【優里 / ドライフラワー】の歌詞の意味を徹底解釈 |好きな人への思いが込められた歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/4/1
ドライフラワーという曲名の意味を考察
曲名の『ドライフラワー』は、本来の色や形を失ったドライフラワーのように、時間が経つにつれて色褪せていくことを意味しているようです。
曲名が歌詞の中で表現されているように、別れた恋人との思い出が色褪せていく過程を描いた曲と考えられます。
ドライフラワーという歌詞の意味を徹底解釈
私が原因だったよね
多分、私じゃなくていいね
余裕のない二人だったし
気付けば喧嘩ばっかりしてさ
ごめんね
ドライフラワー -優里
このフレーズでは、互いに成長する余裕がなかったため、良い未来が見えなくなってしまった状態を描いているようです。
いつも喧嘩ばかりしていて、未来のある話はできず、本当にごめんね、と謝っており、別れた原因が自分にあると考えたのでしょう。
別れたくないけれど別れるしかない、という切ない心境が描かれています。
少しずつひずんでいく
ずっと話そうと思ってた
きっと私たち合わないね
二人きりしかいない部屋でさ
貴方ばかり話していたよね
ドライフラワー -優里
このフレーズでは、主人公と彼との関係を描いているようです。
主人公は会話をしたいのに、相手が自分の発言に対して興味を示さないことに傷ついていたのでしょう。
話したくても話せない、話そうと思っても話を聞いてくれない…。主人公は相手とは合わない、と少しずつ不満に思ってしまったのかもしれません。
静かな想い出
もしいつか何処かで会えたら
今日の事を笑ってくれるかな
理由もちゃんと話せないけれど
貴方が眠った後に泣くのは嫌
ドライフラワー -優里
ここでは主人公の願いが描かれているようであり、もしいつか再会できたら…と思いを馳せているようです。
今のことを一緒に笑い飛ばせるだろうか。あの時の理由は話せていないけれど、ちゃんと話せるかな?と主人公は思ったのでしょう。
もしもまた会えたら、あなたが眠った後に泣くのは嫌だから、きちんと思いを話したいと考えたようです。
決して嫌いじゃない
声も顔も不器用なとこも
全部全部 嫌いじゃないの
ドライフラワーみたい
君との日々もきっときっときっときっと
色褪せる
ドライフラワー -優里
この歌詞では、相手の欠点や悪いところを否定するのではなく、むしろそういったところも含めて好きというメッセージが込められているようです。
そして、こんなに思っているけれど、いつか彼との思い出も色褪せるだろうと歌われており、主人公の切なさが伝わるフレーズになっています。
新しい季節へ
多分、君じゃなくてよかった
もう泣かされることもないし
「私ばかり」なんて言葉も
なくなった
ドライフラワー -優里
”多分、君じゃなくてよかった”という歌詞は、恋人や元カレからの傷つけられた経験を思い出しているようです。
ささいなことだったかもしれないけれど、傷つき幾度となく泣いた自分。
そんな自分だったのに、今は自分の価値を見いだし、”私ばかり”なんて考えたり言ったりせず、新しい始まりに向けて前進することができたようです。
いつまでも思ってしまう
あんなに悲しい別れでも
時間がたてば忘れてく
新しい人と並ぶ君は
ちゃんとうまくやれているのかな
ドライフラワー -優里
別れが悲しかったことを時々思い出すけれど、時間が経つにつれて徐々に忘れていく、と主人公は考えているようです。
また、新しい人と一緒にいるのを想像すると少し心が痛くなるけれど、あなたと新しい人との人生が幸せであることを願っているのではないでしょうか。
願ってしまう分だけ、まだ彼を忘れずにいるのかもしれません。
あなたへのメッセージ
もう顔も見たくないからさ
変に連絡してこないでほしい
都合がいいのは変わってないんだね
でも無視できずにまた少し返事
ドライフラワー -優里
このフレーズからは、主人公と彼がまだ続いているのがわかります。
恋人関係でなくなったものの、時折連絡をしてくる彼。
その彼に振り回される結果となり、主人公自身なかなか思いを断つことができません。
もうあなたの顔を見るのはもう我慢できない。
だからどうかもう連絡しないでほしい…そう切に願っているのではないでしょうか。
ですが願ってはいるものの、彼とのつながりを無視できず、また少しだけ返事をしてしまう自分がいる…と思い悩んでいるようです。
いつかはきっと
声も顔も不器用なとこも
多分今も 嫌いじゃないの
ドライフラワーみたく
時間が経てば
きっときっときっときっと色褪せる
ドライフラワー -優里
決して相手のことを嫌いではないけれど、でももう忘れなくちゃいけない、と主人公は考えているようです。
時間がたつにつれて彼の声、しぐさなどの特徴が薄れていき、やがて思い出も色あせていく、と考えたのでしょう。
今はまだ思っているけれど、いつかはきっと平気になる。
あの時の自分からさよならして、あの時よりも幸せになる、と考えたのかもしれません。
月あかりに惑わされる
月灯りに魔物が揺れる
きっと私もどうかしてる
暗闇に色彩が浮かぶ
ドライフラワー -優里
ここでは一人月を見ていて、心が揺らいだ様子が描かれています。
”きっと私もどうかしてる”というフレーズからは、自分自身が、現実と想像の狭間に迷っていると感じているのでしょう。
暗い空間でも色が見えるように、大好きな彼への感情や印象が生まれ、思いを止めることができないことがわかります。
思い出にできない
赤黄藍色が胸の奥
ずっと貴方の名前を呼ぶ
好きという気持ち
また香る
ドライフラワー -優里
思い出はドライフラワーのように色あせると思っていたのに、実際には色あせなかった。
やっぱりまだあなたのことが大好きなんだ、と主人公は気が付いたようです。
大好きだと気が付いたのに、あなたはそばにいない…。
一人苦しく思う主人公の姿が想像できるフレーズです。
枯れない花束
声も顔も不器用なとこも
全部全部 大嫌いだよ
まだ枯れない花を
君に添えてさ
ずっとずっとずっとずっと
抱えてよ
ドライフラワー -優里
このフレーズでは声や容姿、そして不器用なところまでもが嫌だ、と言っていますが実際はすべて裏返し。
本当は好きで好きでたまらないのに、強がりで大嫌いと思っているようです。
好きという気持ちがあふれていて、もう止まらない。
この気持ちをどうか受け止めてほしい、と切実に思ったのではないでしょうか。
好きなのに嫌い、と言ってしまう気持ちが痛いほど伝わってきます。
まとめ
今回は優里の「ドライフラワー」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
『ドライフラワー』は、過去の恋愛を振り返り、別れた相手に向けた思いを綴っているようです。
最初は相手に対して申し訳ない気持ちや、共通点がなかったことを感じていますが、やがて相手と過ごした日々が大切であったことに気づきます。
そして、相手との別れやその後の様子に対して複雑な感情を抱きながら、自分の気持ちを再確認したのでしょう。
主人公の切ない気持ちが伝わってくる歌詞でした。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは優里を追って行くのでぜひチェックしてみてください!