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【KIRINJI / nestling】の歌詞の意味を徹底解釈 |優しくそっと寄り添ってくれる、ドラマ『かしましめし』の主題歌の歌詞を紐解く!

編集: ひいらぎ最終更新: 2023/4/23

目次
かしましめしってどんなドラマ?
nestlingという曲名の意味を考察
nestlingという歌詞の意味を徹底解釈
生き延びるだけだった
慰めてくれる場所
いつかはきっと
自分が自分でいられる
前を向こう
未来へと飛び立とう
まとめ

かしましめしってどんなドラマ?

「かしましめし」は、同級生の自死という失意の中で再会したアラサー男女の3人がお互いに支えあいながら、一緒に暮らすようになる物語です。

同級生の元カノ千春は、上司からパワハラを受けていたのでですが心が折れてしまい退職。気分転換のために始めた料理に活路を見出します

自死した同級生が所属していたラグビー部の元マネージャーナカムラ。古風で堅い家庭で育ったため「結婚はするものだ」という意識でいましたが、同じ部署の婚約者から突然婚約破棄されてしまいます。

同級生の元カレだったのが英治。先輩から教えてもらったゲイの信条を胸に抱きながら生きています

この3人の男女はそれぞれに違う過去を持ち、お互いに恋愛や職場での悩みを抱えながらも、食べ仲間として一緒に食事をする時間を通じて、気持ちを共有し、励まし合っていきます。

このドラマは心温まるストーリーであり、ドラマに出てくる料理にも注目されています

nestlingという曲名の意味を考察

曲名の「nestling」には「雛鳥」という意味があり、巣立ち前の小鳥のように、まだ幼く未熟な存在として描かれているようです。

また小さな幸せに包まれながら未熟な自分を認め、いろいろな人に支えてもらいながら少しずつ大人になっていく過程が描かれており、「nestling」のもう一つの意味「寄り添う」からも来ているのではないでしょうか。

最後には、新たな場所へ飛び立つ姿が描かれているようです。

「nestling」は、すごく優しい感じで癒される楽曲です。飛び立つ不安と期待が混ざった歌詞はそっと寄り添ってくれる感じがするんですよ!そっとひと押しをしてくれる歌詞を紐解いていきましょう!

ひいらぎ

nestlingという歌詞の意味を徹底解釈

生き延びるだけだった

So many times ガラス窓に突っ込んでみたり
たまにジェット機に焼かれそうになった
All alone いつの間にか夢からはぐれて
生き延びるだけで手一杯

nestling -KIRINJI

"So many times”とは「何度も」という意味であり、ここでは何度も何度も自分を危険な状況に身を置き、心身ともに疲れ果てた、という意味になりそうです。

さらに一人ぼっちで夢から遠ざかり、ただ生き延びることだけで精一杯だったと伝えており、辛い日々を送っていた様子が伝わってきます。

慰めてくれる場所

Feed me more
幸せの一匙
大きななりしてても
僕らはまるで雛鳥だ
ここはサンクチュアリ
羽を繕うところ
青く濡れた頬を
慰めてくれるスープがあるよ

nestling -KIRINJI

”Feed me more ”は「もっと与えて」という意味であり、心に満足感を与えるものを求めている様子を表現しているようです。

大人になっても生きる上では未熟であることを主人公は伝えており、「幸せ」の一さじを与えてくれる人を待っているのではないでしょうか。

また主人公がいる場所を聖域と表現しており、主人公にとって心の傷を癒やしてくれる場所なのでしょう。

”青く濡れた頬”はを意味し、”スープ”は安らぎを与えるものとして表現されているのではないでしょうか。

いつかはきっと

いつかは頑なな心ほどけて
もう君はつまらないことで傷ついたり
怒ったり落ち込んだりはしないだろう、たぶん
そんな日がきっと来るはず

nestling -KIRINJI

人はいくつになっても自分自身に向き合って、現状を打破することができると希望を持ちかけているようです。

そして将来自分が苦しんでいたことがつまらない出来事のように感じ、その出来事も記憶から薄れていくだろうと考えているのでしょう。

そんな日は必ず来る、と前向きな考えを表現しているようです。

自分が自分でいられる

Feed you more
幸せの一匙
大きななりしてても
僕らはまるで雛鳥だ
ここはサンクチュアリ
羽を繕うところ
黒く騒めく胸を
静めてくれる御菓子があるよ

nestling -KIRINJI

”幸せの一匙”は、どんな小さなことでも大切だと思うことを表しているようであり、この歌詞からは自分たちの幸せに対する願いを歌っているようです。

大きな夢を抱く人でも、まだ成熟していなくて不安を感じることがあるということを表しており、成長途中で不安定である反面、新しいことにチャレンジするエネルギーも持っていると伝えたいのではないでしょうか。

自分たちがまだ成長途中であることを認めつつ、夢に向かって進んでいこうというメッセージが込められているようです。

主人公は自分の居場所を見つけることができましたが、この場所は自分を表現することができる場所でもあるようです。

また、”羽を繕うところ”というのは、自分自身を整えてより良い状態にしていくことを表しているのでしょう。

主人公がいる場所は、不安や悩みを抱えたときに、何か自分を落ち着かせてくれるものがあるということを表しているようです。

前を向こう

今日、明日
友だち呼び出して
どこかに行こうかって
そんなことを考えてる

nestling -KIRINJI

この部分では、今まで不安な気持ちが強かった主人公が、少しだけ前に進むことができた様子が示されているようです。

友達と一緒にどこかへ行こうとしており、現状をしっかりと受け止め前に進もうと考えたのでしょう。

ゆっくりと羽を休めた雛鳥=主人公が飛び立つ瞬間なのかもしれません。

未来へと飛び立とう

You're gonna fly away
風向きが変わった
空を飛びたくなったら
新しいフォーメーションで
さよならサンクチュアリ
羽を繕うところ
夜が明けたのなら
軌跡を描いてみせてよ
鮮やかに

nestling -KIRINJI

”You're gonna fly away”は「飛んでいくよ」という意味であり、風向きが変わり、新たなる未来への飛翔の時がやってきたことを表現しているのではないでしょうか。

自分にとって心安らげる場所から旅立つことを決心したのでしょう。

自分の中で様々なことが解決し飛びたつ勇気が持てたのだから、未来に向けて歩んでいこうと思ったようです。

まとめ

今回はKIRINJIの「nestling」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「nestling」の歌詞は、人生で様々な試練や困難に直面しながらも、人は成長していくものであり、時間が解決してくれるというメッセージを伝えているようです。

歌詞には、孤独や不安定な時期を過ごす人を励ますような言葉が多く含まれており、自分自身を支える場所を見つけることが大切だということを示唆しているのではないでしょうか。

また、力を合わせることで一緒に成長し、新しい自分になっていこうという呼びかけがあると感じました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではKIRINJIを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

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