【Mrs. GREEN APPLE / 青と夏】の歌詞の意味を徹底解釈 |夏になると聞きたくなる歌に選ばれる、映画『青夏 きみに恋した30日』の主題歌を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/4/30
青夏 きみに恋した30日ってどんな映画?
『青夏 きみに恋した30日』は、運命の恋に憧れる女子高生・船見理緒が、田舎で出会った泉吟蔵に恋をする、2018年に公開された映画です。
都会育ちの理緒は、夏休みの間だけ大自然に囲まれた祖母の家で過ごすことになります。
そこで出会ったのが地元の高校生泉吟蔵。
ぶっきらぼうなのにとても優しい吟蔵に理緒は恋に落ちてしまいます。
好きという思いがとめられない理緒は吟蔵に告白をしますが、住む世界が違うと言われ、あっさり失恋。
ですが徐々に吟蔵もまっすぐな理緒に惹かれていきます。
そこに理緒を想う菅野祐真が東京からやってきて告白したり、吟蔵の婚約者の万里香が現れたり…と何かが起こる予感。
『青夏 きみに恋した30日』は夏限定の恋模様が描かれたピュアなラブストーリーです。
青と夏という曲名の意味を考察
「青と夏」は夏の季節を表現したものであり、青空や夏の匂いに包まれた時間を楽しもうというメッセージが込められているようです。
また、恋や友情、人生の選択など、若者たちが直面する悩みや感情も描かれており、曲名の「青」と「夏」は、それぞれ若さと夏の象徴的なイメージからの連想があると考えられます。
青と夏という歌詞の意味を徹底解釈
夏休みになった!
涼しい風吹く
青空の匂い
今日はダラッと過ごしてみようか
風鈴がチリン
ひまわりの黄色
私には関係ないと
思って居たんだ
青と夏 -Mrs. GREEN APPLE
このフレーズは夏の風景が描かれています。
暑い夏には涼しさとともに、爽やかな匂いがする空気を感じることができますがその様子を表現しており、夏休みをのんびりと過ごすことで日常的なストレスから解放されることを表現しているのでしょう。
のんびりした日常を過ごすことはできないだろうと思っていたのに、思いがけず自分にもそういった時間を過ごすことができる、と期待をしているのかもしれません。
主役は僕らだ
夏が始まった
合図がした
“傷つき疲れる”けどもいいんだ
次の恋の行方はどこだ
映画じゃない
主役は誰だ
映画じゃない
僕らの番だ
青と夏 -Mrs. GREEN APPLE
”夏が始まった”というフレーズからは、新しい季節が始まることに対する期待や興奮が感じられます。
そして、”傷つき疲れる”こともあっても、次に訪れる恋の行方について予想しながら過ごす楽しみもあるのでしょう。
自分たちが自分の人生を送る主役であり、自分たち自身で人生を切り拓いていくべきだという思いが感じられます。
夏の想い出、終わりの予感
優しい風吹く
夕焼けの「またね」
わかっているけどいつか終わる
風鈴がチリン
スイカの種飛ばし
私にも関係あるかもね
青と夏 -Mrs. GREEN APPLE
優しい風が吹く夕暮れ時、別れを告げる「またね」という言葉を交わしながら、終わりが訪れることを知っているのでしょう。
それでも心の中では二人の想いを大切にしたいと思っている様子が伺えます。
和やかな夏の風景と、胸を躍らせる主人公の心情を歌っているように感じます。
青い夏の宝物
友達の嘘も
転がされる愛も
何から信じていいんでしょうね
大人になってもきっと
宝物は褪せないよ
大丈夫だから
今はさ
青に飛び込んで居よう
青と夏 -Mrs. GREEN APPLE
このフレーズは友達と恋人に対する信頼の難しさについて歌われているようです。
大人になっても、本当に信じられるものは何なのかと悩むとともに、宝物となるものは褪せないという事実に希望を見出しているのでしょう。
そして、今は自由に青春を謳歌しようと思っているのではないでしょうか。
恋をしてる
夏が始まった
恋に落ちた
もう待ち疲れたんだけど、どうですか??
本気になればなるほど辛い
平和じゃない
私の恋だ
私の恋だ
青と夏 -Mrs. GREEN APPLE
夏が始まった時、主人公は恋をしたのでしょう。
しかし、その恋には待つことが多かったようで、疲れ果ててしまった心境を表現しているようです。
本気になるほど辛く感じられた恋をしているけれど、自分の恋は自分自身のものであるという自信と強さが感じ取れるフレーズです。
赤い糸の絆
寂しいな
やっぱ寂しいな
いつか忘れられてしまうんだろうか
それでもね
「繋がり」求める
人の素晴らしさを信じてる
運命が突き動かされてゆく
赤い糸が音を立てる
主役は貴方だ
青と夏 -Mrs. GREEN APPLE
心に穴が空いたような寂しさを感じている様子が表現されているようです。
自分が忘れられてしまうのではないかという不安もある中で、どんなに辛くても好きな人となんらかのつながりを持ちたいと思っているのでしょう。
”運命が突き動かされてゆく”というフレーズには、運命に導かれていると主人公が思っている様子が伺え、大好きな人と赤い糸でつながっていてほしいと感じているのではないでしょうか。
素直になる勇気
夏が始まった
君はどうだ
素直になれる勇気はあるか
この恋の行方はどこだ
映画じゃない
愛しい日々だ
青と夏 -Mrs. GREEN APPLE
このフレーズでは恋をすることに対して考えているようであり、自分は本当に素直になれる勇気があるのか、相手に思いを伝えられるか自分自身を問いかけているのでしょう。
この恋の行方は不透明で、どこへ向かっているのか分からない。
ただ、それでも青春の日々は愛おしく、不安に感じながらも充実した日々だと思ったようです。
青い恋心、夏の鼓動
恋が始まった
合図がした
今日を待ちわびた なんて良い日だ
まだまだ終われないこの夏は
映画じゃない
君らの番だ
映画じゃない
僕らの青だ
映画じゃない
僕らの夏だ
青と夏 -Mrs. GREEN APPLE
最後のフレーズは恋が成就した様子が描かれているようです。
お互いに気持ちを伝えあったのでしょう。
夏はすでに始まっているけれど、主人公たちの夏はこれから始まるようです。
映画のようにいろいろなことがあった日々だけど、すべて現実であり、主役はいつも僕たちなんだ、と感じているのではないでしょうか。
まとめ
今回はMrs. GREEN APPLEの「青と夏」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「青と夏」は恋が始まる夏の日を歌っているようです。
”映画じゃない、君らの番だ”というフレーズは、自分たち自身が主役であり、人生が映画であるような感覚を表現しているのでしょう。
そして「青」という言葉は若さを連想させ、夢や希望に満ちた日々を歌っているのではないでしょうか。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではMrs. GREEN APPLEを追って行くのでぜひチェックしてみてください!