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【マカロニえんぴつ/レモンパイ】の歌詞の意味を徹底解釈 | レモンのような甘酸っぱい恋愛が歌われた歌詞!

編集: ひいらぎ 最終更新:
目次

レモンパイという曲名の意味を考察

①レモンパイとはどのようなお菓子か?

レモンパイは洋菓子の一種です。レモンクリームやレモンの果汁などが入ったカスタードクリームを、皿状の型に敷いたパイ生地の中に詰めて焼いたものです。

②ボーカルはっとりさんにとってのレモンパイとは?

はっとりさんの過去のインタビューでは、恋愛の苦い経験や別れを味わったからこそ理解できる、過去を思い返したときにキュンとなる感覚を表現したかったと話しています。

辛い経験をしたからこそ、新しい出会いがあってもなかなか踏み込んでいく勇気が持てない感じを曲に込めたかったのだそうです。

少し驚いたことですが、はっとりさんは実は一度もレモンパイを食べたことがありませんでした。曲がある程度作られてきたときに、甘酸っぱい感じの曲だからと仮で付けたタイトルが「レモンパイ」でした。

まとめ

レモンの酸味とクリームの甘さが混ざったような、甘酸っぱくてキュンとする恋愛の味。それは、初恋のような甘さではありません。

辛い経験をしたからこそ酸いも甘いも分かるというような、過去の経験から次に踏み込む勇気が持てない、心に迷いのある恋愛の曲と言えるでしょう。

レモンパイの歌詞の意味を徹底解釈

1番

ふざけ切って我に返る
鶴は千年、馬鹿は残念
安らかなロクデナシの午後だ
どうせ何百回も会いに行く支度する
マカロニえんぴつ -レモンパイ
解釈

浮かれて騒いで、ふと現実に呼び戻されてみると
おめでたい気分なのも束の間、ただはしゃいでいただけの自分を恥じる
何もすることがないだらだらした昼下がりだな
恋の相手に会いに行くための身支度を、鏡の前で何度も繰り返している

一人ではしゃいでいる最中ではなく、ひと段落してふと我に返ったときから始まる歌詞。新しい恋に気持ちが浮かれていながらも、そんな自分にどこか気恥ずかしさを感じています。

「鶴は千年、亀は万年」という長寿を祝う縁起のいいことわざを、「馬鹿は残念」とアレンジしているのが面白いですね。

ずっとこの恋が続けばいいのになと思いながらも、そんな馬鹿みたいな夢見心地の理想をいつまでも抱えていられようかと途中から思い直しているかのようです。

「何百回も会いに行く支度する」というぐらいに、主人公にとって今回は気合いの入った恋愛なのかもしれません。


迷惑だったりする?
マカロニえんぴつ -レモンパイ
解釈

君は、僕の気持ちの重さにうんざりしたりしないかな?

前のパートからの続きで、大事な相手に会うために張り切って準備をしている主人公ですが、考えすぎて逆に嫌われてしまうことはないだろうか?と不安になっています。


ふざけ合って家に帰る
僕はまだちゃんと君をしらない
これ恋かもね、そうだとしたらどうなんだ
きっと神さまだって気付いていないのです
マカロニえんぴつ -レモンパイ
解釈

君と楽しい時間を過ごして、自分の家に帰った
僕は君をまだあまり知らないなと思った
もっと君のことを知りたいと思ってしまうこの気持ちは
恋心だろうか
でも、だからどうってこともない
僕にしか分かりえないことなのだから秘密にしていたい

二人でデートしてから、家に一人帰ってきた主人公。

まだ知り合って間もない二人なのでしょう、君のことをちゃんと知らないなと考えます。

君のことを「知らないな」と考えてしまうのは、「もっと知りたい」という気持ちがあるからです。

デートをしてから深まった恋心に自分自身気付いていながらも、まだこのことは自分の中だけの秘密にしていたいという気持ちがうかがえます。


君に触りたい
揺れながら少し悲しいキスをしたい
夜の長さに飽きたのだ
甘くて残したレモンパイ
マカロニえんぴつ -レモンパイ
解釈

君にもっと近づきたいな
決断できない気持ちを抱えながら
少し悲しげなキスをしたいな
夜の長い時間を持て余すほどに
君とずっと一緒にいた
幸せすぎてすべてを受けとめきれないよ

距離を縮めた二人はともに、永遠のように長い幸せな一夜を過ごします。

「揺れながら」は、風が吹いて前髪や服が揺れる様子と、なかなか想いをはっきりと伝え切れていない「心の迷い」が掛け合わされていると考えられます。

「少し悲しいキス」をすることによって、心に抱えた悲しみを彼女に察してもらいたいと願っているのでしょうか。

「レモンパイ」を残したのは甘いからだと語られているように、二人にとってこのときが幸せの絶頂期といえるでしょう。



2番

ワンツーのステップ・バイ・ステップ
日々 No way、石の上slowで三年目
ゴミクズ、くすぶっておりますわ
へい、オイラ江戸っ子でい
逃げるためだけの酒だぜ?
まじダッセえ、叱ってくれい!ホントに
(こんな事いつまでやってんだって話)
マカロニえんぴつ -レモンパイ
解釈

