【sumika/フィクション】の歌詞の意味を徹底解釈 | ヲタクに恋は難しいのオープニングテーマを考察!
編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19
フィクションという曲名の意味を考察
フィクションとはどういう意味で曲名に使われているのでしょうか。フィクションとは英語でfiction。意味は「物語」という意味があります。
この「物語」という単語は曲中でよく出て来るので、重要な意味がるのでしょう。
では、物語とはなんの物語なのか?
曲名だけでは意味を考察できないので、歌詞を詳しく見ていきましょう!
フィクションの歌詞の意味を徹底解釈
1番
さあ 今日も始めましょうか
昨日 挟んだ栞(しおり)の続きから
楽あれば苦もあり
ストーリーは波の随(まにま)に
解釈さあ、今日も1日頑張ろうか。昨日終えた続きから。
楽しい日もあれば苦しい日もある僕の人生は、流されるままに楽に生きよう。
1日の始まりというのは、辛い人生を送っている人にとっては最悪ですし、楽しい人生を送っている人にとっては嬉しいこと。など、人によって感じる感情が違いますよね。
この曲の主人公は、実に平凡な人生を送っていて、1日の始まりは楽しかったり苦しかったりするようです。そんな中途半端な人生を歩んでいる主人公は、何も考えずに生きようとしているのかもしれませんね。
深い海を抜け
空飛ぶ街に繰り出し
そこから降りれなくなり
脈絡のないような展開も
きっとオンリーなストーリー
解釈長い長い下積み時代を終え、自分が目指す舞台に繰り出して、世間体から辞めれなくなる。
そんな、筋の通っていない人生もきっと自分だけのものなんだ。
人間誰しも下積み時代というのはありますよね。そんな辛い下積み時代を終えて、やっと目標に達しても自分の思っていた世界とは違う場合が多いにあります。そして、「なんか違うな」とやめようとしても下積み時代が崩壊する恐怖や、世間体から辞めれなくなってしまうんですよね。
この歌詞は、「そんな一見筋の通ってないように見える人生も、自分だけのものなんだから胸を張っていいんだよ」というメッセージが込められているのでしょう。
高鳴る所には忘れず付箋を
時々くるマイナスな面に備えて
重宝して
解釈ワクワクすることは忘れないように心にメモして
時々くるネガティブなことに備えて、いつでも思い出せるようにしておこう。
どんなに幸せな人でも一生通して幸せでいられるわけではありません。人間誰しも不安や、不幸はあるものなのです。
そんな、辛い時を乗り越えるために、楽しいことを覚えておこうとこの歌詞入ってるのかもしれませんね。
ひらり ひらり
めくり めくる
ストーリー ストーリー
喜怒哀楽 忙(せわ)しい
ひらり ひらり
めくり めくる
ストーリー ストーリー
忙(せわ)しない ネバーエンディング
解釈ああ、僕の人生は喜怒哀楽が激しいな。
忙しく過ぎる僕の終わらない物語。
ネバーエンディングとは英語で「never-ending」。意味は「終わらない」「永遠に続く」などがあります。
きっと、sumikaの片岡健太さんは、この歌詞で「今が辛い人も”今”なんてすぐ過ぎてしまうんだから、いつか来る楽しい時まで走り続けようよ」というメッセージを伝えているのでしょうね。
いつになれば終わるんだ
皆目(かいもく)、見当もつかない
お生憎(あいにく)、見当もつかない
解釈いつになればこの辛さは終わるんだ。
残念ながら見当もつかない。
皆目とは見当もつかないこと。生憎とはなかなかできない状態のこと。を指します。
この部分は「辛いこと」を感じている人に向けた歌詞でしょうか。
よく「人生いいことはいつになったら来るんだ。」とか、「ずっと不幸だ」という人がいますが、誰もが明日のことなんかわかりませんし、もっと言えば一秒先のこともわかりませんよね。
つまり、人生とはサイコロを転がしているようなものなのです。そして、そのサイコロは努力や、日々の過ごし方で、いい目と悪い目の割合が変わってくる。
人生なんてそんな不確実なことですから、楽観的に生きることも大切なのかもしれませんね。
2番
さあ 今日も始めましょうか
栞挟んだページ 涙の跡
苦しくて思わず閉じた
理由は忘れずに
解釈さあ、今日も1日始めようか。
どうやら昨日の僕は泣いていたようだ。
泣いた理由を思い出して思わず目をそらしてしまった。
でも、理由は忘れないぞ。
どんなに幸せな人でも悲しいことはあることです。
でも、本当に成長できる人や幸せを呼び込める人というのは、悲しいという事実に目をそらさずにちゃんと向き合う人なのかもしれませんね。
読み進める程
白紙のページが
お気に召すままに
起承転結をこしらえて
解釈人生を歩むほど未来が、自分の思い通りに物語を紡いでいく。
先ほども言ったように、一秒先というのは誰もわからないんですから、ある意味白紙のキャンパスとも言えるのでしょう。
そんな白紙のキャンパスに、今まで積み上げてきたもの全てが今の自分の力になって、理想の人生を作っていくのかもしれませんね。
ひらり ひらり
めくり めくる
ストーリー ストーリー
喜怒哀楽 忙しい
のらり くらり
巡り 巡る
ストーリー ストーリー
自己責任 険しい
解釈ああ、僕の人生は喜怒哀楽が激しいな。
人生を歩めば歩むほど自己責任が増えていく。
人生を歩んで一つの大きな区切りである20を超えた瞬間に急激に「自己責任」というものは増えていきます。
また、20を超えた後も人生を歩んでいけばいくほど重要なポジションにつくことになるでしょうし、ますます「責任」というのは増えていくのでしょう。
破り捨てたい時は
もう一回
付箋の場所を読み返し
そこに在ったストーリー
彩るキャラは居ましたか
さあ 思い出して
解釈もう人生をやめたいときは、もう一度楽しい時を思い出して
その時の思い出に大切な人はいたかちゃんと思い出して。
あまりの辛さのあまり人生をやめたい人もいるでしょう。
そんな人に向けて「もう一度。もう一度だけ、楽しかった時を思い出して本当に命を断つのか考えて」というメッセージを感じますね。
こうやって考察してみると、この曲はある意味辛い人を救済する曲なのかもしれませんね。