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【King &Prince / ツキヨミ】の歌詞の意味を徹底解釈 |「クロサギ」の主題歌に使用された切ない歌詞を考察!

編集: ひいらぎ最終更新: 2023/2/20

目次
2022年放送TBSドラマ『クロサギ』はどんなドラマ?
ツキヨミという曲名の意味を考察
ツキヨミという歌詞の意味を徹底解釈
1番
愛で寂しさは埋められない
心や愛に価値はない
これ以上心に入り込まないで
迷う心
2番
突きつけられている運命
運命を止めてほしい
本音を知ってほしい
真実の愛を追い求めて
どうか気付いてほしい…
まとめ

2022年放送TBSドラマ『クロサギ』はどんなドラマ?

『クロサギ』は2006年に放送され、のちに映画化、2022年に新シリーズとして放送されました。

詐欺によって家族を失った主人公黒崎が、自らも「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となり、本当の「敵」を見つけ出し打倒していくというストーリーです。

2022年の現代を舞台としており、ドラマではインターネットやスマートフォンの普及によって詐欺が脅威となったことを問題視して、人間の欲望や得体の知れない恐怖を見つめ直して戦っていく様子が描かれています。

2006年度版にはなかった黒崎の家族を奪った最大の宿敵との直接対決も盛り込まれたことから、話題となりました。

また黒崎が詐欺を仕掛けるために行う変装も見どころとなっています。

ツキヨミという曲名の意味を考察

この曲のタイトル「ツキヨミ」は、「月読み」という言葉のことであり、古代日本において月を神として崇め、月に関する占いや祭りが行われていたことから、月を読むという意味があります。歌詞の中で、月が妖しく潜んでいる街を照らしているという表現があるため、月が何か重要な出来事の予兆を示しているかのようなイメージを感じることができます。リズムよく愛や孤独、嘘や絶望など、深い感情を描いた歌詞が綴られており人々の心の中に潜む闇を表しているようにも感じられます。

「ツキヨミ」は曲名のように神秘的な雰囲気を持ち、悲しみと孤独について歌っているようですよ。ボーカルとダンスが曲名に合っており、リフレイン部分のメロディーはとても印象的。ファンの間でもこの「ツキヨミ」は高い評価を得ているんですよ!

ひいらぎ

ツキヨミという歌詞の意味を徹底解釈

1番

愛で寂しさは埋められない

潜んでる街に 月が妖しく 傾いて昇る
きっと今夜 何か起こる
別々に持ち寄った寂しさに
愛なんてくだらない名前つけて
誤魔化して 何になる?

ツキヨミ -King &Prince

このフレーズでは夜の街を描写しており、月が上がり、何か重要なことが起こることを予感させます。

そんな月夜に寂しさを持ち寄り、それを愛と呼んで何の意味があるんだ?と問いかけをしており、様々な人が秘めている孤独を認めず逃げている状態に疑問を投げかけているようです。

この投げかけは大切な人に向けてなのか、すべての人に向けてなのか、はたまた自分自身なのかはわかりません。

ですが感情をごまかしていても、何も良いことは起こらないというメッセージが見え隠れしているように感じます。

心や愛に価値はない

すべて捨ててきた
心なんて 愛なんて 生きる邪魔をするだけ
もしも叶うなら
ろくでもない俺を消してくれ

ツキヨミ -King &Prince

この部分では主人公がすべてを捨ててきたということがうかがえます。

心や愛といったものに価値を感じないほど、辛いことがあったのでしょう。そのあとに生きるためにはそういった感情が邪魔であるとはっきりと言っています

さらに自分の持つ感情や欲求が嫌で、消えてしまいたいという絶望的な思いが表現されているようです。

強がっているようにも感じますが、誰も主人公の心を溶かせない状況なのかもしれませんね。

これ以上心に入り込まないで

憂いで沈みそうな その目で見ないで
近づけば この心が 壊れてしまうから

ツキヨミ -King &Prince

前のフレーズでは、愛や心など柔らかい感情を持ってしまうものはいらないと言っていましたが、ここではこれらの感情を持つのが怖いと表現されているようです。

もしかしたら大切と思える人に出会ったのかもしれません。

自分の感情に苦しみながら、その想いを打ち明けることができないでいるようでもあり、相手に対してこれ以上心に入り込まないでほしいとお願いをしているのでしょう。

自分自身を守りたい、これ以上傷つきたくないという思いを感じます。

自分自身だけでなく、世間の目と戦い、緊張した毎日を送っているのかもしれませんね。

迷う心

愛は要らない 知らない 孤独でいたい 消えたい
見つめれば いつだって 悲しみの魔法に押し殺されてく
愛? 知らない それでも未来 消さない
せめて今
君はこの嘘を見抜いて…
Blah Blah

