【川崎鷹也 / ぬくもり】の歌詞の意味を徹底解釈 |離れていてもぬくもりを感じることができると綴られた歌詞を徹底解釈!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/5/31
ぬくもりという曲名の意味を考察
「ぬくもり」という曲名は、愛や友情など、人と人との繋がりの中で感じる心の温かさや安心感、そして孤独や寂しさを埋めるものとしての、ぬくもりの意味が含まれていると考えられます。
歌詞の中にも、”寂しさ埋めるように”などの表現が多数出てきており、温かさをイメージしてつけられたのではないでしょうか。
ぬくもりという歌詞の意味を徹底解釈
心の焦がれ
愛の形ってやつはまだ僕には分かってなくて
会いたくて
どうしようもない想いが溢れていく
ぬくもり -川崎鷹也
主人公は「愛」とは具体的にどういうものなのか、まだわからないのでしょう。
ですがどうしようもなく会いたいと思うようです。
これが愛なのかすらわからないけれど、でも会いたくて仕方がない…。
恋が始まったばかりなのかもしれません。
君の香り
君の匂いが風に乗って
頬を伝う静けさ
君色に染まっていく
ぬくもり -川崎鷹也
この部分の歌詞は、恋人の存在に包まれた温かい気持ちを表現しているようです。
主人公は大好きな人の香りを感じたのでしょう。
その香りは静かに頬を伝い、静かに二人をつなげようとしているようです。
声を聞くだけで大好きな人を感じ、近くにいなくても近くにいる感覚なのかもしれません。
月下のメロディ
電話越しで歌を歌う
寂しくないように
月明かりが曇りがかった そのくらいが丁度いい
赤く染まる深夜二時
ぬくもり -川崎鷹也
この歌詞は、離れて暮らしている大好きな人と電話で話す夜を描いたもののようです。
月明かりが曇っている状態を”そのくらいが丁度いい”と伝えており、物事に完璧さを求めずに、些細なことでも今の気持ちを楽しむような余裕を持った表現となっているのではないでしょうか。
ですが一方で、月明かりがさほどないことで逆に落ち着いて話ができると思っているのかもしれません。
”赤く染まる深夜二時”とは、時間が進んでいく中で感じる寂しさや淋しさがより強くなってくる様子が連想されます。
あっという間に過ぎる時間
内容も無いような時間が過ぎ去ってく
オチもない話でおどけて笑い合う
耳元が熱くなる頃 時計の針は下を指す
静寂を知らす風の音 研ぎ澄まされた声が
ぬくもり -川崎鷹也
何事もないような時間が過ぎ去っていく中で、無意味な話をして笑い合いあっていたのでしょう。
どんな一言も逃さないようしっかりと電話を耳につけていたので、耳元がほんの少し痛くなったのかもしれません。
主人公は耳元にあたる風が温かく感じ始めると同時に、時間が経過していることを実感したようです。
好きな人との時間はあっという間に過ぎていくことを表現しているのかもしれません。
会いたい思い
電話越しで君と歌う 寂しさ埋めるように
月明かりが僕ら照らした そのくらいが丁度いい
眠れない深夜三時
ぬくもり -川崎鷹也
”電話越しで君と歌う”とは、一緒に時間を過ごすことができないけれども、離れていても心を通わせたいという思いを表現しているようです。
お互いの声がお互いを求め、会えない寂しさを埋めているのでしょう。
月明かりが照らす情景は、静かで穏やかな雰囲気が感じられます。
大好きな人と話してから1時間以上が経過し、話しているうちにさらに会いたいという気持ちが募ってしまったのかもしれません。
確かなぬくもり
電話越しで君を想う
寂しくないわけがないだろう
ぬくもりは今、確かにある 2人の深夜四時
ぬくもり -川崎鷹也
”寂しくないわけがないだろう”という言葉からは、離れていてもお互い思っていることは同じであることを伝えているようです。
実際には一緒にいないけれど、こうやって同じ時間を共有し思いを伝えあうことで、君を感じることができるんだと、大好きな人に伝えているのかもしれません。
さらに時間が経過し、時刻はもう4時。
たくさん話すことで、離れていても確かなぬくもりを感じたのではないでしょうか。
月明かりの幸せな時間
電話越しで歌を歌う 想いを繋ぐように
月明かりに染まる僕らは このくらいが丁度いい
僕らだけの物語 ほら見て朝日が昇る
ぬくもり -川崎鷹也
離れていても、お互いを思い合う気持ちが電話を通じて繋がっているように感じているのでしょう。
キラキラと輝く月明かりの下で、二人は幸せな時間を過ごしているようです。
深夜から話をしてついに朝を迎えてしまったけれど、とても充実した時間だったのではないでしょうか。
”朝日が昇る”というフレーズからは、二人の明るい未来を表現しているとも読み取れます。
まとめ
今回は川崎鷹也の「ぬくもり」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「ぬくもり」の歌詞は、恋人同士の電話越しでのやりとりがテーマになっています。
主人公は大好きな人と会いたいと思っていてもなかなか会えないようですが、大好きな人の香りを感じ、いつもそばにいる気がするのでしょう。
電話越しで話をし、時間を共に過ごすことで寂しさを埋めることができるようです。
歌詞には月の様子や話をしている時刻が書かれており、それにより時間の経過を感じることができました。
全体的に穏やかで美しい歌詞が綴られていると感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは川崎鷹也を追って行くのでぜひチェックしてみてください!