ったのだと思います。
冗談を言いながら笑い合う2人が想像できます。
単純な事なんだきっと
比べるまでもないよ
僕に足りないものを全部
君が持ち合わせていたんだ
悲しくなるくらい
ああ それを今数えてた所だよ
ひいらぎの解釈君を好きになった理由なんてきっと単純なことなんだ、比べるまでもなく、僕に足りない物を全部君が持っていたんだ。それは悲しくなるくらいで、それを今数えていた所なんだ。
サビの部分では、彼女を好きになった理由は単純明快で、数え切れないくらいたくさんある彼女の素敵な部分に惹かれただけなんだという歌詞になっています。
彼女の隣にいると、悲しくなる、つまり自分が嫌になってしまうくらい、僕(主人公)にとって彼女は素敵な存在であるということを言っています。
不安とか迷いでできている
僕の胸の細胞を
出来るなら君と取り替えて欲しかった
花は風を待って
月が夜を照らすのと同じように
僕に君なんだ
ひいらぎの解釈不安や迷いで出来ている僕の胸の細胞を、できるならば君と取り替えてほしかったよ。君という存在は、花が風を待って、月が夜を照らすのと同じように当たり前の物なんだ。
「僕の胸の細胞を君と取り替えてほしかった」という歌詞から、自分はどうなってもいいから君だけは救って欲しいというシンプルで真っすぐな彼女への想いと、「できるならば」というできない現実の切なさが歌われています。
「花は風を待って月が夜を照らす」というのは、当たり前のことのたとえとして取り上げられていると考えます。
2番
デコボコしてても 並んで歩けば
この道がいいと思った
ひいらぎの解釈でこぼこしている道でも、君(彼女)と並んで歩けばこの道が良いと思えた
これからどんな試練(でこぼこしている道)が待ち受けていても、君(彼女)と並んで歩けるならば、主人公(僕)にとっては良い道だと思えるという意味です。
主人公(僕)の彼女に対する誓いが込められているように思います。
お祝いしようって君が
なんにも無い日に言い出すのは決まって
僕がバレないように落ち込んだ時だ
不甲斐ないね
ひいらぎの解釈お祝いしようって何にもない日に君が言い出すのは、きまって僕が君にばれないようにしていたけれど落ち込んでいたときだ。気づかれていたなんてふがいないなあ。
彼女は主人公(僕)がばれないように落ち込んでいても、雰囲気で気づいて元気が出るようにと「お祝いしよう」と急に言い出します。
気づかれた僕は彼女が自分のことをわかってくれているうれしさと同時にとても不甲斐ない気持ちでいることを示しています。
肝心な所はいつも
少し君の真似をして
はずれでも優しい答えが出せるように
鳥は春を歌って
いつだってそれに気付いてる君に
僕はなりたかった
ひいらぎの解釈肝心なところではいつも少し君のまねをして、はずれであっても優しい答えが出せれば良いと思った。鳥は春を歌っている。いつでもそれに気づいている君(のよう)に僕はなりたかったんだ。
彼女の真似をしているときも、それが上手くいかない時も彼女は気づいており、そんな彼女に主人公(僕)は憧れています。
「君に僕はなりたかった」から、彼女に対する尊敬心が読み取れます。
僕と見た街は夜空は
どう映っていたんだろう
君は後悔していないかな
ねぇちょっと
そんなのどうだっていいの
ドーナツ買って来てよって
君なら ああ そう言うだろうな
ひいらぎの解釈僕とみた街、夜空は君の目にどう映っていたのだろう。君は後悔していないかな。「ねえちょっとそんなのどうだっていいのドーナツ買ってきてよ」って君なら言うだろうな。
ここでタイトルの「オールドファッション」を表すドーナツが出てきます。
2人で見た街の夜空を彼女は綺麗だと感じたのか、相手が自分だったことを後悔してないのかと、気持ちを確かめようとしていますが、その悩みを伝えても、彼女は「そんなのどうだっていいのドーナツを買ってきて」と僕に求めるだろうと、主人公(僕)は推測しています。
単純な事なんだきっと
誰がなんと言おうと
どれだけの時間が命が巡ったとしても
風は花を探して
夜と月が呼び合うのと同じように
君には僕なんだ
ひいらぎの解釈僕が君を好きになった理由なんてきっと単純なことなんだ。誰がなんと言おうとも、どれだけ時間が経ったとしても(生まれ変わったとしても)、風が花を探して夜と月が呼び合うのと同じように、君には僕がいるんだ。
ここでもう一度主人公が彼女を好きになったのは単純な理由なのだと言います。
ふたりに何があろうと、ふたりの間に生まれた愛はシンプルで、永遠だと言うことを表しています。
La fin...