【back number /エメラルド】の歌詞の意味を徹底解釈 |
編集: ひいらぎ最終更新: 2021/1/5
エメラルドという曲名の意味を考察
この曲は、僕が想いを寄せる君に翻弄される胸の内を綴った片思いのラブソングです。
世界4大宝石の内の1つとされているエメラルドは、深い知性や叡智のパワーがあるとされており、曲中に出てくる君を表している言葉だと解釈することができます。
深い知性を持つ賢い君に翻弄され、手が届かないと嘆く僕の叫びが切なくも熱く胸に響く一曲です。
エメラルドは、TBS系日曜劇場「危険なビーナス」の主題歌として書き下ろしされた曲でもあり、女性に翻弄される男性の姿が非常に考えさせるドラマとなっています。
自分は彼女に釣り合わないとわかってる一方で、愛することをやめられず、君の為ならなんでもできるといった内容に執着の怖さすら感じさせます。
ひたむきな片思いの歌を得意とする彼らですが、エメラルドは、その曲調もあいまって、終始、危険な香りのする曲です。
いつもとは違う雰囲気にまた新たな彼らの魅力に気づかされるでしょう。
撫でるよりも丁寧に
それでいて深い傷を残す
君の6秒間のキス
エメラルド -back number
君の6秒間のキスは
撫でるよりも丁寧なしぐさ
なのに君は僕に深い傷を残す
君と僕はキスをするような仲であることがわかります。
そして、その君のキスは、優しい一方で、彼の胸をえぐるようです。
世界中の灯りが
君の為に照らす夜
綺麗って言葉すらチープだ
エメラルド -back number
世界中の灯りが君を照らしているのではと思うくらい君が輝く夜
その様子は綺麗という言葉ですらチープに感じてしまうほどだ
「世界中の灯りが君の為に照らす夜」とありますが、物理的に世界中の灯りが君のことを照らしているわけではなく、僕から見る君は世界中が照らしているように感じるほど、輝いているという事でしょう。
それくらい輝いていると表現することで、自分には決して手の届かない存在であると表現します。
そして、そんなに輝いて見える君を言い表すには、綺麗という言葉も追いつかないようです。
降り注ぐスパンコールの雨
よく目を凝らせば
僕の愛が吹きこぼれた泡だ笑えるね
エメラルド -back number
降り注ぐスパンコールのような雨は
よく見ると、
僕の君への愛がふきこぼれた泡だ 笑えるね
そして、その君の輝きに照らされることで輝いたのは僕の涙であると予想できます。
その涙に気が付いた僕は、その涙を君への愛がふきこぼれたのだとどこか他人事のように表現しています。
この少し他人事のようなこの表現に、僕の自身も僕の想いが報われないことを知っていて、どこかで諦めているのではないかととることもできます。
エメラルドのシャツの奥できらめく
生身の君の正体を 夢見る僕の切なさよ
恋しいのさ 今君の未来は 誰のものなの
エメラルド -back number
エメラルド色のシャツの奥できらめく
本当の君の正体を 夢に見ることしかできない僕の切なさよ
僕は君が恋しい 今この瞬間の君の未来は誰のものなのだろうか
どれだけ思っても、君を手に入れることはできないと嘆きます。
僕が君に言う恋しいという言葉さえ、君には面白く滑稽に見えるのだろうと僕自身もはっきりとわかっているのがなんとも切ないです。
はだけるより大胆に
それでいて見たいとこを隠す
もはや芸術的なフォルムで
エメラルド -back number
君は、はだけるしぐさよりも大胆で
それなのに肝心な見たいところは隠す
もはや芸術的ともいえるフォルムで
僕を翻弄する君のしぐさは大胆なのに、僕が本当に知りたいことまでは決して教えてくれないようです。
そして、そこのことを僕はもどかしいと感じているはずなのに、君のその身のこなし方は、もはや芸術的であると表現したくなるほどに、君に惹かれているようです。
シビれるくらい堪能したい
毒入りの君でも
お好みなら這いつくばって
首輪も付けるぜ
エメラルド -back number
しびれるほどに君のことを知りたい
毒を持ったような君だったとしても
君が望むのならば、僕は這いつくばって
首輪だって付ける
どんなに僕にとって衝撃的なものであっても、狂おしいほどに君自身のことが知りたいようです。
「這いつくばって 首輪だって付ける」という言葉で、君の望むことなら、なんでも叶えたくなるほどには、君に夢中だと表現します。
エメラルドのシャツの奥できらめく
生身の君の正体を 夢見る僕の切なさよ
恋しいのさ 溢れた台詞さえ 君の思うまま
エメラルド -back number
エメラルド色のシャツの奥できらめく
本当の君の正体を 夢に見ることしかできない僕の切なさよ
僕から溢れた恋しいという言葉さえ 君の思い通りだ
どれだけ思っても、君を手に入れることはできないと嘆きます。
僕が君に言う恋しいという言葉さえ、君には面白く滑稽に見えるのだろうと僕自身もはっきりとわかっているのがなんとも切ないです。
僕に聞こえない様に 何か呟いて
星を纏う君には 誰も敵わない
エメラルド -back number
僕には聴こえないように何かをつぶやいた
星を纏うようにきらめく君には誰も敵わない
君の考えていることは、僕が到底理解できることではないと表現し、
そんな君にはやはり誰もかなわないなと嫌というほど感じる僕です。
エメラルドのシャツの奥できらめく
生身の君の正体を 夢見る僕の切なさよ
苦しいのさ 今その指先で とどめを指してよ
エメラルド -back number
エメラルド色のシャツの奥できらめく
本当の君の正体を 夢に見ることしかできない僕の切なさよ
僕は君を思うことが苦しい 今君の手で終わりにしてよ
君を手に入れることができない自分を嘆きます。
そして、君を思うことで味わったこの苦しさを、もう君の手で終わらせてくれと言いたくなるほど、君への愛に狂い、もがく様子が描かれます。
まとめ
今回はback numberの「エメラルド」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
曲中の僕が君を思い、愛にくるっていく様子は、聴き手としても、どんどん引き込まれる一曲でした。曲調や、歌い方もあいまって、危険な香りが漂い、それが癖になってしまう方も多いのではないでしょうか。
今後も当サイトではback numberを追って行くのでぜひチェックしてみてください!