一歩一歩突き進んで
毎日が驚きの連続で、報われることを信じてなんとか今までやってこれた
解決できない気持ちをまだ引きずっていて心を開けそうにない
へい、オイラは向こう見ずの強がりな男だ
こうして酒を飲んでるのも逃げたいことがあるからか?なんて思ってしまって
ほんとダサいよな、だれかまじ叱ってほしいぐらいだよ
(こんな自己問答、いつまでやってんだか)

ラップ調のリズムが心地よいパートです。

「ステップ・バイ・ステップ」は、一歩一歩。

「No way」は、「まさか」「信じられない」といった驚きを表現するときに用いられます。

「石の上にも三年」ということわざは、我慢強く辛抱すればいつか必ず報われるということを意味します。

「燻る(くすぶる)」は、「物がよく燃えず、煙ばかりを出す」という意味のほかに、「争いごとなどが完全に解決しないままで続く様子」や、「閉じこもって陰気に過ごすこと」という意味も持ちます。

「ゴミクズ」と自身を自虐的に呼びつつ、「ゴミが不完全燃焼する様子」や「解決しないことをずっと引きずり」、「心を開くことが出来ないこと」と掛け合わせています。

「江戸っ子」は、「向こう見ずの強がり」「喧嘩っ早い」「正義感に溢れる」といったことを形容するときに用いられます。

ここでは、「へい」という、粋のいい背伸びした江戸っ子の雰囲気を出したかったのかなと思い、「向こう見ずの強がり」と解釈しました。

辛いことを忘れ、逃れる酒に酔いしれながらも内心はそんな自分が「ダサい」と思っている主人公。

誰かに叱ってもらいたいなあなどと独り言をつぶやきながら、こんなことをいつまで繰り返すのかと自分自身にツッコミを入れます。


君は触りたい?
照れながら少し雑なキスをしよう
あまりに僕ら怖がりで
甘すぎたようだ レモンパイ
マカロニえんぴつ -レモンパイ
解釈

君は僕を愛してくれているのだろうか
照れくさい気持ちを隠して
少しごまかしたようなキスをしよう
僕たちはとても臆病で近づき切れない
幸せすぎた時間は僕らをもう元に戻らせてはくれないね

前の方のパートでは、「揺れながら少し悲しいキスをしたい」だったところが、今回は「照れながら少し雑なキスをしよう」という表現に変化しています。

照れてわざと雑にキスをしてしまうのは、互いに少し慣れが生じているためでしょうか。

「悲しいキス」のほうがどちらかというと慎重で丁寧な印象を持ちます。

過去の辛い別れの経験から踏み込む勇気が持てない主人公ですが、「僕ら」と表現されていることから相手も臆病なのは共通しているのですね。

似た者同士なのでしょう。

「甘すぎたようだ」は、どのような意味が込められているのでしょうか。

甘いものを食べ過ぎて胃もたれをしたときのように、「こんなに欲張って食べるんじゃなかったな」という後悔の思いでしょうか。

恋心が徐々に冷め始めることによって、甘すぎた彼女との時間に後ろめたい思いが生じてきているのだと考えられます。


愛の 歌やけに嘘くせぇな
友だちでいよう
マカロニえんぴつ -レモンパイ
解釈

ラブソングがなんだか嘘っぽく聞こえる
僕ら、友達でいるほうがいいかもしれない

ラブソングが嘘っぽく聞こえるのは、永遠に続くかのように思えた恋の情熱が冷めてきたからだと考えられます。

男女として相手の気持ちを信じたり疑ったりというそんな繰り返しに疲れてきたし、僕らは恋人ではなく友達でいるほうがいいのかもなと主人公は思ったのでしょう。


君に触ったら終わるかな
終わってしまうかもな
でもすごく触りたい
揺れながら少し悲しいキスをしたい
マカロニえんぴつ -レモンパイ
解釈

もし、君に触れてしまったら
今までの関係は崩れてしまうのだろうか
それでも、君が好きだという気持ちは変わらない
心の迷いを密かに打ち明けるようにして
悲しげなキスをしたいんだ

君に触れたら終わってしまうのではないかという不安が生じるのは、今のあいまいな関係性がそれだけ心地いいものであるからだと考えられます。

それでも「すごく触りたい」というように、一度のめりこんだ恋から逃れられなくなって、より深くを求めたくなっているようです。


長い夜は一つ折りで二人占めに
甘すぎるぐらいがいいね レモンパイ
マカロニえんぴつ -レモンパイ
解釈

有り余るほどに長い夜は二人で分け合おう
幸せすぎる今を存分に楽しもうじゃないか

「長い夜」を、実際にリボンのように長いもので表現することにより、頭の中でイメージが湧きやすいようにしています。

リボンを一つ折りにすると見た目が短くなるし、その分薄っぺらだったものが分厚くなります。

そうした様子は、二人で過ごせば長い夜だって退屈しなくてあっという間に過ぎ去ってしまうほど楽しいことや、より充実したものになることを例えていると考えられます。

深い関係に踏み込む勇気が持てない主人公。「甘すぎるぐらいがいいね」というように、結局ははっきりと関係に区切りをつけなくても、今の幸せを楽しむことを大事に出来たらいいかと考えているようです。