【THE BEAT GARDEN / 心音】の歌詞の意味を徹底解釈 |未来につながる想いが描かれた歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/5/25
心音という曲名の意味を考察
「心音」という曲名は、一般的に心臓の弁が開閉するときの音を指しますが、歌詞の内容からは、別れや未来について歌われており、この曲名は「心音=心の声」としてとらえられているようです。
失ったものや未来へ向かって未練を残しつつも、諦めずに歩む勇気を表現してつけられたのではないでしょうか。
心音という歌詞の意味を徹底解釈
距離を感じる

その手を握れない行き場もない
僕になって
窓の外の景色も夢も動かずに
心音 -THE BEAT GARDEN
”その手を握れない”とは、一緒にいる大切な人と距離を感じ、その寂しさを表しているようです。
主人公は、窓の外の景色や夢が動いていないように感じたのでしょう。
今現在、何事も進まないような状況にいることを示しているのではないでしょうか。
輝きの向こうにあるもの

あなたがいて
意味を持つ今日が瞬いたこと
数え切れないさみしいに会った
あの日々が僕に教えた
心音 -THE BEAT GARDEN
あなたと出会ったことで、今日という日が意味を持つようになった、と主人公は感じたようです。
ただ平凡な毎日を過ごしていた主人公は、大切な人とであることにより様々な感情を得たのでしょう。
たくさんの寂しさや悲しさ、切なさを知り、人間として生きていると感じたのかもしれません。
希望の調べ

別れと時ばかり重ねて
醒めない不安も抱えて
そんな僕でも
まだ歌いたいと思った
逢いたいを奪われても
失くしたもので溢れても
忘れられなかったよ
あなたと奏でた希望を
心音 -THE BEAT GARDEN
何度も別れと出会いを繰り返しているけれど気持ちの整理がつかない。
そんな中でも、まだ歌いたいと思う自分がいたのでしょう。
大切な人との別れに対する悲しみや物思いにとらわれつつも、希望を見つけたいと願っている様子がうかがえます。
また逢えない寂しさや、失ったものに満ちた時期もあったけれど、それでも自分と共に過ごした大切な人と奏でた未来への期待を忘れることはなく、今も心の中に大切にしまっているようです。
未来につなぐ想い

それでも消えない僕らの
その胸の奥 鳴り止まない心音を
未来は聞き逃さないよ
心音 -THE BEAT GARDEN
悲しみや苦しみは、時間が経つにつれて薄れていくものですが、何をやっても消えない激しく切ない感情があるようです。
ですが主人公は、そういた感情を忘れるのではなく未来につないでいけばいいと思ったのではないでしょうか。
一筋の光

突然街に降り始めた悲しみが
触れられなくなった景色が
あなたといる今を照らして
心音 -THE BEAT GARDEN
心に押し寄せる悲しみが、突然自分たちの周りに広がってきた。
その悲しみのせいで普段見慣れている街の景色も、明るさがなく暗い…と主人公は感じたのでしょう。
ですが大切な人とともに今を過ごすことで少しだけも癒やしを感じることができ、明るい未来を見つけることができる、と思ったようです。
想いを手放したくない

あの時言えばよかった
叶えたい明日もあった
その想い達が連れてきたのが
今日だ
報われない情熱も
迎えられない約束も
手放せなかったよ
あなたと抱いた光を
心音 -THE BEAT GARDEN
”あの時言えばよかった”というフレーズは、相手に向けて想いを伝えようとしたが、うまくいかなかったという気持ちが込められているようです。
そして、昨日や今日といった「今」があるのも、過去の自分の想いがあったからこそとだ、と主人公は思っているのでしょう。
時に報われない情熱や守れなかった約束、期待もあったけれど、それでも手放せなかったのは強い思いがあったから。
大切な人と共に過ごした時間、その中で感じた輝きや愛も忘れられないと思っているようです。
諦めたくない

上限のない絶望に
震えながら折れなかったその瞳を
未来はもう見放さないよ
心音 -THE BEAT GARDEN
無限に近い苦境に立たされたとしても、強く生き続けたいと思っているのでしょう。
過去の絶望を克服し、未来へとつなげていきたいという強い思いが表現されているようです。
共鳴する希望

ひとりで飲み込んでいた痛み聞かせてよ
押し込めるしかなかった涙をほどいてよ
僕ら
逢いたいを奪われても
失くしたもので溢れても
忘れられなかったよ
あなたと奏でた希望を
心音 -THE BEAT GARDEN
泣きたいのに泣けなかったことや、一人で抱え込んでいた悩みを打ち明けてほしいと訴えているようです。
主人公だけでなく大切な人も内に抱えてしまった悩みがあるのでしょう。
その悩みを一緒に共有したいとも思っているようです。
何かを失ったり、苦しみがあっても、一緒に過ごした大事な時間は消えることはなく、その想い出と共に生き続けている、ということを伝えたいのではないでしょうか。
響き合う未来へ

それでも消えない僕らの
その胸の奥 鳴り止まない心音を
未来は聞き逃さないよ
心音 -THE BEAT GARDEN
いろいろなことがあるけれど、大切なことは絶対に忘れたくない、と考えているようです。
そういった思いを持ち続けることで、自分が思い描く未来へとつながる、と思ったのではないでしょうか。
まとめ
今回はTHE BEAT GARDENの「心音」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「心音」は、別れや苦しみ、失意の中でも、希望をもって前を向こうとする強い意志を表しているように感じます。
歌詞には痛みや悲しみが描かれていますが、それでも逃げずに向き合い、未来に向けて前に進もうとする勇気を主人公は持っているのでしょう。
全体的に、切なさがあり同時に力強さも感じる歌詞だと思いました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではTHE BEAT GARDENを追って行くのでぜひチェックしてみてください!