ツキヨミ -King &Prince

このフレーズの前半では主人公が自分自身と向き合いつつも、愛を求めることを拒否しているようです。

愛を拒否しながらも、未来に対するかすかな希望を持っているようでもあり、わずかな瞬間だけでも、自分の嘘=「愛は要らない、知らない、孤独でいたい、消えたい」を相手に気づいてもらいたい様子。

愛を否定していても本当は愛されたい、相手にこの思いを見抜いてほしいという気持ちが見え隠れしますよね。

最後の"Blah Blah"は「ばかばかしいこと」「くだらないこと」という意味になります。

最後の最後に我に返るのですが、弱い自分を出したい出せないという迷いが強く感じられる歌詞です。

2番

突きつけられている運命

潜んでる街の 風に吹かれて また今日も俺に
Dead or Aliveを 突きつけてる
いま君が差し出した愛しさを
絶望に気づかないふりしたまま
飲み込んで 何になる?

ツキヨミ -King &Prince

2番ではより一層主人公の立ち位置が見えてきます。

"Dead or Alive"は「生か死か」という意味であり、死と生存の境界線に立たされた、緊張感のある毎日を送っているようです。

そんな中一筋の光が差し込み、愛しいという感情を素直に受け入れたいのですが、その愛しいという感情はきっと絶望につながると言っています。

許されない恋をし、愛について悩んでいるのでしょうか。

素直になれない深い理由があるように思います。

運命を止めてほしい

傷を隠してた
求め合って ぶつかって 生きてること知るだけ
もしも叶うなら
抜け出せない運命(とき)を止めてくれ

ツキヨミ -King &Prince

このフレーズでは互いに求めあいぶつかりあいながら、生きていることを知るだけで精一杯で、運命から逃れることができないと感じている主人公の思いが歌われているようです。

さらにもしこの運命から逃れることができるなら、この状況を変えてほしいとも願っているように感じます。

自分の人生に疑問を持っているのかもしれませんね。

本音を知ってほしい

愛は要らない 知らない 孤独でいたい 消えたい
見つめれば いつだって 悲しみの魔法に押し殺されてく
愛? 知らない それでも未来 消さない
せめて今
君はこの嘘を見抜いて…
Blah Blah

ツキヨミ -King &Prince

全く同じフレーズが2番でも出てきます。

ですが直前の歌詞から考えると、自分の気持ちに、より正直になっているようです。

悲しみに飲み込まれるのはわかっているが、素直に愛したい、愛を感じたいという気持ちが見えてきます。

また最後のフレーズからは主人公が自分の言葉に嘘があることを認めつつ、相手に自分を理解してほしいという気持ちが現れているようです。

孤独と愛の間で揺れ動く複雑な感情を表現しているのかもしれませんね。

真実の愛を追い求めて

もつれた嘘
絡まる有象無象の人の業で濁る希望
本当の愛に触れられたら
逃れられない深い闇が
砕け散って 終わってしまえばいい…

ツキヨミ -King &Prince

この部分は何が真実で何が嘘なのか区別がつかないような状況にあり、様々な人々や出来事によって混乱し、不透明な状況になっていることを表現しているようです。

"有象無象"はネガティブな言葉でもあり、「ろくでもない人や物のあつまり」という意味があります。悲しみや虚無感も同時に感じ、主人公が自分の生き方を否定しているのかもしれません。

後半では愛に触れることで心が救われるかもしれないと思っていますが、同時に心が砕け散ることを恐れているようです。

どうにもならない現実を変えたいけれど、変えることができるのか、主人公の苦悩が感じられます。

どうか気付いてほしい…

愛は要らない 知らない 孤独でいたい 消えたい
見つめれば いつだって 悲しみの魔法に押し殺されてく
愛? 知らない それでも未来 消さない
せめて今
君はこの嘘を見抜いて
君だけはどうか気づいて…
Blah Blah

ツキヨミ -King &Prince

最後のサビの部分です。

ここでもまた同じフレーズが出てきますが、異なるのが最後の部分

"君だけはどうか気づいて…"と言っており、主人公の本当の心が反映されています。

主人公は孤独であり、自分自身を正直に表現できずそれが周囲の人々とのつながりを妨げているのかもしれないと自覚し始めているようです。

せめて今、と今にフォーカスされていますが、そうすることで過去や未来の不安から解放されたいのかもしれません。

「君」に対しては、本当の自分を理解してほしいという思いが込められているかもしれませんね。

まとめ

今回はKing &Princeの「ツキヨミ」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「ツキヨミ」は深い悲しみと孤独感に苦しむ主人公の心情を描いているようです。愛に価値を見いだせず、孤独を選ぶようになってしまった主人公が、大切な人と巡り合い、次第に自分の嘘に気づいてほしいという願いを持つようになります。傷ついた過去により心を閉ざしてしまいましたが、それでも未来に向けてわずかな希望を持ち始めたようですよね。どうにもならない思いが表現されており、切ない想いが残る歌詞になっています。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではKing &Prince を追って行くのでぜひチェックしてみてください!

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