【SEKAI NO OWARI / Habit】の歌詞の意味を徹底解釈 |TikTokでバズった、どの世代にも響く歌詞を徹底解釈!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/4/2
『ホリック xxxHOLiC 』はどんな映画?
『ホリック xxxHOLiC 』は創作集団・CLAMPの大ベストセラーコミックを実写映画化したものです。
アヤカシに好かれることが多い男子高校生四月一日(わたぬき)。
いい加減普通の生活を送りたいと願っていた四月一日だったが、ある日一羽の蝶に導かれるようにして、【ミセ】と呼ばれる不思議な場所にたどり着く。
その【ミセ】の女主人の侑子は四月一日の願いをかなえるかわりに、"いちばん大切なもの"を差し出すように囁く。
だが大切なものを探そうと必死になる四月一日にアヤカシの魔の手が伸びる…。四月一日の一番大切なものとは?そしてアヤカシとの戦いは?
四月一日と仲間たちの運命が動き出します。
Habitという曲名の意味を考察
『Habit』は癖や習性という意味があります。
この楽曲ではどちらかと言えば習性という意味に近く、分類分けをしたくなる現在の世の中について歌われているようです。
そして楽曲では、ついつい分類分けをしたくなる悪い癖を壊さなければならないというメッセージが込められているようです。
Habitという歌詞の意味を徹底解釈
なぜ分類したがる?
君たちったら何でもかんでも
分類、区別、ジャンル分けしたがる
ヒトはなぜか分類したがる習性があるとかないとか
この世の中2種類の人間がいるとか言う君たちが標的
持ってるヤツとモテないやつとか
ちゃんとやるヤツとヤッてないヤツとか
Habit -SEKAI NO OWARI
このフレーズでは、分類分けをしたくなるヒトの習性について投げかけているようです。
少し前までマニュアル化した社会と言われていましたが、今は「あいまいさ」を受け入れることが難しい社会になりました。
もちろん昔からジャンル分けや区別をすることがあったのですが、ここではそんな現在の社会について投げかけており、区別やジャンル分けをついついしてしまう世の中に警告を送っているのかもしれません。
本能の外側にあるもの
隠キャ陽キャ?
君らは分類しないとどうにも落ち着かない
気付かない本能の外側を
覗いていかない? 気分が乗らない?
つまり それは そんな シンプルじゃない
もっと 曖昧で 繊細で 不明瞭なナニカ
Habit -SEKAI NO OWARI
ここでは分類や区別をすることに対して、疑問を投げかけています。
人は分類や区別をしていた方が安心であり、そういったものの中で長く生活をしてきている。
新しいものは受け入れることが難しくて、本能がそれを拒否しているのではないか、と伝えたいのではないでしょうか。
"本能の外側”はそんなにはっきりと区別できるものではなく、曖昧で不明瞭であると伝えています。
普通っていったいなに?
例えば持ってるのに出せないヤツ
やってるのにイケないヤツ
持ってるのに悟ったふりして
スカしてるうちに不安になっちゃったりするヤツ
所詮アンタはギフテッド
アタシは普通の主婦ですと
それは良いでしょう? 素晴らしいでしょう?
不可能の証明の完成なんじゃない?
Habit -SEKAI NO OWARI
このフレーズに出てくるギフテッドは「天賦の才能を持つ人々」という意味です。同世代の人よりも先天的に高い能力を持っている人を指しています。
フレーズでは様々なシチュエーションで比較をしており、なんでも完璧な主婦と比べて、私はなんにもできないし、ごくごく一般的なことしかできない、と思う人やドヤ顔をして何でも知っているフリをしているけれど、本当はとても不安になっちゃっている人…など世の中のありとあらゆることを比較しているようです。
比較しないと自分を肯定できない、そんなことを記しているのかもしれません。
そこまで考えなくていいから
夢を持てなんて言ってない
そんな無責任になりはしない
ただその習性に喰われないで
そんなHabit捨てる度 見えてくる君の価値
Habit -SEKAI NO OWARI
ここでは、口にしてしまいがちな”夢を持て”というフレーズについて考えているようです。
いろいろと考え悩む人に対して「夢を持てば?」と言ってしまうことが多いけれど、自分はそんな無責任なことは言えない。
だけれど人と比べることだけはやめようよ、と伝えたいのではないでしょうか。
無駄に人と自分を比較をすることをやめるだけでも、「君」という存在がどれほどのものであるかが見えてくると伝えているようです。
悪いクセをやめようよ
俺たちだって動物
こーゆーのって好物
ここまで言われたらどう?
