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【Mrs. GREEN APPLE / ケセラセラ】の歌詞の意味を徹底解釈 |なるようになるから大丈夫!と思う、テレビ朝日系ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』の主題歌を紐解く!

編集: ひいらぎ最終更新: 2023/4/26

日曜の夜ぐらいは…ってどんなドラマ?

テレビ朝日系ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』は、孤独や困難を抱えながらも、偶然のきっかけで繋がりを見出し、人生を前向きに変えていく女性たちの物語です。

足の不自由な母との二人暮らしを支えるためバイトを続ける岸田サチ

不良にあこがれて学生生活を過ごし、家庭環境などに複雑なものを抱えている野田翔子

そして田舎でおばあちゃんと一緒にちくわぶ工場で働く樋口若葉

環境の違う3人はラジオ番組のバスツアーで知り合い、仲良し3人組になります。

『日曜の夜ぐらいは…』では彼女たちの暮らしを描きながら、人との縁や助け合いの大切さが浮き彫りになっていきます。

ケセラセラという曲名の意味を考察

「ケセラセラ」はスペイン語で「なるようになるさ」や「どうにでもなれ」などの意味があります。

歌詞の中でも”なるようになるのさ”という部分があり、この曲名は、どんなに辛いことや苦難があっても諦めずに前向きに生きることを表現しているのではないでしょうか。

生きているといろいろなことがあるけれど、なるようにしかならない、そんな思いから曲名がつけられている気がします。

「ケセラセラ」は「今を頑張って生きるすべての人へのファンファーレ」の気持ちを込めて作られたそうですよ!笑える日が来ると信じさせてくれる歌詞を紐解いていきましょう!

ひいらぎ

ケセラセラという歌詞の意味を徹底解釈

挑戦しょうよ、今日も

ケセラセラ
今日も唱える
限界?上等。やってやろうか。
愛を捨てるほど暇じゃない いつも All right All right
ここを乗り越えたら 楽になるしかない

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

このフレーズでは、世の中に追い立てられても、自分ができることを挑戦すると決めた主人公の心境を表現しているようです。

いろいろな苦難があっても、主人公は愛を失うことはなかったのでしょう。

常に前向きで楽しいことに興味を持ち、”ケセラセラ”と呪文を唱えながら進んでおり、この苦難を乗り越えた後には達成感と共に楽になると信じている様子がうかがえます。

微かな温もりの響き

痛み止めを飲んでも
消えない胸のズキズキが
些細な誰かの優しさで
ちょっと和らいだりするんだよな

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

最初のフレーズは、心の痛みや悲しみ、苦しみが消え去らずにあり続けることを表現しているようです。

ですが誰かの優しさによって少し救われた気になることは意外と多く、人は、優しい言葉や行動をされた時には、心が温かくなったり、和らぎを感じたりすることができると思ったのではないでしょうか。

固い殻を破って

負けるな
今日も踏ん張って
固めた殻で身を守って
また諦める理由探すけど、

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

”負けるな”というフレーズから、主人公は何かしらの試練に直面しているのでしょう。

なんとか踏ん張って、自分自身に力を与えようとしているものの、傷つきたくないから自分自身を固い殻のようなもので守っているようです。

その後”また諦める理由探すけど”という言葉が出てきており、何かを達成したいと思いつつも、あきらめた方が自分のためだと思っているのでしょう。

自信が揺らぐ様子がうかがえます。

不屈の精神

ケセラセラ
今日も唱える
限界、上等。妬ましさも全部
不幸の矢が抜けない日でも All right All right
食いしばってる

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

この歌詞は「どうにかなるさ」という前向きなメッセージが込められているようです。

主人公は、頑張らなければならない日々に苦しんでいますが、自分の限界を超えて頑張り、偉大なことを成し遂げることができるという自信をとても感じているのでしょう。

自分の身に起こるすべてのものは、自分を成長させるために必要であり、何もかもが上手くいくことはまずありません。

それでも頑張り続けるように、主人公は力を合わせて未来を切り開こうとしているのではないでしょうか。

今日はいいよね?

でもね、
今日はちょっとだけご褒美を
わかっているけれど
私を愛せるのは私だけ。
生まれ変わるなら?
「また私だね。」

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

この歌詞は、自信を持って生きることを歌っているようです。

また、”生まれ変わるなら?”という問いかけに対して、”また私だね。”と肯定的な回答を返すことで、自分の存在や自己価値を認めているのでしょう。

平凡な日常においても、”ちょっとだけご褒美を”自分に与えることで自己肯定感を高めることができる、と伝えたいのかもしれません。

たまに、大切。

ひとりぼっちだと気付いても
繋がりは消えるわけじゃない
たまにがいい たまにでいい
ちゃんと大切だと思えるから

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

ここでは、ひとりぼっちになったとしても、繋がりは消えるわけじゃない、と伝えているようです。

たまには一人で過ごすことも必要であり、それでも大切な繋がりがあることをちゃんと意識しているから、良いバランスになっているのでしょう。

つながることの大切さが感じられるフレーズです。

自己中心的な幸福

貴方の幸せを分けてほしい
悲劇の図鑑
私ってそう。
仕方ない程 自分よがり

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

人間は誰でも幸せを願います。

自分が幸せでないほど幸せを分けてほしいと願い、どうしても他力本願になりがちである、と主人公は伝えたいのでしょう。

人生には悲しみや辛い出来事がつきものですが、それらを乗り越えていくことで強く生きることができると伝えており、この歌詞は、悲しみや辛さを経験しながら、”悲劇”としての自分自身を超え、前向きに生きていこうという気持ちを表しているのではないでしょうか。

