【Mrs. GREEN APPLE / 点描の唄(feat.井上苑子)】の歌詞の意味を徹底解釈 |映画『青夏 きみに恋した30日間』挿入歌に込められた、恋する切なさが描かれた歌詞を紐解く!
執筆・監修: 抹茶編集: 天野結衣最終更新: 2023/5/11
青夏 きみに恋した30日間ってどんな映画?
『青夏 きみに恋した30日間』は、熱く、ピュアな夏の恋物語を描いた映画です。
都会育ちの女子高生・理緒は、夏休みを田舎で過ごすことになり、地元の男子高生・吟蔵と出会います。
その運命の出会いに理緒はときめき、吟蔵に恋をしますが、住む世界が違うと言われ、フラれてしまいます。
しかしそんな中理緒を想う菅野祐真が理緒を田舎まで追いかけ、理緒に告白します。
告白されたことで、吟蔵と祐真の間で心が揺れ動く理緒。
ですが揺れ動きつつも、心の中にいるのは吟蔵でした…。
豊かな自然の中で2人で夏の風物詩を楽しみながら、夏限定の恋が始まります。
点描の唄(feat.井上苑子)という曲名の意味を考察
曲名「点描の唄」が、思い出や感情などを小さな点に分割し、それらが集まってできる一つ一つの「点描」のようなものを表していると考えられます。
全体を小さな点たちが構成することで表現の深みを生むとされ、それがこの曲のタイトルに反映されているのではないでしょうか。
点描の唄(feat.井上苑子)という歌詞の意味を徹底解釈
想い出の調べ
貴方の声で解れてゆく
忘れたくないと心が云う
思い出ばっか増えてゆく
ずっと側に居たい
点描の唄(feat.井上苑子) -Mrs. GREEN APPLE
このフレーズでは、あなたの声や言葉によって自分の心が安らぐと伝えているようです。
主人公はあなたとの思い出が大切であり、忘れたくないと思っているのでしょう。
時間が経つにつれてどんどん思い出が増えていくけれど、同時にその大切さもどんどん増しているようです。
”ずっと側に居たい”というフレーズからは、その相手と一緒にいたい、一緒にいることが幸せだと思っている気持ちを表していることが伺えます。
限りある恋でもいい
泣き虫でもいいかな
強がらないでいいよ
限りある恋だとしても
出逢えて幸せです
点描の唄(feat.井上苑子) -Mrs. GREEN APPLE
自分が弱い存在であっても強がる必要はなく、自分を受け入れてもらえるということが幸せである、と伝えているのでしょう。
好きな人のそばに居られる時間が限られているとしても、とても幸せであり、その瞬間を大切に生きていこうというメッセージが込められているようです。
いつまでもそばにいたい
いつまでも
いつまでも
続いて欲しいと願っている
手を取ることは出来ずとも
私は貴方を好いている
点描の唄(feat.井上苑子) -Mrs. GREEN APPLE
主人公は大切な人との関係がいつまでも続いて欲しいと思っているのでしょう。
とても切なく思っているようであり、この恋がいつか終わってしまうとわかっていつつも好きになってしまうようです。
手に届かない存在であっても、好きという気持ちは大切にしたいと考えているのではないでしょうか。
眠らない夢、共にある時間
貴方の夢で心安らぐ
目覚めたくないと僕は云う
思い出ばっか増えてゆく
明日も側に居たい
点描の唄(feat.井上苑子) -Mrs. GREEN APPLE
このフレーズは男性目線で描かれているようです。
夢の中で君に出会えると心が安らぐことを表しており、夢から覚めることで現実に戻ることが辛いという思いを表現しているのでしょう。
”思い出ばっか増えてゆく”という歌詞は、相手と過ごした時間や思い出が増えることでさらに相手への想いが募ることを表しているようです。
明日もまた大切な君の傍にいたい、と強く願っているのではないでしょうか。
終わらないでほしい
どこまでも
どこまでも
鈍感な僕を叱って欲しい
当たり前が壊れることに
気づけないくらいに子供だけど
ちゃんと僕は貴方を好いている
私の僕の
時間が止まればいいのに
点描の唄(feat.井上苑子) -Mrs. GREEN APPLE
この部分では恋が終わるという事実が見えていない自分を叱ってほしいと、伝えているようです。
いつも君が側にいるということが当たり前だと思っていたけれど、そうではないことに気づけない自分は子どもだと自覚しているのでしょう。
子どもだから好きという感情もよくわからないと思われているけれど、君が好きだという気持ちはわかっているんだ、と伝えたいのかもしれません。
お互いにお互いを思いやり、時間が止まればいいのに…と感じている様子が伺えます。
溢れる想い
ほらまた期待をしてしまう
グッと堪えてみるからさ
もし溢れ出したら
瞳をちゃんと見てよ 見てよ 見て
貴方の影だけ伸びてゆく
消えてしまわないで
ずっと この思いは変わらない
点描の唄(feat.井上苑子) -Mrs. GREEN APPLE
お互いに好きという気持ちがあふれ出しそうになっているのでしょう。
もし感情があふれだしてしまったら、しっかり瞳を見てほしい、と伝えているようです。
この想いはずっと変わらずいつまでも持ち続けているし、どこにいてもどれだけ時がたっても変わることはない、と伝えたいのかもしれません。
終わらない夏の歌
いつまでも
いつまでも
続いて欲しいと願っている
手を取ることは出来ずとも
過ぎていく現在(いま)に抱きしめられている
私の僕の
時間が止まればいいのに
今日を噛み締めていよう
終わるな
夏よ、終わるな
点描の唄(feat.井上苑子) -Mrs. GREEN APPLE
いつまでも二人の関係が続けばいいのに…と願っている様子が垣間見えます。
この瞬間を永遠に共有し続けたいという想いをお互いに持っているのでしょう。
時間が止まればいいのに、と感じているようです。
いつか終わりが来てしまうけれど、今この時を忘れたくない。
どうか君との夏が終わらないでほしい…と思っているのではないでしょうか。
まとめ
今回はMrs. GREEN APPLEの「点描の唄(feat.井上苑子)」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「点描の唄」の歌詞は、時間が止まって欲しいという願いや、現在を大切にしたいという思いが表現されているようです。
特に、大切な人と過ごす夏を惜しむ気持ちが描かれており、切なさや喪失感を感じさせます。
恋と自覚したばかりの主人公たちの感情の揺れが記されており、甘酸っぱさも感じる歌詞だと感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではMrs. GREEN APPLEを追って行くのでぜひチェックしてみてください!