普通 腹の底からこうふつふつと
俺たちだって動物
故に持ち得るOriginalな習性
自分で自分を分類するなよ
壊して見せろよ そのBad Habit
Habit -SEKAI NO OWARI
あれこれ言ったけど、ここまでで何か感じることはない?と投げかけているフレーズのようです。
普通だったらここまでいろいろ言われたらイラっとするし、逆にそっか、と納得することはない?と聞いているのでしょう。
他の人を分類しているはずが、いつの間にか自分も分類してしまっていて、どうにもならなくなっている状態なんでしょ?比較、分類、ジャンル分けなんて悪いクセはもうやめようよ、と伝えたいのではないでしょうか。
本当に親身になってる?
大人の俺が言っちゃいけない事言っちゃうけど
説教するってぶっちゃけ快楽
酒の肴にすりゃもう傑作
でもって君も進むキッカケになりゃ
そりゃそれでWin-Winじゃん?
こりゃこれで残念じゃん
そもそもそれって君次第だし
その後なんか俺興味ないわけ
Habit -SEKAI NO OWARI
このフレーズもまた、日常起こりうることを表現しているようです。
上司と部下にありがちな会話がつづられており、後輩の悩みに対して、先輩ヅラをして説教したりアドバイスしたりすることって本当にその人のことを思って言ってる?と投げかけているのでしょう。
アドバイスをされる側、する側の関係性はWin-Winのように感じるけれど、よく考えれば、無責任なことをしているのではないか、と伝えたいのかもしれません。
どうしたいと言われても…
この先君はどうしたい?
ってヒトに問われる事自体
終わりじゃないと信じたいけど
そーじゃなきゃかなり非常事態
Habit -SEKAI NO OWARI
目上の人に相談をして、結局どうしたいの?と聞かれることがあります。
この「結局どうしたいんだい?」と問われることは、見放されたことのように感じることも多く、そのように言われたら、もう終わりのような感覚もあります。
どうしたいと問われて何も感じなくなったら、自分自身非常事態に陥っているのではないか、と考えているのでしょう。
この先のことは自分で決めていくしかないんだよ、ということなのかもしれません。
自分だってそうだったよ
君たちがその分類された
普通の箱で燻ってるからさ
俺は人生イージーモード
ずっとそこで眠っててアラサー
俺はそもそもスペックが低い
だから足掻いて足宛いて醜く吠えた
俺のあの頃を分類したら
誰の目から見ても明らか
Habit -SEKAI NO OWARI
このフレーズで出てくる”アラサー”は25歳から34歳ぐらいの世代を指しています。社会に出て仕事に慣れてきて、様々な悩みが出てくる時期でもあります。
この時期の人々に対して主人公は述べており、分類分類と分けていて、その中で安心しているようだけど、それでいいのか?と思いつつ、自分を振り返って分類分けをしたら、きっと”スペックが低くて”何もできない方”に分類されるんだろうな、と考えているようです。
スペックが低いからこそいろいろ悩んできたけれど、その当時をジャンル分けをしたら”イケてない方”になるんだろうな、と思ったのかもしれません。
2文字は便利だよね
すぐ世の中、金だとか、愛だとか、運だとか、縁だとか
なぜ2文字で片付けちゃうの
俺たちはもっと曖昧で
複雑で不明瞭なナニカ
悟ったふりして驕るなよ
君に君を分類する能力なんてない
Habit -SEKAI NO OWARI
この部分では世の中の流れについて述べているようであり、2文字の言葉ですべてを済ませていないか、と疑問を呈しているようです。
運とか愛とかそういう言葉で表現するのは簡単だけど、本当はそんな言葉では表現できないほど、複雑なんじゃないか、「曖昧さ」があるんじゃないか、と伝えているのでしょう。
簡単な言葉で分類するのはおかしいんじゃないか、と伝えているようです。
自分のことは自分がよくわかっているかもしれないけれど、だからと言って自分を分類や区別をしていいのか、と投げかけているようでもあります。
壊していこうよ
俺たちだって動物
こーゆーのって好物
ここまで言われたらどう?
普通 腹の底からこうふつふつと
俺たちだって動物
故に持ち得るOriginalな習性
自分で自分を分類するなよ
壊して見せろよ そのBad Habit
Habit -SEKAI NO OWARI
最後のフレーズです。
このフレーズは楽曲の中でも何度か出てきているものであり、自分で自分を分類する悪いクセを壊していこうよ、と強く伝えているのでしょう。
ジャンル分けをすることによって安心感を得ているけれど、自分という存在はジャンル分けできるほど単純ではなく複雑な動物であると伝えているようでもあります。
まとめ
今回はSEKAI NO OWARIの「Habit」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
人々がついついやっている悪いクセについて描かれており、人や自分を分類したりジャンル分けしたりするのはやめよう、と伝えているようです。
人間という動物は、2文字の言葉やジャンル分けできるほど単純ではなく、様々な感情を持っており、人間だからこそ「あいまい」というものがあると伝えたいのでしょう。
歌詞にはそうそう、と頷けるもの、耳の痛いものなどが散りばめられていた気がします。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではSEKAI NO OWARIを追って行くのでぜひチェックしてみてください!