ただ、最後に”仕方ない程自分よがり”というフレーズがあることから、自分自身が持っている考えや価値観にとらわれ、周りの人や状況に対して優先的に自分の意見を主張してしまっている様子もうかがえます。

はじめからやり直したい

バイバイ 幼き愛の日々
いいよもう 願うは「はじめから」
ベイベー 大人になんかなるもんじゃないぞ
ツァラトゥストラ

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

ここでは、今までの自分との決別が歌われているようです。

”幼き愛の日々”とは、無邪気に恋をしていた頃のことを指しているのでしょう。

しかし、自分はそこを過ぎてしまったということを自覚し、その日々に別れを告げたようです。

ですが、新しい恋を始めるということを諦めているわけではなく、今度は、それまでの自分の間違いを反省し、もう一度「はじめから」やり直すことを願っているのではないでしょうか。

大人になることは、あくまでも時間が経過しただけであり、自分自身がそれに見合った考え方や行動を取ることができるかが重要だと伝えたいのかもしれません。

最後に出てくる”ツァラトゥストラ”は、ニーチェの哲学書『ツァラトゥストラはこう語った』からの引用されているのではないでしょうか。

自分自身を再び変えていくことや、新しい自分を見つけ出していくことを表していると解釈することができます。

負けずに進め

ケセラセラ
今日も唱える
何のせい?誰のせい?
勝てなくたっていい
負けない強さを持ちたい そうさ All right All right
乗り切ってみせる

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

「ケセラセラ」と自分に言い聞かせることで、自分自身に不屈の忍耐力を持つことができるようです。

勝利を収めることができなかったとしても、自分の弱さを認めてもっと精神的に強くなりたいと感じているようであり、自分自身の強さを絶対に失わなず、乗りきってみせるよ、と伝えたいのではないでしょうか。

時間がかかるかもしれないけど、最後にはすべてを克服することができると信じているのかもしれません。

走り続ける日々

ケセラセラ
今日も言い聞かせる
不幸の矢が抜けない日でも All right All right
止まらないで居よう。

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

どんなに辛いことがあっても、前向きに生きていこうという気持ちを表しているようです。

悲しみや苦しみを抱えているときでも、前向きにがんばることが大切であるというメッセージも込めているのではないでしょうか。

なかなか状況が改善しなくても、大丈夫

なんとかなるから、その場にとどまらず、歩みを進めよう、と伝えたいのかもしれません。

また笑顔になれる日が来るから

だから、今日は
ちょっとだけご褒美を
笑える日は来るから。
私を愛せるのは私だけ
生まれ変わるなら?
「また私だね。」

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

”ちょっとだけご褒美を”というフレーズは、つまらない毎日を過ごした後に、少しでも楽しいことを体験したいという気持ちを表しているのではないでしょうか。

人生には様々な局面があり、上手くいかない時期もありますが、それでも笑顔で過ごしましょうというメッセージが込められているようです。

また自分自身を認め、自分自身を愛することができれば、他人の評価や意見に振り回されることが減り、より自由に生きることができると主人公は考えているのではないでしょうか。

未来への自由の歩み

バイバイ 無頓着な愛の日々
ファンファーレ 喜劇的な「つづきから」
ベイベー 大人になんかなるもんじゃないけど
ケセラセラ
バイバイ 空っぽ器にヒビ
ファンファーレ 明日も「つづきから」
ベイベー 大人になんかなるもんじゃないけど
ケセラセラ
なるようになるのさ
ケセラセラ

ケセラセラ -Mrs. GREEN APPLE

無頓着な日々に別れを告げ、ファンファーレを鳴らし、退屈な日々から抜け出す喜劇的な続きを期待している様子が伺えます。

大人になることは簡単なことではないし、未来はわからない。

だけれど「なるようになるのさ」という気持ちで楽観的に生きていこう、というメッセージが込められているのではないでしょうか。

まとめ

今回はMrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「ケセラセラ」は、どんなに困難な状況でも諦めない強さや自分自身を愛することが大切だというメッセージを伝えているようです。

また、誰かの優しさや、繋がりが人を救うこともあるということも描かれており、さらに、大人になっても失わない子供のような自由な心や前向きな姿勢についても触れているようです。

「なんとかなるさ」と思うことは強い意志がないとできません。

「ケセラセラ」はなるようにしかならないから、とりあえず深く考えないで頑張っていこうと伝えたいのではないかと感じました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではMrs. GREEN APPLEを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

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