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【YOASOBI / 怪物】の歌詞の意味を徹底解釈 |大切な人を守る覚悟が見える、アニメ『BEASTARS(第2期)』OPに起用された歌詞を紐解く!

編集: ひいらぎ最終更新: 2023/4/5

目次
BEASTARS(第2期)ってどんなアニメ?
怪物という曲名の意味を考察
怪物という歌詞の意味を徹底解釈
こんな世界に住んでいるのか
僕にできること
君の笑顔が見たい
本当の世界
正義とはなんだ?
今、動かなくては
君を守るためにできること
まとめ

BEASTARS(第2期)ってどんなアニメ?

『BEASTARS(第2期)』は、動物たちが共存する学園を舞台に、肉食動物と草食動物の葛藤や恋愛模様を描いたアニメです。

第2期では、前作で描かれた未解決の『食殺事件』の犯人探しを中心に物語が進みます。

主人公のレゴシは、肉食獣としての自分自身を受け入れ、草食動物であるウサギのハルとの恋に向かって一歩踏み出しました。しかし、未解決の『食殺事件』の犯人の影が忍び寄り、レゴシに新たな危機が訪れます。

同時に、裏市では倒したはずのシシ組の残党が再び力をつけ始め、『新生シシ組』として暗躍しています。

レゴシは、新たに訪れた強大な試練に直面し、食欲、性欲、承認欲求といった様々な欲望に翻弄されつつも「本当に大事なもの」を守り抜いていきます。

物語の中で、レゴシやハル、そして学園内の動物たちが成長し、友情や愛情を育んでいく様子が描かれています。

怪物という曲名の意味を考察

『怪物』という曲名はアニメ「BEASTARS」の題名から来ているようです。

歌詞には、現代社会における人々の孤独や弱さが描かれており、その中で主人公が自分自身を見つけ出そうとする姿勢が表現されているようです。

またアニメの世界を反映しており、アニメ、そして原作となるオリジナル小説を思い起こすフレーズが多く出てきます

YOASOBIの『怪物』は小説「自分の胸に自分の耳を押し当てて」をもとに制作されました。何とも言えない空気感、そして疾走感のある楽曲は、生きることの決意を感じることができるんですよ!小説、そしてアニメの世界に浸ることができる歌詞を紐解いていきましょう!

結衣

怪物という歌詞の意味を徹底解釈

こんな世界に住んでいるのか

素晴らしき世界に今日も乾杯
街に飛び交う笑い声も
見て見ぬフリしてるだけの作りもんさ
気が触れそうだ
クラクラするほどの良い匂いが
ツンと刺した鼻の奥
目を覚ます本能のまま
今日は誰の番だ?

怪物 -YOASOBI

”素晴らしき世界に今日も乾杯”は、少々皮肉を込めて言っているようでもあります。

街に飛び交う笑い声は楽しそうでありながら、実は「本当のこと」から目をそらし、嫌なこと、都合の悪いことにはフタをしているんじゃないか、と主人公は思っているようです。

このフレーズでは、美しい世界と同時に、不条理な現実や不安があることを示唆しているのでしょう。

最後のフレーズはアニメの世界を映し出しているようでもあり、肉食動物の性が描かれているようです。

僕にできること

この世界で何が出来るのか
僕には何が出来るのか
ただその真っ黒な目から
涙溢れ落ちないように

怪物 -YOASOBI

このフレーズは、主人公が自分自身に対して問いかけているようです。

この世界で自分に何ができるのかという疑問を持ち、自分の真っ黒な目から涙を溢れさせないように、自分にできることに向き合おうとしている様子が描かれているのでしょう。

もしくは大切な人の目から涙がこぼれないように向き合おうとしているのかもしれません。

主人公は自分の能力に自信を持てずにいるようにも感じられ、その自信を見つけるためにも自分に何ができるかを考えているようです。

君の笑顔が見たい

願う未来に何度でもずっと
喰らいつく
この間違いだらけの世界の中
君には笑ってほしいから
もう誰も傷付けない
強く強くなりたいんだよ
僕が僕でいられるように

怪物 -YOASOBI

自分たちが存在する世界が間違いだらけであると認めつつも、未来に向けて何度でも前向きに向き合い、誰も傷つけないように強くなりたいと、主人公は願っているようです。

こんな世界だけれど、大切な君には笑っていてほしい、と強く願っており、そのためには自分が強くならなくてはいけないと考えたのでしょう。

大切な人や自分自身を守るためには、強い意志が必要であると伝えているようです。

本当の世界

素晴らしき世界は今日も安泰
街に渦巻く悪い話も
知らない知らないフリして目を逸らした
正気の沙汰じゃないな
真面目に着飾った行進
鳴らす足音が弾む行き先は
消えない消えない味が染み付いている
裏側の世界

