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【DECO*27/ゴーストルール】の歌詞の意味を徹底解釈 | "ゴースト"の"ルール"とは何を意味するのか

編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19

目次
ゴーストルールという曲名の意味を考察
ゴーストルールの歌詞の意味を徹底解釈
1番
2番

ゴーストルールという曲名の意味を考察

「ゴーストルール」という曲名にはどんな意味が込められているのでしょうか?

ゴーストルール、直訳すれば幽霊の規則です。私たち、人間の世界にルールがあるのは当たり前ですが、幽霊の世界にもそんなルール、決まり事があるのでしょうか?

あるとすれば、どんなルールが?歌詞を解釈していくと、そのルールが見えてきます。

早速歌詞を解釈していきましょう。

ゴーストルールの歌詞の意味を徹底解釈

1番

どうだっていい言を 嘘って吐いて戻れない
時効なんてやってこない 奪ったように奪われて


今日だって叶わない 思ったように騙せない
腐っている僕には 腐ったものが理解らない

DECO*27 -ゴーストルール

ひいらぎの解釈どうだっていい言葉を嘘だと言ってしまって後戻りできなくなって
その嘘に時効なんてやってこない、奪ったみたいに奪われてしまって

今日だって願った願いは叶わない、思ったように騙せないから
僕は腐っているから、腐ったものを見分けられない

この曲には主人公:僕が登場します。

ここの段階では僕が何者なのかはわかりません。

今わかっていることは、「僕は嘘をついていること」「僕は願った願いがあったけれども、騙せなくて叶えられていない」「僕は腐っていて、だから腐ったものを見分けることができない」

これくらいでしょうか。

この先の歌詞を見ていくと、どういうことなのかわかります。

 

おいでココまで 捨てい


「隠して仕舞ったんだ」

DECO*27 -ゴーストルール

ひいらぎの解釈ここまでおいで、そしてステイ

「静かに隠して仕舞っておいたんだ」

ここで、主人公の僕はここまでおいでと誘います。

そして「捨てい」これには「捨ておく」と英語の「ステイ=待て」の二つの意味があると思われます。

「捨ておく」というのは、ここではまだよくわかりません。

「ステイ」というのは、ここまでおいでと誘っておいて、ここで待っててという意味でしょう。

そして、隠して仕舞っていたんだと、なにかを隠しています。

 

メーデー 僕と判っても もう抱き締めなくて易々んだよ
メーデー 僕が解ったら もう一度嘲笑ってくれるかな


マボロシだって知るんだよ
嘘憑きだって知るんだよ ネェ

DECO*27 -ゴーストルール

ひいらぎの解釈メーデー もし僕とわかったとしても、もう抱き締めなくていいんだよ
メーデー 僕が気づいたら、もう一回笑いかけてくれるかな

僕がマボロシだって知るんだよ
僕が嘘つきだって知るんだよ

メーデーとは遭難信号のことです。

つまり、主人公は遭難していて、だれかに見つけてもらいたいと信号を送っているのです。

そんな遭難信号を送っておきながら、僕は見つけられても抱き締めなくていいと言っています。

一方で、僕に気づいたら笑いかけて欲しいと願っています。

これは、僕が抱きしめることのできない存在だということを言っているのではないでしょうか?

もしわかってしまったら、僕のことがマボロシだとわかってしまう

もしわかってしまったら、僕のことを嘘つきだってわかってしまう

つまり、僕はマボロシの存在で、嘘をついて誰かに近づいているのでしょう。


2番

NO だって言う筈が キョドって YES を声に出す
後悔の脆弱は 騙したほうが正義なの


卑怯だって構わない 祈っておいてそれはない
飾っていた饒舌が 墓穴を掘って焼ける様

DECO*27 -ゴーストルール

ひいらぎの解釈NOだというはずだったのに、問いかけられてYESと言ってしまった
後悔したって、騙した方が正義なんだって言い訳して

卑怯だっていいんだ、祈っておいてそれはないでしょ
饒舌なふりして着飾っていたけど、その饒舌がアダとなって焼けてしまう様だ

僕はマボロシの存在。マボロシは現実と交わってはいけない。

だから僕はNOと言わなければならなかったのに、YESと言って頷いてしまった

そんな嘘をついた僕は後悔の念に狩られます。

しかしながら後悔したって意味はありません。

騙してしまった方が正義なんだと言い訳しながら、自分に言い聞かせます。

卑怯だって、どんな手を使ってでも自身を正当化させようとします。

そのために饒舌に振る舞いますが、その饒舌がアダとなってボロを出してしまうのです。

僕はとにかく騙そうと必死に振る舞います。

 

