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【幾田りら / 蒲公英(たんぽぽ)】の歌詞の意味を徹底解釈 |NHKドラマ「大奥」に使用された主人公の人生を歌った歌詞を紐解く!

編集: ひいらぎ最終更新: 2023/2/3

目次
大奥とはどんなドラマ?
蒲公英という曲名の意味を考察
蒲公英という歌詞の意味を徹底解釈
1番
失われた理想と虚像
終わりなきループを願いながら
2番
静かな死の瞬間の想い
静かな死の瞬間の想い
導かれる未来への旅立ち
生まれた意味の受け止め方
挑戦し続け、儚い夢を叶えよう
まとめ

大奥とはどんなドラマ?

「大奥」は、NHKドラマシリーズであり、江戸時代の日本を舞台にした物語です。

物語は、社会構造が激変した時代を舞台に、「赤面疱瘡」と呼ばれる病によって男子の人口が急激に減り、女子たちが労働力を担うようになったことから始まります。

江戸城では、将軍家光以降、将軍職が女子に受け継がれ、大奥と呼ばれる男の世界が築かれます。

このドラマシリーズは、時代背景、社会状況、人間ドラマなどを織り交ぜ、魅力的なストーリーを提示することで、視聴者を魅了する作品です。

蒲公英という曲名の意味を考察

曲中の中で、曲名「蒲公英」の意味は明確されていません

しかし、蒲公英(たんぽぽ)は一年中花を咲かせ、種を蒔き、終わりを迎える花です。

そんな花のように人生というものも同じように生まれ、成長し、終わりを迎えるものだということを意味しているのかもしれないですね。

「蒲公英」は、一般的に「たんぽぽ」とも呼ばれる植物です。たんぽぽは皆さんもみたことあると思いますが、鮮やかな黄色の花を咲かせます。蒲公英という花に注目して歌詞を紐解いていきましょう!

ひいらぎ

蒲公英という歌詞の意味を徹底解釈

1番

失われた理想と虚像

望んだ訳ではなく
此処に生まれ落ちて
気付けば両手一杯が
託された理想で溢れる
刷り込まれて行く内に
膨らんで行った虚像で
作り上げられた
よく似た偽物

蒲公英 -幾田りら

この歌詞は、人が望んでいた運命とは違って、生まれた場所で、両手一杯に理想が託されているということが表現されています。

そして、時間の経過とともに周囲から刷り込まれた虚像が大きくなっていく主人公をストーリとして表現した後、これらが「作り上げられたよく似た偽物」となっていくことを歌っています。

終わりなきループを願いながら

未だ信じていたいと
縛り付けられた心が叫ぶ

彷徨いながら願った
この終わらないループを
下らないルールを抜け出して
何もかも置いてって
素直に笑い合えたなら
そんな日が

蒲公英 -幾田りら

サビです。ここでは未だに信じたいと願う気持ちを歌っています。

縛り付けられた心が叫ぶように、終わらないループから脱することを願っているのでしょう。

ルールに縛られない自由な状態で、何もかも置いて素直に笑い合る日が来ることを主人公は願っているのかもしれませんね。

2番

静かな死の瞬間の想い

報われたいんだとか
救われたいんだとか
そんな事言わないから
ただちゃんと目を向けて欲しいんだ
音を立てず死んで行くこの心を
見て見ぬ振り
切りがない
もう嫌なんだ
こんな繰り返し

蒲公英 -幾田りら

この歌詞は、「望みや願いを叶えてくれると期待している」「見た目を装って自分の心の状態を隠している」といった、主人公の心の内面を表現しています。

主人公は、本当の感情や願いを言葉にすることができず、外に向けて装いを続けている状況に不満を感じているのかもしれませんね。

静かな死の瞬間の想い

静かなる戦いは陰の中
日の目は当たらない
最後の最後に残るものは
どんなに傷付いても
守り想い続けた事
願いは花になって
やがて綿毛の様に飛んで行く

蒲公英 -幾田りら

ここでは、主人公の人生の戦いが内面から行われていると表現されています。

また、その戦いは目に見えないものばかりで、人生の最後には傷ついても守り続けた願い花(蒲公英)になり、やがて綿毛のように飛ぶように消えていくと歌われています。

導かれる未来への旅立ち

愛が途切れぬ様に繋いで
風に乗って
何処までも遥か遠く
運命の向こうまで

蒲公英 -幾田りら

この歌詞は、「愛」強く繋いで、遠い未来まで共に行くことを願っていることを表現しています。

「風に乗って」というフレーズからも、自由な気持ちで旅をするようなイメージを感じますね。

「運命の向こうまで」という歌詞からも、遠い未来に向けて前向きな思いが込められていると考えられます。

生まれた意味の受け止め方

ゆらり揺られ舞い落ちたその場所から
芽を伸ばして咲き広がって行くと信じている
未来へ想いを繋いで行く為ならば
此処に生まれた意味も
今なら受け止められるから
舞い上がって行け

蒲公英 -幾田りら

この歌詞は、落ち込んでいる自分自身を元気づけるために、主人公が希望を持つことを表現しています。

「ゆらり揺られ舞い落ちたその場所から」という歌詞から始まり、「芽を伸ばして咲き広がって行くと信じている」と続く表現は、自分自身が立ち上がって前向きになることを望んでいることを表現しています。

「未来へ想いを繋いで行く為ならば」というフレーズは、自分自身が前を向いて進んでいくことを強調しており、「此処に生まれた意味も」という歌詞は、今の自分が生まれたことに意味があるということを強調しているのでしょう。

「今なら受け止められるから」というフレーズからは、今こそ自分自身を元気づけて前を向くことができるという主人公の思いが感じられますね。

挑戦し続け、儚い夢を叶えよう

諦める事も止めよう
この終わらないループも
下らないルールも破り捨てて
誰もが同じ様に
許し合って愛し合えたなら
そんな日を夢見て

蒲公英 -幾田りら

ここの「諦めることも止めよう」と歌う歌詞は、諦めないという気持ちを表現しています。

「この終わらないループも」と歌詞が続いているのは、毎日同じことを繰り返している生活の様子を描写しており、それを「止めよう」という気持ちで乗り越えていくことが歌われています。

また、「下らないルールも破り捨てて」というフレーズは、自分にとっての望ましくないものを自分の意志で変えることを表現しているのでしょう。

曲の最後の「誰もが同じ様に許し合って愛し合えたなら、そんな日を夢見て」という歌詞からは、全ての人が和解し合い、愛をもって生きていく世界を夢見ているという幾田りらの思いが伝わってきますね。

まとめ

今回は幾田りらの「蒲公英」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

生まれた場所や状況が望んでいないことを正面から受け止め、自分自身を信じて夢を追いかけること表現しているいい歌詞でしたね。

幾田りらは、社会や他人に押し付けられるものに対する不満とともに、自分自身の人生を自分の意志で生きていこうという強いメッセージを伝えたかったのかもしれませんね。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithでは幾田りら を追って行くのでぜひチェックしてみてください!

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