【優里 / レオ】の歌詞の意味を徹底解釈 |失って気が付く普通の日常の大切さが描かれた歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/5/6
レオという曲名の意味を考察
「レオ」は犬目線で歌われています。
そのため「レオ」という曲名は、飼い犬の名前からきているのでしょう。
MVにも子犬と少女の成長の物語が描かれています。
レオという歌詞の意味を徹底解釈
ガラスの中の君と僕
ショーケースの中過ごしていた
誰もかれもが過ぎ去っていた
怖かったんだ あの日君に
連れられるまでは
レオ -優里
主人公である犬は、ペットショップのショーケースの中で時間を過ごしていたのでしょう。
ショーケースをのぞき込む人はいても、結局周りにいた全ての人々が次々と去っていってしまい、残された気分になっていたようです。
いったいこの後僕はどうなるんだろう…と考えていたのではないでしょうか。
そんなある日、主人公は君に連れていかれたようであり、”怖かったんだ”という過去形からは、今は不安がなく幸せであることが推察されます。
ずっとそばに
僕と同じの小さな手
転げまわり くすぐりあう僕ら
こんなに君の事好きになってた
どんなときでも傍に居て
君が言うなら ああ
レオ -優里
小さな手をつなぎ合い、ふざけあう様子が描かれています。
主人公と飼い主はすぐに打ち解け合い、仲良く遊ぶようになったのでしょう。
飼い主が好きで好きでたまらなくなっている様子が伺えます。
”どんなときでも傍に居て”というフレーズは、飼い主のことをいつも大切に思っていて、支えになることを伝えたいのではないでしょうか。
僕の名前はレオ
名前はレオ 名前呼んでよ
君がつけてくれた名前だから
嬉しい時も悲しい時も
傍に居ると決めた大事な人
レオ -優里
飼い主は主人公を「レオ」と名付けたようです。
大好きな飼い主がつけてくれた名前であり、自分に名前をつけてくれたことに感謝しているのでしょう。
飼い主が嬉しい時も悲しい時も、切ない時もどんな時も傍にいるからね、と決めたようです。
少なくなる君との時間
君が大きくなるほどに
僕との時間は減るが道理
遠くに君の友達同士
仕方がないよなぁ
レオ -優里
飼い主である君が成長していくにつれて、共に過ごせる時間は減っていくのは当然のことだと理解しているようです。
遠くの方で君と友達が楽しく過ごしている様子を見て、寂しい気持ちを抱かずにはいられないのでしょう。
仕方ないと思っていても、寂しさが募っているのではないでしょうか。
今日も君のそばに居られない
最近つけるその香水
鼻の利く僕にとっては辛いや
今日も帰りは遅くなるんだろうか
君が居ない部屋 夢を見る
あの日のこと また
レオ -優里
このフレーズでは飼い主が大人になった様子が伺えます。
飼い主は最近香水をつけるようになり、その香りを嗅ぐと君がいなくなった寂しさと結びついてしまっているのでしょう。
臭覚が敏感ゆえに、ますます寂しさを感じてしまうようです。
今日も遅くまで仕事をして、一人の家に帰るのかな?
もしかすると好きな人と一緒にいるのかな?と思い巡らせているようであり、君がいない部屋で一緒に遊んでいた頃を思い出しているようです。
どんなに遠くなっても
名前はレオ 名前呼んでよ
君がつけてくれた名前だから
寂しいけれど 悲しいけれど
傍に居ると決めた大事な人
レオ -優里
主人公は大切な飼い主から「レオ」という名前をもらったのでしょう。
もう一度飼い主に「レオ」と呼んでほしい、と願っているようです。
飼い主は僕にとって、とても大事な存在であり傍にいてくれるだけで幸せなんだ、と伝えているようです。
現状、一緒にいる時間はとても短くなってしまい、寂しい思いや悲しい思いをしているけれど、それでもずっと傍にいて支えているから、と考えているのではないでしょうか。
別れの日
君が誰かと暮らすことを
伝えに帰ってきた夜に
撫でてくれたね きっとお別れだね
最後にさ 会えたから ねぇ幸せだよ
レオ -優里
主人公は飼い主が他の人と暮らすために、この家には住まないことが分かったようです。
別れを惜しむように、飼い主は撫でてくれたのでしょう。
その様子から、もう会えなくなる別れの日が近づいていると感じたようです。
でも、それでもいい、と思ったようであり、飼い主が優しく撫でてくれた時、今までの寂しさがふと和らぎ、幸せを感じることができたようです。
名前を呼んで
名前はレオ 名前呼んでよ
君がつけてくれた名前だから
もう泣かないでよ 名前呼んでよ
あの日より大きな手で撫でてくれた
レオ -優里
「レオ」という名前をつけてくれた飼い主にもう一度名前を呼んでもらいたいと願っているようです。
「レオ」という名前は大切な飼い主からもらったものであり、飼い主もまた「レオ」をとても愛しているのでしょう。
これでお別れなんだと泣きながら優しく撫でてくれたようです。
お互いに切なくなるから、もう泣かないでよ、あの時みたいに名前を呼んでよ、と思っているのではないでしょうか。
お別れだね
名前はレオ 名前呼んでよ
君がくれた名前で良かったよ
忘れないでよ それでいいんだよ
新しい誰かにまた名前つけて
レオ -優里
大好きな主人公につけてもらった「レオ」という名前が気に入っており、この名前で良かった、と思っているようです。
僕という存在を忘れないでいてくれたら、それでいい、と思ったのでしょう。
お別れの日が近づいていることを示唆しているようです。
もしかするとレオ自身の寿命が近づいているのかもしれません。
”忘れないでよ それでいいんだよ"というフレーズからは、飼い主が悲しんでいる様子が伺え、いつも傍にいるのが当たり前であると思っていたのに、そうではなかった、と後悔している様子も垣間見えます。
そんな飼い主を見て、主人公である「レオ」は、今度出会う新しい家族に名前をつけてね、と願いを託したようです。
まとめ
今回は優里の「レオ」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
この曲は、ショーケースの中で過ごしていた犬の「レオ」が、飼い主に名前をつけてもらい、大切な人として一緒に過ごす様子が描かれています。
時が経つにつれて飼い主には新しい人生を歩み始めたようであり、レオは寂しい気持ちを抱えるようになったようです。
それでも飼い主との思い出を大切にしているのでしょう。
飼い主が別れを告げに帰ってきた夜に自分を撫でてくれたことで幸せを感じたようです。
レオと飼い主の温かな絆や成長、そして別れを描いており、当たり前の日常がそうではないことに、気付かされる歌詞でした。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは優里を追って行くのでぜひチェックしてみてください!