怪物 -YOASOBI

このフレーズでは人々が素晴らしい世界で生きているかのように見せかけて、実際には街には悪い噂や陰謀が渦巻いていることを表現しているようです。

人々はそれを知りながらも知らないふりをしており、そんな様子を見て主人公は「本気かよ」と思ったようです。

"真面目に着飾った行進”とは、朝の通勤時のことを指しているのではないでしょうか。

行進しているかのように、仕事場へ急ぐ人たちの足音が弾むように鳴っており、主人公はその先に何があるんだろうと感じたようです。

決して純粋ではない大人の世界を見たのかもしれません。

正義とはなんだ?

清く正しく生きること
誰も悲しませずに生きること
はみ出さず真っ直ぐに生きること
それが間違わないで生きること?
ありのまま生きることが正義か
騙し騙し生きるのは正義か
僕の在るべき姿とはなんだ
本当の僕は何者なんだ
教えてくれよ
教えてくれよ

怪物 -YOASOBI

この部分では、正しく生きることについての疑問や迷いを表現しているようです。

この世界でどう生きるべきか、正しさや正義とは何かという問いに答えが見つからずに悩んでいる様子が描かれており、一方で、本当の自分って何なんだと、自分自身を見つめることで答えを見つけようとしているのでしょう。

現代社会における人々の内面の葛藤や孤独感を表現しているのかもしれません。

今、動かなくては

今日も
答えのない世界の中で
願ってるんだよ
不器用だけれど
いつまでも君とただ
笑っていたいから
跳ねる心臓が
体揺らし叫ぶんだよ
今こそ動き出せ

怪物 -YOASOBI

自分とは?正義とは?と考えている主人公。

答えの見つからない不確かな世界の中で息詰まるし、自分自身、うまくコントロールができない、と思っているようです。

ですが確かなのは、永遠に大切な人と一緒に笑っていたいという思い。

主人公の心臓は跳ね、体は震え、叫び、今こそ動き出すべきだと自分自身に促しているようです。

このフレーズは、主人公が勇気を持って前に進み、大切な人と一緒に未来に向かって進むことを決心する瞬間を表現しているのではないでしょうか。

君を守るためにできること

弱い自分を何度でもずっと
喰らい尽くす
この間違いだらけの世界の中
君には笑ってほしいから
もう誰も泣かないよう
強く強くなりたいんだよ
僕が僕でいられるように
ただ君を守るそのために
走る走る走るんだよ
僕の中の僕を超える

怪物 -YOASOBI

この歌詞は、自分自身に向けた歌詞であり、強く生きることの重要性を歌っているようです。

フレーズの中で、”弱い自分を何度でもずっと喰らい尽くす”という言葉がありますが、これは、自分自身の弱さを克服し、強く生きるために自分自身を追い込むことが必要だという意味なのでしょう。

そして、自分自身が強くなることで、周りの人を幸せにすることができるという思いがあるようです。

最後に”走る”という言葉が繰り返されていることから、自分自身を超えて、大切な人を守るために全力で頑張り続けることが必要だという思いが込められているのではないでしょうか。

まとめ

今回はYOASOBIの「怪物」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

『怪物』の歌詞は、現代社会で生きる人々が抱える孤独や無力感、自分探しや社会的な役割についての不安を描いているようです。

現実社会で起こる様々な問題に直面している人々が、それでも夢や希望を抱き、自分自身や大切な人を守りながら前に進もうとする力強さや決意が表現されているのではないでしょう。

最後のフレーズは、自分の限界を超えてまで大切な人を守り抜こうとする想いが込められている気がします。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではYOASOBIを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

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