【wacci/Baton】の歌詞の意味を徹底解釈 | 受け継いでいくものとは?wacciが描く温かい世界観に注目!
編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19
Batonという曲名の意味を考察
Batonという単語には、「音楽の指揮棒」という意味や「警棒」という意味などがありますが、いったいどういう意味で曲名として使われているのでしょうか? 「Baton」だけでは考察できないので、歌詞を引用して考察してみましょう。
信号待ち 力のこもる手に あの日のあなたの手を思い出して
その意味を知り 大きさに感謝しながら バトンを繋いでいこう
この歌詞から、「バトン(Baton)」とは「何かを受け継ぐ」という意味で曲名として使われていることがわかりますね。 では、いったい”何を”受け継ぐのでしょうか?歌詞をしっかり考察して謎を解いていきたいと思います。
Batonの歌詞の意味を徹底解釈
いつだったろう 父や母と
最後に手を 繋いで 歩いたのは
車道の度 力のこもる
掌から 伝うぬくもり
素直になれず ほっといてと
手を振り払った時の あなたの顔
両親と一緒に手を繋いで歩いたのはいつのことだっただろうか。
車道のような危ない場所に近づくと、離さないように少し手を強く握ってくれていたよね。
守ろうとしてくれるその姿から温もりを感じていたんだよ。
素直になれず、反抗してしまったときのあなたの顔は今でも忘れられない。
ここの歌詞は、主人公の幼少期の思い出の回想シーンでしょうか。両親から受け継いだ様々な想いを振り返っているように感じます。
「反抗してしまったときのあなたの顔は今でも忘れられない。」という意味の歌詞。この歌詞にグッとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。人間誰しも「反抗期」は通ります。今まで大好きだったお父さんお母さんに、謎の恥ずかしさや、やるせなさから冷たく当たってしまうこともありますよね。
もちろん成長には必要なことで仕方がないことですが、初めて反抗したときの両親の顔。とても切なそうで忘れられませんよね。
この手で夢を抱き切り開き この手で 溢れ出す涙拭って
心配ないよって ピースにオッケーグーと 少し強がってみたり
初めて名前を書いたこの手は あの日よりも器用に僕を伝え
精一杯に あなたが渡してくれた バトンを落とさないように
自ら夢を叶えて、自ら辛いことに立ち向かって。
心配ないよって強がってみたり
初めて息子の名前を書いたこの手は、初めて君を抱いた日より より実感が湧いて、
精一杯バトンを受け継いで行こうと思った。
この歌詞の解釈難しいですよね。
いろいろな意味に解釈できる歌詞だと思いますが、曲名が「Baton」で「繋いでいくもの」という意味で使われていると考えると、「初めて名前を書いたこの手」というのは、出生届に自分の息子の名前を書いた手であり、「あの日」というのは我が子を自らの手で抱いた日ということであると解釈するのが自然だと思います。
まだ筆者は子供がいないですし、「我が子の愛おしさ」という感情は想像もつきませんが、この曲の主人公は「我が子の愛おしさ」を感じ、未来永劫守っていこうと誓ったのかもしれませんね。
まとめ
今回はwacciのBattonの歌詞の意味を徹底解釈してみました。
いかがだったでしょうか。曲の冒頭では「主人公と両親の絆」が歌われていくものだと思いましたが、サビで「主人公と主人公の子供の絆」が歌われて、両親から自分に。自分から子供に。と、まさに「バトン」だなと思いました。
結局1番では「何を受け継ぐ」のかわかりませんでしたが、2番以降ではっきりしてきます。尺の都合上、軽く紹介させて頂きます。
父や母と繋いでたその手で 出会えた次の愛を握りしめて
この歌詞からわかるようにバトンのように受け継いでいくのは「子供に対する愛」のようです。
一番では、「危ない場所に近づくと、離さないように少し手を強く握ってくれていたよね」という内容の歌詞がありますし、間違い無いでしょう。
この曲のように全ての人類が愛を受け継いでいければ素晴らしい世界になれそうですね。