負い目どこまで 灰色


被害者ヅラしたって

DECO*27 -ゴーストルール

ひいらぎの解釈嘘をついた負い目から、どこまでだって灰色の自分だ

被害者ヅラしたって助かるわけもなく

僕は嘘をついているので、その負い目からどこまでどこまでだってグレーになると言います。

被害者ヅラをしてみても、結局嘘をついているのは僕なので、助かるわけもありません。

 

メーデー 僕を叱ってよ 正直者が夢見たいなら
メーデー 僕を裁いてよ 最後まで甘えてしまうのは


亡霊だって知るんだよ
空白だって知るんだよ ネェ

DECO*27 -ゴーストルール

ひいらぎの解釈メーデー 僕を叱ってくれよ 正直者でいて夢を見たいなら
メーデー 僕を裁いてよ 最後まで甘えてしまうから

僕が亡霊だって知るんだよ
僕が空白だって知るんだよ

僕は救難信号を出しながら、叱って欲しい、裁いて欲しいと願います。

僕は嘘をついています。

それでいて、その嘘を暴いて叱って欲しいと。

それでいて、その嘘を裁いて欲しいと。

そうしてくれたら、正直者でいて夢を見れるから。

そうしてくれたら、最後まで甘えずにいられるから。

こうしているうちに、僕の正体が見えてきます。

僕は亡霊、空白、つまりこの世にいない存在なのです。

 

足りないものを望んだら 僕じゃない僕に出逢ったよ
それでも前に進んだの クラクラしちゃう夜も
足りない僕を愛してよ  EGO-MAMAが僕を育てたの
きみには僕が見えるかな 孤毒なピエロが
DECO*27 -ゴーストルール

ひいらぎの解釈足りないものを望んでいたら、僕じゃない僕に出会ったんだ
それでも前に進んでみた、クラクラしちゃう夜だって

足りない僕を愛して欲しいんだ、エゴイストなママが僕を育てたんだ
君には僕の本当の姿が見えるかな、孤独で毒づいたピエロの姿が

僕は幽霊です。

幽霊はこの世にいてはいけない存在。だけどこの世で君に見てもらいたくて、この世にいるためのものを望みました。

そしたら、僕じゃない、この世界に存在していい僕に出会ってしまいました。

それでも前に進んで、君との関係を続けてみたんです。クラクラしちゃう様な夜だって。

足りない僕を愛して欲しいと、エゴな自分が僕をここまで育ててきたんです。

君には本当の僕の姿が見えるんでしょうか。一人ぼっちでいながら君にみてもらいたいと望む道化師のような僕を。

僕は幽霊で、君にみてもらいたくていろいろと頑張ります。

でも、それは道化師の様な姿で。


メーデー 僕を暴いてよ もう直終わるこの世界から
メーデー 僕と踊ってよ 最初からイナイと理解ってた?
DECO*27 -ゴーストルール

ひいらぎの解釈メーデー 僕の正体を暴いてよ もうすぐ終わってまうこの世界から
メーデー 僕と踊って欲しいよ 最初からいないとわかってたの?

そんな僕と遊んでくれていた君は僕の正体を知っていたんでしょうか?

そんな君に向かって、僕の正体を暴いて、もうすぐいなくなってしまうこの世界から解放して欲しいと願います。

ゴーストルールとは、幽霊はこの世界に存在してはいけないというルール。

主人公:僕はそのルールを破ってこの世界で君と出会ってしまいました。

この曲はそんな僕の葛藤を歌った曲なのでしょう。

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