【あいみょん / 愛の花】の歌詞の意味を徹底解釈 |大切な人に逢えない切なさが伝わる、NHKの連続テレビ小説『らんまん』の主題歌の歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/4/11
らんまんってどんなドラマ?
#らんまん観察日記 📸
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) April 11, 2023
撮影の合間に、万太郎と竹雄がわちゃわちゃと遊びはじめた2人!
反射神経が試される、オリジナルゲームです🤭#朝ドラらんまん#小林優仁 #南出凌嘉 pic.twitter.com/bvKJH5w3Nh
『らんまん』は、NHKの連続テレビ小説の第108作目であり、植物学者・牧野富太郎をモデルに、フィクションで制作されたものです。
主人公の槙野万太郎は、酒造業を営む商家の一人息子として生まれました。
小さい頃から体が弱く、いじめられることも多かったのですが、植物の魅力にとりつかれ、次第に秘めた才能を発揮し、植物学者として一途に夢を追います。
ドラマの舞台は、明治から昭和へと時代が移り変わる中で、いろいろなことに翻弄されながらも活躍する主人公たちが、美しい草花の情景とともに描かれます。
『らんまん』は、草花や植物への愛に満ちた人生を描いたドラマになっています。
愛の花という曲名の意味を考察
「愛の花」という曲名はNHKドラマ『らんまん』の主人公が植物学者であることから、植物にちなんでつけられているようでもあり、歌詞の中には”種”というフレーズも出てきます。
歌詞の中では涙を”種”と例えているようでもあり、悲しみを乗り越えて、新たな花を咲かせよう、という想いも込められているのかもしれません。
愛の花という歌詞の意味を徹底解釈
素直な心で
言葉足らずの愛
愛を貴方
私は決して今を
今を憎んではいない
愛の花 -あいみょん
フレーズに出てくる”言葉足らずの愛”は、言葉で伝えることのできない強い愛情を表現しているようです。
主人公は過去に別れを経験したものの、その別れについて憎んでいないという前向きな気持ちをもっているのでしょう。
”今を”という言葉が繰り返されることで、より一層その思いが伝わってきます。
雲の向こう
歪んだ雲が空を
空を濁して
私の夢は全て
全て置いてきたの
命ある日々
静かに誰かを
愛した日々
愛の花 -あいみょん
ここでは空を覆う歪んだ雲によって、見通しが悪くなっている状況を描写しているようです。
精神的な暗さや虚しさを表現しているようであり、主人公には情熱的な恋ではなかったけれど、愛した人がいたようです。
愛した人がいたけれど、今はその人と過ごすことができない様子が垣間見えます。
種まく愛の花
空が晴れたら
愛を 愛を伝えて
涙は明日の為
新しい花の種
愛の花 -あいみょん
”空が晴れたら”という歌詞は、空が晴れることで心の雲が晴れて、好きな人に愛を伝えたいという気持ちが膨らんでいく様子を表しているようです。
眠れない夜や、その後に続く悲しみもあることを受け入れている様子もうかがえ、涙を流すことがあっても明日につながる、と考えているのかもしれません。
そして”新しい花の種”というフレーズは、今の自分の胸の中に宿った愛情が、咲き誇る花々に向けて、新たなスタートを切るための種になることを願っている表現のように感じます。
いつかきっと
恋に焦がれた人は
人は 天の上
いつかあの場所で強く
強く手を結び抱いて
緑ゆれてる
貴方の声が聴こえた気がする
愛の花 -あいみょん
このフレーズでは心の底から愛する相手を想い、その想いが天に届くよう願っているようです。
いつかは天で愛する人と手を結び合い、強く抱きしめることを願っているのでしょう。
周りの景色も、まるで愛する人と一緒にいるかのようにきらめいているようです。
そして突然、愛する人の声が聞こえたような気がしたのでしょう。
静かに喜んでいる様子が伺えます。
”天の上”は天国、という意味もあるかもしれません。
晴れた空の花
空が晴れたら
逢いに 逢いに来て欲しい
涙は枯れないわ
明日へと繋がる輪
愛の花 -あいみょん
空が晴れたら暗かった気持ちも晴れて、再びあなたに会いたいと思う、と主人公は思ったのでしょう。
涙は枯れないけれど、過去の辛い出来事や別れを乗り越えれば、必ず明るい未来が待っている、と思ったのかもしれません。
大切な人と結ばれた輪は、過去・現在・未来を繋ぐ強い絆であり、明日への希望を象徴していると感じているようです。
悲しい未来はこないで
木漏れ日と笑う
大切な人を
失う未来なんてこないで?
愛の花 -あいみょん
明るい日差しが緑の葉っぱを通して降り注ぐ中、大切な人と一緒に笑い合う時の幸せを考えていたようです。
幸せな日々があったからこそ、大切な人がいない未来なんて考えられない、と思ったのでしょう。
二人の未来が別れることがないように願っているようです。
雨の夢を抱いて
空が晴れずとも
愛を胸に祈るわ
貴方に刺さる雨が
風になり
夢を呼び
光になるまで
愛の花 -あいみょん
このフレーズは主人公の願いが綴られているようです。
晴れない空でも、主人公は祈るのでしょう。
大切な人にとってつらい雨も、やがて風になってそして夢になり、光に変わりますように…と。
大切な人が笑うその日まで、支え続けるつもりでいるようです。
涙は花の種
空が晴れたら
愛を 愛を伝えて
涙は明日の為
新しい花の種
愛の花 -あいみょん
空が晴れてくると、相手に愛や思いを伝えることができると考えたようです。
泣いてしまったとしても、それは明日のために必要な運命であり、新しい始まりに向けて大事な種を蒔くことになると伝えています。
悲しくて涙が出てしまっても、その涙は新しい未来のための種になる、と伝えたいのかもしれません。
愛の花を貴方へ
空が晴れたら
逢いに 逢いに来て欲しい
涙は枯れないわ
明日へと繋がる輪
言葉足らずの愛を
愛の花を貴方へ
愛の花 -あいみょん
空が晴れたら、逢いに逢いに来てほしいという切ない想いが、涙を枯らしてもなお続くことを歌っているようです。
未来に向かって続く輪である「明日」へとつながる愛を貴方に送りたいと思ったのでしょう。
この愛を伝える言葉には足りないものがある、と考えており、代わりに「愛の花」を贈ろうと考えたのではないでしょうか。
まとめ
今回はあいみょんの「愛の花」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「愛の花」は、大切な人への愛や、過去の夢をいつか取り戻したいという切ない気持ちが表現されているようです。
しかし、明るい未来に向けて希望を持ち、愛を伝えることで新しい芽を育てようとしているのでしょう。
大切な人には直接会えなくても、愛を伝えることはできる。
そしてその愛を胸に新しい未来へ進むことができる、と考えたのかもしれません。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではあいみょんを追って行くのでぜひチェックしてみてください!