Ambitiousという曲名の意味を考察

曲名のambitiousとはどう意味でしょうか。

「ambitious」を直訳すると、「野心的な」というような意味になります。野心的とは通常を超え、大胆であるという意味です。

野心的な人間といえば、どこか積極的でキラキラした人物が頭に浮かびますよね。

そうです、大胆で、常に挑戦し続けている人というのは輝いて見えるものなのです。

そんなイメージを抱かせる「ambitious」という単語で越智美帆は何を伝えたいのでしょうか。
それでは歌詞の考察に移ります。

Ambitiousの歌詞の意味を徹底解釈

1番

すれ違う　スーツの群れは夜よりダーク
白い靴　踏まれそうになる駅のホーム

うつむいて　画面のリンク
スケートしながら
あの人の悪い噂を拡散中

現代社会への皮肉を歌っているのでしょうか。

「スーツの群れは夜よりダーク」というのは「夜空よりも暗い」とそのまま解釈することができますが、この歌詞を作詞した越智志帆は、スーツ姿で群れているサラリーマンの心が暗く沈んでいるという様子を表現したかったのかもしれません。

もしそう解釈するなら、「白い靴」というのはスーツ姿のサラリーマンの唯一の希望を表現しているのでしょうね。

 

ねぇ、今宵も夜空に月が綺麗ですよ？
見上げてごらん　Cry Cry Cry
オー　ノー　ノー

仕事や家庭でストレスを溜めて心が暗く死んでいるサラリーマンが、SNSで憂さ晴らしをするかのように人の悪口を言う...そんなくだらないことより、月を見て気分を落ち着かせよう？と言う問いかけですね。

改めてこうやって歌詞にされると、現代人の多くがスマホに依存しすぎていると言うことがわかりますね。ストレスを発散させるためにスマホをいじるのではなく、たまには公園のベンチにゆっくり座ってみたり、夜景を見たりして気分を落ち着かせることが重要なのかもしれませんね。

 

今はきらい　oh yeah
でも私は生きている
簡単に手に入るほど未来は楽じゃない
心配ない　oh yeah
明日も起きようね
憧れを手放さないでね
格好いい大人たち

あなたの「幸せ」とはなんですか？幸せの定義というのは人によって曖昧ですが、それでも多くの幸せというのはなかなか実現が難しいものです。

しかし、実現が難しいからといって、諦めてしまってはもったいないです。一歩ずつ、着実に幸せに近づくために生活したものですね。

また、大人になると子どもの頃夢見た将来なりたい自分とのギャップから、どうしても夢を諦めがちです。もちろん、夢を完全にあきらめて現実を生きる。というのも一つの生き方ではありますが、夢を追い続けると人の人生というのは輝き始めるので、夢を諦めずに生きるというのを意識するといいかもしれませんね。

2番

恐竜も　進化を遂げて我が身を死守
私たちも　生き抜く術のアイディア募集

時代は常に移り変わります。進化を遂げ大企業になった企業さえ、いつ淘汰されるかわからない現代では一人一人が生き抜くために術を身につけないといけない時代になりましたね。

Youtuberやインフルエンサーなど「個」の魅力を価値に置き換え、生き抜いている人々がいるように、これからの時代大企業に属していれば一生安泰というわけではありません。いかに自分に価値を見出すかを常に考え生きていきたいですね。

 

ねぇ、不安や焦りはご法度でしょうか？
今宵もぼやく　Why Why Why
オー　ノー　ノー

特に説明がないので省略します。

 

夢はきらい　oh yeah
ほら、急かさないでちょうだい
憧れを手放さないでね
大変ね　大人たち

夢は嫌いというのは、夢のような自分になれない自分自身が嫌いということでしょうか。

現実と夢とのギャップがあればあるほど、やる気がなくなってしまうのは仕方がないことです。しかし先ほど書いたように、夢を追うことは素晴らしいことなので、やる気が無くなるのを乗り越えて夢を追い続けたいですね。

ひらひら　星は流れる
ゆっくり歩いてゆけばいい
この手になんにもなくたって

これからの時代、「個」の魅力が重要であるというお話をしました。しかし、多くの人は「個」の魅力というものにまだ気づけてないでしょう。そんな人に向けて「焦らなくていいんだよ」というメッセージをこの部分では歌っています。

以下、同じ歌詞の繰り返しになるため割愛します。