【YOASOBI / 三原色】の歌詞の意味を徹底解釈 |NTTドコモ「ahamo」のCMソングに起用された、時が経っても変わることのないつながりを感じる歌詞を徹底解釈!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/4/29
RGBってどんな小説?
「RGB」は、NTTドコモ「ahamo」のコンセプトである「つながりによろこびを」を元に書き下ろされた小説です。
ahamo CMソングの原作となった作品であり、軽快なリズムとともに、青春群像劇が繰り広げられ、RGBは光の三原色である赤、緑、青紫から来ています。
物語は、些細なことが原因で疎遠になってしまった3人の幼馴染が、大人になって再会するところまでを描いています。
10年越しに会った3人はお互いに時の流れを感じ、はじめはぎこちない空気が流れます。
お互いの現状を語り合い、そのうち想い出話になり、徐々に昔のような3人に戻っていきます。
彼らは再会を通じて友情が持つ力や、人と繋がり合うことの大切さに気が付き、時がたっても消えることがない友情をかみしめます。
三原色という曲名の意味を考察
曲名の「三原色」は、光の三原色である赤・緑・青紫からきているようです。
また、物語の続きを繋げるために必要な色彩のように、人と人、過去と現在、心と心が繋がっていくことを表しているかもしれません。
三原色という歌詞の意味を徹底解釈
どんなことがあっても

どこかで途切れた物語
僕らもう一度その先へ
たとえ何度離れてしまっても
ほら繋がっている
三原色 -YOASOBI
主人公は時間とともに失ったものや忘れてしまったものがあるかもしれない、と伝えており、そういった状況を”途切れた物語”に例えているようです。
しかし、それでも僕たちは一緒にいたいという気持ちは変わらず、再び前へ進もうと考えているのでしょう。
たとえ何度も離れてしまっても、君という存在はずっと心の中にあり、繋がっていると感じているようです。
不安と期待の再会

それじゃまたね
交わした言葉
あれから幾つ朝日を見たんだ
それぞれの暮らしの先で
あの日の続き
再会の日
三原色 -YOASOBI
お互いに新しい生活をスタートし、とても忙しい日々を過ごしていたのでしょう。
3人の関係が終わってから時間がたった中でも、みんなと話したことや、過ごした時間が忘れられないという気持ちが続いていたようです。
無意識でいつか再会出来ることを望んでいたのでしょう。
再会することが決定し、心が躍る様子が垣間見えます。
ですがいざ再会の日を迎えるとなると、時間を埋めることができるのか不安に感じているのかもしれません。
虹の待ち合わせ

待ち合わせまでの時間がただ
過ぎてゆく度に胸が高鳴る
雨上がりの空見上げれば
あの日と同じ様に
架かる七色の橋
三原色 -YOASOBI
再会の日当日になり、待ち合わせの時間を待つうちに胸が高鳴ってきたようです。
本当に昔みたいに話せるかな…、昔のように楽しく笑いあえるかな…と主人公は思ったのではないでしょうか。
ふと雨上がりの空を見上げたら虹がかかっており、その様子はあの日一緒に見た虹と同じだと気が付いたようです。
雨が晴れて虹が出たように、きっと昔のように話し合えると期待できたのかもしれません。
何度でも会える

ここでもう一度出会えたんだよ
僕ら繋がっていたんだずっと
話したいこと
伝えたいことって
溢れて止まらないから
ほらほどけていやしないよ、きっと
巡る季節に急かされて
続く道のその先また
離れたってさ
何度だってさ
強く結び直したなら
また会える
三原色 -YOASOBI
このフレーズでは再会を喜ぶ心境が表現されているようです。
3人は伝えたいことや話したいことがたくさんあったのでしょう。
出会いを大切にして、常に繋がりを持とうという気持ちが込められており、再び離れてしまった場合でも、絆を強く結び直せばまた会えるよね、と再確認したようです。
カラフルな思い出

何だっけ?
思い出話は止まんないね
辿った記憶と回想
なぞって笑っては
空いた時間を満たす
言葉と言葉で気づけばショートカット
明日のことは気にせずどうぞ
まるで昔に戻った様な
それでも変わってしまったことだって
本当はきっと幾つもある
だけど今日だって
あっけないほど
あの頃のままで
三原色 -YOASOBI
3人の話は尽きることがなく、過去の思い出に思いを馳せ、共有した楽しい時間を回想しているのでしょう。
時間は流れ、夜遅くなったとしても明日のことは考えずに今を楽しもう、という考えで一致したようです。
また時とともにたくさんの変化があったかもしれないけれど、時間を感じさせないほどあの頃のままの3人であり、話をしていても違和感がなかったのでしょう。
今も色あざやかで、懐かしさを感じることができると思ったようです。
それぞれの日常に帰ろう

気づけば空は白み始め
疲れ果てた僕らの片頬に
触れるほのかな暖かさ
あの日と同じ様に
それぞれの日々に帰る
三原色 -YOASOBI
”空が白み始め”というフレーズからは、3人が夜通し語り合った様子を想像させます。
話疲れた状態で道を歩いていたら、朝日が頬を照らしたのでしょう。
時を忘れるほど楽しい時間は終わりになってしまうけれど、とても充実し満足のいく時間だったようです。
あの日別れた時と同じように、今もまたそれぞれの日常に帰ろうとしていますが、このフレーズから考えると、悲しい別れではないようです。
つながる喜び

ねえここまで歩いてきた道は
それぞれ違うけれど
同じ朝日に今照らされてる
また重なり合えたんだ
三原色 -YOASOBI
主人公たちはそれぞれ歩んできた道を振り返り、現状を確かめ合ったのでしょう。
同じ道を歩んできたわけではないけれど、再びまた巡り合い、想いを共有することができたようです。
人と人とがつながる喜びを感じているのではないでしょうか。
バイバイ、また明日

どこかで途切れた物語
僕らもう一度その先へ
話したいこと
伝えたいことって
ページを埋めてゆくように
ほら描き足そうよ、何度でも
いつか見上げた赤い夕日も
共に過ごした青い日々も
忘れないから
消えやしないから
緑が芽吹くように
また会えるから
物語は白い朝日から始まる
「また明日」
三原色 -YOASOBI
今まで途切れていた人間関係を再びつなぎ直し、伝えたいことや話したいことをたくさん伝え合おう、と決めたようです。
そうしてページを埋めていくように、何度でも会おうと思ったのではないでしょうか。
”緑が芽吹く”という表現からは、いつかまた会えることを願う気持ちが込められているようです。
このフレーズは赤、青、緑と色の三原色が出てきており、この3つの色を合わせると「白色」になります。
”白い朝日”という言葉はこの3人の心が合わさる様子と朝日の白さを表現しているのではないでしょうか。
「また明日」という希望的な言葉で締めくくられており、3人の関係がこれからも続いていくことを示唆しているようです。
まとめ
今回はYOASOBIの「三原色」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「三原色」の歌詞は、途切れた物語を再び始めること、伝えたいことをページに書き足していくこと、大切な思い出を忘れずにいること、そして再会を信じることなど、希望と前向きな気持ちを表現しているようです。
また、新たな始まりを迎えることを示唆しており、違う道を歩んでいてもどこかでつながっているという、絆も感じることができました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではYOASOBIを追って行くのでぜひチェックしてみてください!