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【SEKAI NO OWARI/ANTI-HERO】の歌詞の意味を徹底解釈 | 歌詞を和訳してみる!

編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19

目次
ANTI-HEROという曲名の意味を考察
ANTI-HEROの歌詞の意味を徹底解釈
1番
2番

ANTI-HEROという曲名の意味を考察

アンチヒーロー(曲中ではアメリカ英語の発音で「エンタイ・ヒーロー」と歌われています)とは、直訳すれば「反英雄」です。

常識的なヒーロー像とはかけ離れていながら、ヒーローとして扱われる存在です。すなわち、世の中のルールに従わず、自分が悪者だと自覚しながら、結果的に正義を貫き、人々の共感を得る。それがアンチヒーローです。

主人公はこの世にはびこる「正義」「正しさ」を嫌っていて、自分が嫌われ者であることも知っています。その上でなお、誰かを助けたいと願っていて、「僕はアンチヒーローになるんだ」と宣言しています。

「世の中」や「みんな」に従うことと、助けが必要な誰かを救うことは、必ずしもイコールではない…そんなメッセージが込められた歌と言えるかもしれません。


ANTI-HEROの歌詞の意味を徹底解釈

1番

You know I don’t give a damn about what’s “right”
Or pleasing everyone around me
Cause I know this world that brought us life
Wasn’t made to keep everyone happy
The rules and laws that countries come up with
In front of me, they’re all shit
Cause there are people that I’ve gotta protect
And if you get in my way, you’re dead
ANTI-HERO -SEKAI NO OWARI
解釈

何が「正しい」のかなんて、
何が周りの皆を喜ばせるかなんて、気にしないよ。
僕は知ってるから。
僕らに生を与えたこの世界は、
皆をずっと幸せにはしてくれないってこと。
世界中の国々が規則や法律を思い付くけど、
僕に言わせれば全部たわごとだ。
僕には守るべき人がいるからね。
君が僕の邪魔するというなら、死あるのみだ。

主人公は、世界によって「正しい」とされていることを信じていません。

守るべき人のためなら、正しさも規律もくそくらえ。そんなアンチヒーローとしての決意表明です。同時に、「邪魔だけはするな」と警告を発しています。


You see I’m tired of trying to justify
Every decision that I make
If it’s to save the people that I stand by
You better believe what I say
“Stay in the lines, don’t make a scene”
Heroes try to tell us what’s right
But when push comes to shove, you’ll know what I mean
I’m ready to start a fight
ANTI-HERO -SEKAI NO OWARI
解釈

分かるかい、僕は自分の下す決断を
正当化するのに疲れたんだ。
僕が待つ人たちを救うためだと言うなら、
僕の言うことを聞くべきだ。
「そのまま待て、騒ぎ立てるな」
ヒーロー達は僕らに何が正しいか伝えようとするけど、
強引な圧力がかかる時、僕の言う意味が分かるだろう。
戦いを始める準備は整ってるのさ。

自分が「正しい」かどうか、この世界に適合するか、そんなことは重要じゃない。

「正義のヒーロー」を敵に回してでも、守るべき人のために戦う覚悟がある。わかったら大人しくしていろ、こっちは全面戦争もいとわない。そのように警告を発しています。


I’m gonna be the anti-hero
Feared and hated by everybody
I’m gonna be the anti-hero
So I can save you when the time comes
ANTI-HERO -SEKAI NO OWARI
解釈

僕はアンチヒーローになろう、誰もが恐れ嫌う存在に。
僕がアンチヒーローになろう。時が来れば君を救い出せるから。

主人公は、「君」を救うためならアンチヒーローにでもなろうと明言します。

不特定多数の人々から恐れられ、嫌われたって構わないと覚悟しています。「君」が誰なのかは明らかにされませんが、おそらく既存の正しさでは救う事のできない人々や、主人公と同じように正しさを疑う人々ではないかと思われます。


I’m gonna be the anti-hero
Feared and hated by everybody
I’m gonna be the anti-hero
Yeah
ANTI-HERO -SEKAI NO OWARI
解釈

僕はアンチヒーローになろう、誰もが恐れ嫌う存在に。
僕がアンチヒーローになろう。

アンチヒーローになろう、人々から恐れられ、嫌われても構わない、という宣言が繰り返されます。


2番

Righteousness is a thing that I hate
Cause it doesn’t do any good for anyone
And everyone thinks everything is OK
If they just obey
I don’t want to think about what they see
When they look up and see evil me
You see, love isn’t what I need
As long as I can set you free
ANTI-HERO -SEKAI NO OWARI
解釈

正義なんて嫌いだ、
誰の役にも立たないから。
従ってさえいれば全てうまくいくとみんなが思ってる。
僕はそんな風には思いたくない。
奴らが顔を上げ、僕を悪者として見るなら、
愛なんて必要ない。分かるかい?
僕が君を解放できさえすればね。

世間にはびこっている正義が誰の役にも立たないというのは、何も考えずに従うことを強要し、人々の自由や考える力を奪ってしまうから。そんな正義に従うことより、君を解放することの方が大事だ。

主人公はそのように考えています。誰もが信じる正義を疑い、そこから誰かを自由にすることが自分の役目だと、主人公は信じているようです。


Oh bum bum bum, watch out here I come
I said bum bum bum, you all better run
Oh bum bum bum, watch out here I come
So run!
ANTI-HERO -SEKAI NO OWARI
解釈

役立たず共、いくぞ、気をつけろ。
役立たず共、聞け、全員逃げろ。
役立たず共、いくぞ、気をつけろ。
ほら逃げろ!

英語の “bum” は様々に訳せる単語なのですが、俗に「役立たずな人」という意味があります。ここでは前段の流れを汲み、誰の役にの立たない「正義」と、それを信じて疑わない人のことを指していると解釈して訳しています。

お前たちの大嫌いなアンチヒーローのお出ましだ、とっとと立ち去れ!という具合に、悪役を演じていると思われます。


“Stay in the lines, don’t make a scene”
Heroes try to tell us what’s right
But when push comes to shove, you’ll know what I mean
I’m ready to start a fight
ANTI-HERO -SEKAI NO OWARI
解釈

(一度解釈したので割愛します)

主人公は、人々の自由を奪う正義を押し付けるヒーローと敵対する覚悟です。

「なおも無能な正義を振りかざす気なら、宣戦布告する」と、アンチヒーローとしての使命に燃えています。


I’m gonna be the anti-hero
Feared and hated by everybody
I’m gonna be the anti-hero
Yeah
ANTI-HERO -SEKAI NO OWARI
解釈

(一度解釈したので割愛します)

曲名でもあるアンチヒーローというワードが繰り返されます。


I’m gonna be the anti-hero
Feared and hated by everybody
I’m gonna be the anti-hero
So I can save you when the time comes
ANTI-HERO -SEKAI NO OWARI
解釈

(一度解釈したので割愛します)

繰り返しです。


I’m gonna be the anti-hero
Feared and hated by everybody
I’m gonna be the anti-hero
Yeah
ANTI-HERO -SEKAI NO OWARI
解釈

(一度解釈したので割愛します)

繰り返し。「世界を敵に回してでも救いたい人がいる」という決意を表現するとともに、「誰かを救うことは、世界を敵に回すことだ。その覚悟はあるか?」と問いかけるメッセージソングという解釈もできます。

SEKAI NO OWARIというバンドの、既存のジャンルに染まろうとせず、自分たちの音楽を追求する姿勢がよく表れています。


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