【Ado / いばら】の歌詞の意味を徹底解釈 |Vaundyとコラボした、フジテレビ系「めざましテレビ」テーマソングの歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/5/10
いばらという曲名の意味を考察
「いばら」は、歌詞の中で痛みや苦しさを表す「いばら」が重要なキーワードとして用いられており、そこから来ているようです。
それが試練や成長につながるというメッセージが込められており、その痛みや苦しさを乗り越えることで、より良い未来を手に入れることができるという希望が示されています。
いばらという歌詞の意味を徹底解釈
新たな朝の訪れ

そのいばらで
願いを一つ叶えてくれよ
もう
この甘ったれた
浅い眠りに傷をつけてさ
期待を超えるその魅惑の痛みで
きっと
今よりずっと朝が見えるはず
いばら -Ado
「いばら」は薔薇の花のようにトゲのある低木を指しています。時折身に降りかかる苦難の例えとして用いられることもあります。
このフレーズでは、いばらのようなものが刺さる痛みは辛いけれど、それでも願いを叶えたいと主人公は思っているようです。
主人公は現状に満足していないのでしょう。
期待を超える新たな体験を求めており、浅い眠りからの脱却、新たな朝の訪れを願っていることを表しているようです。
眠りの罠

反論などいらない
願ってしまったあなたの負けさ
長い眠りの旅の始まりだ
つまりそう
いばら -Ado
この歌詞は、願ってしまった結果、その後に起こる失敗や苦しみを表現しているようです。
自分が叶えたいと願ったものや夢は人によって異なり、それに向けて努力をしている人もたくさんいるが、しかし、願いが叶った後、何かしらの不可避的な犠牲が必要になることがあると主人公は思ったのでしょう。
それでも主人公は強く夢の実現を願ったようです。
フレーズに出てくる「長い眠り」は眠ることで見る夢と、自分が願う夢にかけているのかもしれません。
枯れゆく命の中で咲く花

生の尽きる果てに
震えてしまったあなたの負けさ
それはすでにあなたに芽生えてる
いばら -Ado
”生の尽きる果てに”というフレーズは、精神的または身体的に疲労し、限界に達した状態を表しているようです。
それに対し、”震えてしまったあなたの負けさ”とは、その状態で崩れ落ちてしまい、弱さを露わにしてしまったことを意味しているのでしょう。
その弱さや欠点が以前から己自身の中に存在していたことを暗示しているようです。
強く鋭い希望

それはね、しってる?
あなたのその眠りから生まれる
バクも吐き出す
鋭い希望
いばら -Ado
歌詞に出てくる”バク”は「獏」のことを指しているのでしょう。
獏は、中国から日本へ伝わった伝説の生物であり、人の睡眠中の夢を食べて生きています。
”バクが吐き出す鋭い希望”とは、苦難を乗り越えて実現した希望や夢について歌っているのかもしれません。
この歌詞は、困難を乗り越え、強く生きることの重要性を表現しているようです。
痛みの先にある朝

そのいばらで
願いを一つ叶えてくれよ
もう
この甘ったれた
浅い眠りに傷をつけてさ
期待を超えるその魅惑の痛みで
きっと
今よりずっと朝が見えるはず
いばら -Ado
人生において辛い出来事や苦難に直面する際、それらを乗り越えるためにどんな力を持つべきかを探し求める気持ちを歌っているようです。
過ちや失敗で傷つくこともあるけれど、失敗を恐れず前を向こうと主人公は伝えているようであり、しっかりと前を向いたその先には、今よりもずっと良い未来が待っていると思っているのではないでしょうか。
偽善者の微笑み

謙遜などいらない
願ってしまったあなたのためさ
傲慢だ
なんて、すでに遅い
つまりそう
いばら -Ado
この歌詞は、他人のために自分自身を犠牲にしてしまい、その後に後悔している気持ちを表現しているようです。
誰かのためにと思って願った、と言っているけれど本当は自分のためだったのではないか、と振り返っているようですが、”すでに遅い”というフレーズからは、後悔が遅すぎてもうどうにもできないということを表しています。
必要な震え

