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【164/天ノ弱】の歌詞の意味を徹底解釈 | 弱虫な彼女が歌う悲痛の叫びとは

編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19

目次
天ノ弱という曲名の意味を考察
天ノ弱の歌詞の意味を徹底解釈
1番
2番

天ノ弱という曲名の意味を考察

『天ノ弱』は別れた女性への未練と、素直になれない自分への葛藤が描かれています。

あまのじゃくは通常なら“天邪鬼”と書きますが、今回は「弱い」という文字が使用されていることから、男性の心の弱さに焦点があてられています

この曲で描かれている二人の関係は、珍しいものでもなんでもなく、世の中によく溢れた男女の終わり方ですので、この曲の主人公に共感される方も多いように思います。

男女関係なく、天邪鬼な方にはどこか訴えるものがあるかと思いますので、ぜひ悲しい恋のお供に『天ノ弱』を聴いてみてはいかがでしょうか?


天ノ弱の歌詞の意味を徹底解釈

1番

僕がずっと前から思ってる事を話そうか
友達に戻れたらこれ以上はもう望まないさ
君がそれでいいなら僕だってそれで構わないさ
嘘つきの僕が吐いた はんたいことばの愛のうた
164 -天ノ弱

解釈僕がずっと前から思ってる事を話そう
友達に戻れたらこれ以上はもう望まない
君がそれでいいなら僕だってそれで構わないさ
嘘つきの僕が吐いた 強がりな嘘

主人公は愛する人と、現在別れてしまっているようです。

しかも、友達に戻れたらそれ以上はもう望まないとまで思っています。

このことから、現在主人公と主人公の想う女性は、”友達以下の関係”になってしまっていると(主人公は)思っています。主人公はまだ女性のことを大切に思っていて、女性が幸せならそれで構わないと思う反面、やはりもう一度復縁したいと考えています。

主人公は二人の終わり方についても、天邪鬼な性格から思っていもいない強がりや嘘を言ってしまったことに後悔しています。


今日はこっちの地方はどしゃぶりの晴天でした
昨日もずっと暇で一日満喫してました
別に君のことなんて考えてなんかいないさ
いやでもちょっと本当は考えてたかもなんて
164 -天ノ弱

解釈今日は(主人公の住む)地方はどしゃぶりの晴天でした
昨日もずっと暇で一日満喫してました
別に君のことなんて考えてなんかいないさ
いやでもちょっと本当は考えてたかもしれない

主人公と女性は異なる地域に住んでいて、付き合っていた頃は遠距離恋愛だったのかもしれませんね。

別れてから主人公は前を向こうといろいろやってみますが、やはり彼女のことが頭から離れません。しかしここにきても尚、「彼女が忘れられない」という本心に嘘をつく主人公ですが、少しづつ本音を垣間見せるようになります。

 

メリーゴーランドみたいに回る
僕の頭ん中はもうグルグルさ
164 -天ノ弱

解釈僕の頭の中はメリーゴーランドみたいにグルグル回っている

彼女との幸せだった日々、後悔、寂しさ、悲しさ、いろいろな感情が主人公の脳内を駆け巡ります。

 

この両手から零れそうなほど
君に貰った愛はどこに捨てよう?
限りのある消耗品なんて僕は
要らないよ
164 -天ノ弱

解釈この両手から零れそうなほど
君に貰った愛はどこに捨てよう?
期限付きの君からの愛なんて僕はいらないよ

付き合っていたとき、主人公は彼女からたくさんの愛をもらっていました。別れた今、そんな彼女とのあたたかい思い出の数々や、彼女のくれた愛情そのものは、いったいどうやって忘れたらいいのだと苦しみます。


2番

僕がずっと前から思ってる事を話そうか
姿は見えないのに言葉だけ見えちゃってるんだ
僕が知らないことがあるだけで気が狂いそうだ
ぶら下がった感情が 綺麗なのか汚いのか
僕にはまだわからず捨てる宛てもないんだ
164 -天ノ弱

解釈僕がずっと前から思ってる事を話そうか
姿は見えないのに言葉だけ見えてしまっているんだ
君について僕が知らないことがあるだけで気が狂いそうだ
僕のこの感情は綺麗なのか汚いのかわからない
この感情をどう処理したらいいのかわからないんだ

別れた今、彼女が自分の知らないところで知らない人々と笑っているかもしれないことが苦しくてしょうがない主人公ですが、その感情が果たして嫉妬なのか、彼女を愛おしく思うが故の気持ちなのか、分かりかねています。

また自身を苦しめる感情の正体がわからずいるので、解決しようにもどうしたらいいのか、さらに苦しい毎日を送ることになってしまっています。


言葉の裏の裏が見えるまで待つからさ
待つくらいならいいじゃないか
164 -天ノ弱

解釈言葉の本当の意味(気持ち)が見えるまで待つから
待つくらいならいいじゃないか

別れのときに話した言葉の本当の意味がわかるまで、主人公は待ち続けるといいます。

その言葉は彼女の発した言葉なのか、主人公自身の天邪鬼な自分を乗り越えたその先に見える本当の気持ちなのか、どちらとも捉えることができます。今回の出来事で、主人公自身も、「素直にならなくてはいけない」という課題が与えられているように思えます。


進む君 と 止まった僕の
縮まらない隙を何で埋めよう?
まだ素直に言葉に出来ない僕は
天性の弱虫さ
164 -天ノ弱

解釈前へ進む君と立ち止まった僕の
縮まらない隙を何で埋めよう?
まだ素直に言葉に出来ない僕は
天性の弱虫さ

前を向き新しい未来へ歩き始めた女性と反対に、主人公は別れを引きずり動けずにいます。

この距離は縮まることなく、むしろ開く一方です。素直に彼女に復縁を望む言葉や謝罪・愛の言葉など、主人公の本当の気持ちを言葉にできるまではずっとこのままだとわかっています。

しかし、主人この天性の天邪鬼がそのことを邪魔します。

 

この両手から零れそうなほど
君に渡す愛を誰に譲ろう?
そんなんどこにも宛てがあるわけないだろ


まだ待つよ

もういいかい

164 -天ノ弱

解釈この両手から零れそうなほどの
君への愛を誰に譲ったらいいのだろう
そんなの誰も譲れそうな人は見当たらない

まだ待つよ

もういいかい

いつか彼女にもらったような、両手から溢れてしまいそうなほどの愛情を感じる主人公は、ほんの少しずつでも自身の天邪鬼に打ち勝っているようにも思えます。

その愛情の向ける先は、他でもない彼女しかいません。主人公は、ずっと彼女が自分の元に戻ってきてくれることを待ちます。

まるで長い時間をかけて天の川を超えてくるのをひたすら待つ織姫・彦星のようですね。

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