【aiko / 荒れた唇は恋を失くす】の歌詞の意味を徹底解釈 |切ない言葉が並ぶのになぜかホッとしてしまう歌詞を徹底解釈!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/3/29
荒れた唇は恋を失くすという曲名の意味を考察
この歌詞からは恋人との別れや未練を感じているといった雰囲気が伝わってきます。
また、自分自身の成長や変化を望む気持ちや、相手との連絡の取れなさや寂しさといった感情が描かれているようです。
曲名はそのような感情からつけられたのではないでしょうか。
荒れた唇は恋を失くすという歌詞の意味を徹底解釈
凍える想い、燃える恋
新しいものを拒絶して 些細な事に動揺する
日々の中に見つかる愛
夜中急いで飛び出して 冷えた体であなたに逢った
心から指へ熱が上がる
荒れた唇は恋を失くす -aiko
新しいものに馴染めず不安になりがちな自分を恥じて生きてきましたが、そんな日々の中にも愛があったように感じたようです。
日々の生活の中でそっと寄り添ってくれる大切な人がいた。
だから心を満たすためにもあなたに逢いたい…主人公はそう思ったのではないでしょうか。
逢いたい気持ちが全身を覆いつくすほどだったことがわかります。
切り取った未来の風景
思い出したらまだ切ない
時計だけが進んでいたみたい
次に髪を切るまでに絶対変わろう
荒れた唇は恋を失くす -aiko
”思い出したらまだ切ない”というフレーズは、過去に起こった出来事が思い出されると共に、その出来事に関する辛い感情も同時に思い起こされることを描写しているようです。
”時計だけが進んでいたみたい”という一節は、「時が過ぎ、現在はその出来事から既に時間が経過したが、切ない思い出はまだ残っている」ということを表現しているのでしょう。
そして最後に”次に髪を切るまでに絶対変わろう”というフレーズからは、自分自身を変えることで、その切ない思い出から逃れたい、という願いが込められているように感じます。
想いのカタチ
もうじき誕生日だね
毎日考えてるの
元気にしてるのかな
連絡できなくて
繰り返し着た大切なTシャツの
緩んだ首元に溜まる想い伝えたいよ
負けに勝てない切れ端大事に握ってた弱気な日々
荒れた唇は恋を失くす
背伸びして気取って無理をして壊れた靴ずれに気がついた
何が痛いのかもうわからないまま
荒れた唇は恋を失くす -aiko
”もうじき誕生日だね”と歌詞に出てきますが、恋人や友達など、大切な人の誕生日を思う気持ちを歌詞に込められているのでしょう。
毎日そのことを考えているのは、大切な人が幸せであるように願っているからだと思われます。
しかし、その大切な人とは連絡が取れず、緊張感や焦りを感じていることが伝わってきます。
”負けに勝てない切れ端大事に握ってた弱気な日々”とは、自分自身が持つ過去の弱気な思いを強調する表現なのでしょう。
それを大事に抱え込んでしまっており、カサカサに乾いた唇じゃ、恋もできないよね、と感じているようです。
最後のフレーズでは、主人公が大切な人に本当の自分の姿を見せることができなかったことにやっと気が付いたようです。
忘れたくない
あの日切りすぎた髪
ガラスに映る姿になんか恥ずかしくって そっちを向けなくて
だけどあなたはキスをした さよならと目蓋に触れる髪
本当は忘れたくないの
荒れた唇は恋を失くす -aiko
”あの日切りすぎた髪”は変わろうと決意をしてせっかく髪の毛を切ったのに、実際に切ってみたらとても短くなってしまった。
その姿はなんだか恥ずかしいし、大切な人に見られたくない…と主人公は思ったのでしょう。
だけど大切な人はその髪型をいいね、と言ってくれたようです。
”あなたはキスをした さよならと目蓋に触れる髪”は、そんな自分を愛してくれた人がいたことを表現しているようであり、大切な人との思い出だから本当は忘れたくない、という強い思いを表現しているように感じます。
星空の下で永遠を願った恋
いつ出逢っても同じ気持ちに悩んだと思うよ
明日になったらゴミになってしまっても
他愛もない感想とずっと言いたかった心残り
星空の下で見る笑ったその目
荒れた唇は恋を失くす -aiko
”いつ出逢っても同じ気持ちに悩んだと思うよ”とは、人によっては出会う度に同じような恋愛の悩みが生じることを表しているのかもしれません。
この悩みや考えも、明日には何の意味も持たなくなってしまうんじゃないかという不安や虚しさが込められているのではないでしょうか。
また、「あの時、こんなことを伝えておけばよかった」という後悔や、伝えたくても言葉に詰まってしまった思いが含まれているように感じます。
”星空の下で見る笑ったその目”とは、相手の魅力や優しさに惹かれ、いつまでも忘れることができない瞬間を表しているように思われます。
『背中合わせの誕生日』
もうじき誕生日だね
ひとりで考えてるよ
このドアを開けたら何かが始まるの
積極的に火をつけて いつもと違う洋服を着て
変わる想い愛したいよ
荒れた唇は恋を失くす -aiko
このフレーズでは、主人公が自分自身と向き合い、自分を見つめ直す時間を持っていることを示しているようです。
”このドアを開けたら何かが始まるの”は、何か新しい出会いや体験があるかもしれないという期待感を表しているのではないでしょうか。
自分自身の中に眠っている勇気を出して、今までとは違う自分を発見しようとしており、自分自身の中にある情熱やエネルギーを引き出そうとしているのかもしれません。
最後の”変わる想い愛したいよ”は、主人公が新しい自分を発見し、これからはより健康的な恋愛を目指していきたいという願いを表しているようです。
自分自身が変わり、それが自然に大切な人との関係につながっていくことを願っているのかもしれません。
まとめ
今回はaikoの「荒れた唇は恋を失くす」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「荒れた唇は恋を失くす」は、新しいものを取り入れることを拒否し、些細なことに動揺する主人公の心情を描いているようです。
ですが、日々の生活の中で見つかる愛によって主人公は自信を取り戻し、自身の成長と変化を願っているのではないでしょうか。
主人公は誰かを思うことで自分の本当の感情を伝えたいと願っており、この曲は恋愛と自己成長をテーマにしているのではないかと感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではaikoを追って行くのでぜひチェックしてみてください!