見えないその先に
震えてしまったあなたの負けさ
それは天真爛漫武者震
いばら -Ado
見えない先にあるものに怯え、震えてしまえばその時点で負け、と伝えたいのでしょう。
だが、その震えは勇壮な武士の震えであり、天真爛漫なあなたの瑞々しさであると考えているようです。
夢が覚める頃

だからね、きいてて
あなたのその寝言はさ
きっと、怪我人が出るほど力を持ってる
だからね、目を開けて
あなたが覚める頃には
きっと傷は癒えている
準備はいいか
いばら -Ado
この部分は、「あなた」に話しかける形で歌われています。
主人公は、眠っている「あなた」に対して、その寝言が強いパワーがあり怪我人が出るくらい力を持っていると感じているようであり、目が覚める頃には、あなたが抱えている傷は癒えていると励ましています。
このフレーズは、夢の中で言ってしまった言葉が、実は心の奥底にある言葉であり、その言葉がどんなに傷つけるものでも、時間とともに癒えていく、ということを伝えたいのではないでしょうか。
心にとめていることが、時には自分自身を傷つける「いばら」のようなものだということも表現されているようです。
痛みが導く朝

そのいばらで
願いを一つ叶えてくれよ
もう
この甘ったれた
浅い眠りに傷をつけてさ
期待を超えるその魅惑の痛みで
きっと
今よりずっと朝が見えるはず
いばら -Ado
このフレーズは主人公の願いを表しているようです。
主人公は甘ったるい感情を持つことに嫌気がさしているのでしょう。
いばらが刺さったような痛みが自分をより大きな希望へと導くことになると信じているようです。
主人公は恐怖心、不安、そして厳しさと向き合いながら、新たな道へ進もうとしているのかもしれません。
薔薇色の希望

そうだね、しってる。
あなたのその痛みには
きっと耐えられぬほど辛いこともあったろう
でもね、目を開けて
もうすぐ朝が来るから
すでに勝機で満ちている
準備はできた
いばら -Ado
あなたが抱える痛みは、言葉で表すことができないほど深刻なものかもしれないと、大切な人に問いかけているようです。
しかし、それでも必ず夜が明けるから、しっかり前を向こうと伝えているのでしょう。
前を向けば、その時点ですでに乗り越えるための力が備わっており、もう乗り越えるのも間近だ、と思っているのかもしれません。
辛くても悲しくても逃げずに目を開ければ、きっと未来も拓ける、と伝えたいのではないでしょうか。
未来へ続く

そのいばらで
願いを一つ叶えてくれよ
もう
この甘ったれた
浅い眠りに傷をつけて
さぁ
未来貫くその魅惑の痛みは
きっと
今よりずっと朝、照らすはず
いばら -Ado
”この甘ったれた浅い眠りに傷をつけて”というフレーズは、今まで主人公が抱えてきた苦しみが、自分の心身に大きな傷を負わせていることを表していることが伺えます。
今までたくさん傷ついてきた日々があるからこそ、願いを叶えてほしいと思ったのでしょう。
主人公が願う「いばら」を通じて抱える痛みが、将来的に自分自身を強くしてくれると信じていることを表しており、その痛みが必ずしも悪いことではないと伝えているのではないでしょうか。
まとめ
今回はAdoの「いばら」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
歌詞は、強さと成長をテーマに、自分自身を奮い立たせて前に進むことの重要さを訴えかけているようです。
鋭い痛みを受け入れることで、自分が本当に望む未来に向かって成長することができるというメッセージが込められているのでしょう。
また、自分自身を信じ強くあることが重要であることも歌詞から感じられます。
全体的に、力強く前向きなメッセージが込められた、勇気を与えてくれる歌詞だと感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではAdoを追って行くのでぜひチェックしてみてください!