【優里 / 恋人じゃなくなった日】の歌詞の意味を徹底解釈 |出会いから別れ、そして再会の日を描いた、心が温かくある歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/4/16
恋人じゃなくなった日という曲名の意味を考察
「恋人じゃなくなった日」は、優里はじまりの曲「かくれんぼ」、「ドライフラワー」、そしてドライフラワーのアフターストーリーである「おにごっこ」で描かれてきた物語の最終章の「始まり」となる楽曲です。
「恋人じゃなくなった日」というフレーズが出てきているので、曲名はそのことにちなんでいると思われ、恋人としての関係が終わり、新たな関係性を築いていくことを歌詞で示しているようです。
恋人じゃなくなった日という歌詞の意味を徹底解釈
たくさんの記念日
はじめて会った日
手をつないだ日
キスをした日
喧嘩をした日
一年記念日を忘れてた日
些細な事も覚えると決めた日
カレンダーに増えていった記念日の数だけ
愛しくなるほどに怖くなっていた日
恋人じゃなくなった日 -優里
最初のフレーズでは恋人と過ごしたいろいろな日々を振り返っているようです。
手をつないだ日や喧嘩をした日など、日常のちょっとした出来事も記念日になるほど、幸せな日々だったのでしょう。
”些細な事も覚えると決めた日”という部分からは、記念日を忘れてしまっていたことがきっかけで大切な人と喧嘩になってしまった情景が思い浮かびます。
そして主人公はたくさんの思い出がカレンダーに増えていく中で、大切な人を失う恐怖感が生まれたのでしょう。
大切な人との記念日が増えることはうれしいけれど、その分本当にこの幸せが続くのか、不安になったようです。
記念日はもう増えない
別れようと思った日
本当に別れた日
もうこれ以上 記念日は増えないんだね
忘れようと思った日
思い出してしまった日
恋人じゃなくなった日
恋人じゃなくなった日 -優里
何度か喧嘩して、「もう別れよう」とお互いに思ったのでしょう。
思うだけでなく勢いにまかせて本当に実行してしまったようであり、主人公は別れたことを後悔している様子が伺えます。
恋人じゃなくなった日は増えてしまったけれど、他の記念日はもう増えることはない。
忘れようと思っても忘れられない様子が垣間見えます。
再会の日
何処かで会えたら なんて思った日
本当に再会した日
あの時ごめんね 謝った日
君が飼ってたムギが眠った日
愛しくなるほどに怖くなっていくけど
出会えたことが幸せと感じれた日
恋人じゃなくなった日 -優里
大切な人とひょんなところで遭遇したら…と思っていた日、本当に再会することができたようです。
別れた時は素直になれなかったけれど、今なら”あの時ごめんね”と謝ることができる、と思ったのでしょう。二人はお互いに謝り合うことができ、心が軽くなったようです。
フレーズに出てくる”ムギ”はMVでは猫が描写されており、大切な人に家族同然にかわいがられていたことがうかがい知れます。
そのためムギが死んでしまった日は自分も悲しみにくれつつ、ひどく悲しみ落ち込んでいる大切な人に寄り添いたいと考えたのかもしれません。
相手に惹かれる気持ちが強くなるほど、一方で相手を失うことを怖れるようにもなる日々。だけれど、出会えたこと自体が幸せだと感じられるのだ、と伝えているようです。
一歩進んで
君をひとりにしない
心に決めたその日
いつでも傍に居たい心届く場所でさ
家族になろうと君に誓いをたてられた日
恋人じゃなくなった日
恋人じゃなくなった日 -優里
”君をひとりにしない”というフレーズは、恋人として大切な存在だと思っている相手に向けて掛けられる言葉です。
主人公は大切な人をひとりにしないと心に決めたのでしょう。
いつでもどんな時でも傍にいてほしい、と願っており、主人公にとって大切な人といる場所は心地よい所であることを強調しているようです。
そして、恋人としてだけでなく、家族としても大切な人と共に歩むことを誓った瞬間を表現しています。
今日は恋人じゃなくなった日、だけれどそれは決してマイナスな意味ではなく、次へのステップの日でもあるんだ、と伝えたいようです。
幸せが続きますように
幸せにする 幸せになろう 幸せにして
幸せに生きて 生きて 生きて ずっと
傍に居るから
恋人じゃなくなった日 -優里
”幸せにする、幸せになろう、幸せにして#というフレーズは恋人同士が共に幸せを追い求めることを表現しているのでしょう。
そして、恋人同士が互いに支え合って、ずっと一緒に幸せに生きていこうという想いが込められているようです。
幸せが長く続くように…と切に願っているのではないでしょうか・
家族になる日
家族になれた日
やわらかなひだまりに
それぞれの物語映して涙した日
悲しいから泣いたりした訳じゃないんだよ
恋人じゃなくなった日
恋人じゃなくなった日 -優里
二人の関係が恋人から一歩進んで、家族になったことを伝えているようです。
やわらかな日差しが降り注ぐ中、二人は「こんな日もあったね」と過去を振り返って懐かしく感じており、これまでの出来事に感動した日を思い出しているようです。
それぞれの物語があったからこそ、家族になれた瞬間に思い出深いものとして残ると示唆しているのではないでしょうか。
まとめ
今回は優里の「恋人じゃなくなった日」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「恋人じゃなくなった日」の歌詞は、恋人同士の日々を過ごす場面から、別れや再会、そして家族になっていくまでを描いているようです。
記念日が増えるほどに愛しさと同時に怖さを感じるという部分や、君をひとりにしないと心に決め、家族になることを誓うことが描かれており、主人公の感情の揺れが表現されていたのではないでしょうか。
小さい頃から支えてくれた人々に感謝の気持ちを込めながら、二人はずっと寄り添っていくと誓い合った様子が見えました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは優里を追って行くのでぜひチェックしてみてください!