【sumika/イコール】の歌詞の意味を徹底解釈 | sumikaが描く理想と現実
編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19
イコールという曲名の意味を考察
イコールとはどういう意味でしょうか。
イコールとは「=」とも表せますが、この記号はみなさんが知っている通り、二つの事象が同じことを表す記号です。
曲名だけでは、何が同じなのかわからないので、歌詞を少し見てみましょう。
描いた理想と現在(いま)
繋ぐよ イコールで
この曲のラストの歌詞です。この歌詞の通り、描いた理想と現在がイコールになっているようです。
では、理想とは何なのか。歌詞を詳しく見ていきましょう。
イコールの歌詞の意味を徹底解釈
1番
描いた理想の自分とは
かけ離れた現在(いま)と
にらめっこして笑っている
ごまかし隠す 春の日に
解釈
幼い頃描いていた理想の自分とはかけ離れてしまっている今の自分。
そんな自分を見てごまかして過ごす春の日。
春といえば、新しい環境がスタートして、ウキウキする季節ですよね。また、気候も暖かくなってきて肉体的にも活動しやすくなる時期です。
そんな気分が向上している中で、今の自分が理想とかけ離れていると気づいていながらも気づいていないふりをしている主人公(=自分)。ここからどんなストーリーを紡いでいくのでしょうか。続きを見て行きましょう。
南風で 髪がなびく
あの子の横顔に
苦笑いやめ誓ってやる
今年の夏の日は
解釈南風で髪がなびいている大好きなあの子をただ見ているだけはもうやめる。今年の夏こそは誓って告白するぞ。
ただ見ていることしかできない高嶺の花のあの子。今まではただ見ているだけだったけれど今年の夏までには絶対に告白するぞ!と意気込んでいる主人公が目に浮かびますね。
ただ、前の歌詞でも歌われていた通り、まだ理想とかけ離れていると感じている主人公ですから、「今年の夏までには絶対に告白するぞ!」という決意の裏に、「理想の自分に近づけてやる!」という思いがあるのかもしれませんね。
音より 光より
真っ直ぐに 早く届けと願う
気持ちが あるなら
笑ってごまかしていないで
自分の心に手当ててみるんだ
解釈
音速。いや、光速よりも速くまっすぐにこの想いが届けばいいのにと思う。
もし好きなら笑って誤魔化さないで、もう一度自分と向き合うんだ。
相手に伝えたい想いがあるなら、光速よりも速くまっすぐにこの想いが届けばいいのにと願って、笑ってごまかしているだけでは伝わりません。
もし、あなたが伝えたい想いがあってまだ伝えられていないなら、この歌の主人公のように、一度自分と向き合ってみることが重要かもしれませんね。
Stand By Me そばにいて
今タッチしよう 止まらない鼓動
抱いていた感情ごと抱きしめよう
Stand By Me そばにいて
今ミックスしよう 素直と理想を
抱いていた感情ごとキスをして
解釈
私のそばにいて。力になって。
今君に触れよう。止まらない心臓の音。
今まで抱いていた感情ごと君を抱きしめて。
私のそばにいて。力になって。
素直と理想をミックスしてこの感情ごとキスをしよう。
Stand By Meとは直訳すると「私の隣に立ってください」となりますが、他にも「わたしのそばにいて」や、「私の力になってください」というような意味があります。
ここでは、Stand By Meの後に「そばにいて」という歌詞があるので、「私の力になって」と解釈しています。
2番
痛い痛いのは飛んで行かない
幼きまやかしさ
痛い痛いがちゃんと分かってから
また一つ始まるね
解釈
「痛いの痛いの飛んでいけ」なんていたって痛いのなんか飛んでいかない。
幼い時は騙されていたんだ。
「痛み」がちゃんとわかったら大人になったということなのかもしれない。
幼い頃は他人の「痛み」というものは想像すらできないものです。
自分の「痛み」だけでなく、他人の「痛み」までわかるようになったら、一歩大人に近づけたと言えるのかもしれませんね。
傷つき 悲しみ
真っ当に 泣いて喜んでみたい
その時 傍で
なびかせた髪の香り纏った
笑顔にふさわしくありたい
解釈
傷ついて、悲しんで。
成功したら真っ当に喜んでみたい。
その時、そばで大切な君の笑顔にふさわしくありたい。
傷つき、悲しみ、いろんな感情を味わいながら人は成長していきます。
そして、いろんな感情を味わいながら成長したからこそ、成功した時に喜びを感じられるかもしれませんね。
主人公は、そんな、成功の時の喜びを大切な「君」と分かち合いたいと思っているようです。
Stand By Me そばにいて
ディスプレイ越しの温度じゃ足りないよ
抱いていた感情ごとマッチして
Stand By Me そばにいて
スクロールしよう僕らの一瞬を
抱いていた感情全部持って行こう
夏の夜空に
解釈
私のそばにいて。力になって。
SNS上で感じる君の温度だけじゃ足りないよ。
抱いていた感情ごとマッチして
私のそばにいて。力になって。
僕らの一瞬の人生を進んでいこう。
抱いていた感情全部持って夏の夜空に行こう。
SNSでただメッセージを送りあっていても、主人公は満たされないようですね。
本気で好きならそうなってしまうのかもしれません。
もし、この記事を見ている方が好きな人とSNSでメッセージを送りあっているだけで満足しているのなら、勇気を出して一歩踏み出して遊びに誘ってみるのもいいかもしれませんね。
降り出した雨と強い風
傘を守るように身を丸めていた
守るべきものは傘ではないから
捨ててその目を開ければいい
雨を飲め 風に乗れ
解釈
降り出した雨と強い風。
強風で傘が折れないように自分の身を丸めていた。
でも、守るべきものは傘じゃないんだから捨ててしまえばいい。
雨を受け入れて風に乗るんだ。
人生、生きていれば激しい雨のように困難が降りかかってきます。そして、その困難を避けるように、傘をさすこともあるでしょう。
しかし、困難をいつまでもさけていては人は成長できません。
いつまでも嫌なことから目を背けていないで、前を向くことが大切なのかもしれませんね。
Stand By Me そばにいて
雨のち晴れのち雨だって
抱いていた感情全部持って行こう
Stand By Me そばにいて
一切合切をつくろわないよ
抱いていた感情バレたっていいよ
欲張って言うよ
解釈
私のそばにいて。力になって。
雨でも晴れでも抱いていた感情を忘れないようにしよう。
私のそばにいて。力になって。
一切偽りの自分は作らないよ。
抱いている感情がバレたっていいよ。
頑張って想いを伝えよう。
主人公があの子に告白を決意するような歌詞になっていますね。
「一切偽りの自分は作らない」という歌詞からは、ありのままの自分を受け入れて欲しいという主人公の強い想いが、ひしひしと感じられますね。