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【ヨルシカ/心に穴が空いた】の歌詞の意味を徹底解釈 | 空いた心に埋めるものとは。前作の主人公はエイミー!

編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19

目次
心に穴が空いたという曲名の意味を考察
心に穴が空いたの歌詞の意味を徹底解釈
1番
2番

心に穴が空いたという曲名の意味を考察


心に穴が空いた...一体どういう意味で曲名に使われているのでしょうか。
心に穴が空くというと 何かを失ったりしてどこか人間的に空っぽになるというようなイメージを持ちますよね。
この曲でもそのような意味で使われているのでしょうか?
答えは、半分正解で半分間違いです。
歌詞を詳しく見ていけばわかるので歌詞を詳しく見ていきましょう。

心に穴が空いたの歌詞の意味を徹底解釈

1番


小さな穴が空いた
この胸の中心に一つ
夕陽の街を塗った
夜紛いの夕暮れ


ヨルシカ -心に穴が空いた

解釈

私の胸に小さな空いた。 夕暮れの街を塗る夜のような夕暮れ。


夕陽とは「ゆうひ」とも読みますが、「せきよう」とも読むことができます。そして、「せきよう」とは夕暮れという意味があります。


また、夜紛いの紛いは本物に似せて作ったものという意味があります。


つまり、「夕陽の街を塗った 夜紛いの夕暮れ」という歌詞は、夕暮れの街並みを夜のような何かが覆った気がした。ということを表現したいのでしょう。


この、「夕陽の街を塗った 夜紛いの夕暮れ」というのは先ほど説明した表現とは別に、この曲の主人公であるエルマの心の移り変わりも表現しているのかもしれませんね。


 

忘れたいのだ
忘れたいのだ
忘れたい脳裏を埋め切った青空に君を描き出すだけ


ヨルシカ -心に穴が空いた




解釈

忘れたいのに。 忘れたいと願う気持ちの裏にある君と見た青空に君を思い出す。

「忘れたい脳裏を埋め切った青空」とは、自分では君(=だから僕は音楽をやめたというアルバムの主人公)を忘れたいと願っているつもりだが、無意識のうちに君との思い出での中で印象深い青空で頭の中を埋めてしまうという様子を表現しているのでしょう。


無意識のうちに君を思い出してしまうなんてエルマはどれだけ君を思っているのでしょうね。


 

だから心に穴が空いた
埋めるように鼓動が鳴った
君への言葉も
口を開けば大体言い訳だった


ヨルシカ -心に穴が空いた




解釈

君を思い出してしまうから心に穴が空いたんだ。 その穴を埋めるように心臓が動いた。 君へかけていた言葉も君を忘れられない自分の言い訳だったんだ。


君を忘れたいエルマ。しかし、君が大切なエルマは君を忘れることができません。


そんな、君を忘れることができないエルマは、本当は君が大好きだから忘れられないのに、忘れることができない理由を君と言葉を交わしているからだと自分の中で言い訳していたのではないでしょうか。


大好きなのに忘れたい...あまりにも複雑すぎて私ではその想いを推し量ることはできそうにありません。


 

だから心に穴が空いた
降る雨だけ温いと思った
繕って 繕って 繕って
顔のない自分だけ


ヨルシカ -心に穴が空いた




解釈

言い訳だと気付いたから自分の心に穴が空いた。 青空がない時だけ心が安らんだ。 取り繕って取り繕って、いつしか自分は自分じゃなくなっていた。


降る雨だけ温いとは、君を連想させる青空がない時だけ温いということを言いたいのではないでしょうか。そこから青空がない時だけ心が安らんだ。と解釈しています。


忘れられない原因の君を思い出しづらいから少しだけ安らげるということでしょうか。


「顔のない自分だけ」という歌詞。ここは取り繕いすぎて自分を失ったということを言いたいのだと思います。



2番


少しずつ穴の開いた木漏れ日の、森で眠るように
深海みたいに深く
もっと微睡むように深く、深く、深く
深く夜を纏った目の奥に月明かりを見るまで


ヨルシカ -心に穴が空いた




解釈

少しだけ光が差し込むような森の木陰で安らかに眠るかのように深く
もっと熟睡するように深く...
目の奥に月明かりを見るまで寝ていたい。


「少しの穴」というこの曲の重要な単語や「深海」「微睡む(まどろむ)」「月明かり」など前のアルバムで出てきた単語が多く含まれていて色々な解釈ができそうですね。


あくまで私の一意見ですが、少しずつ穴の開いた木漏れ日で眠りたい=君によって空いた心の穴をゆっくり埋めたいというエルマの思いを歌っているのではないでしょうか。


 

君の心に穴を開けた
音楽が何だって言うんだ
ただ口を開け
黙ったままなんて一生報われないよ


ヨルシカ -心に穴が空いた




解釈

「音楽がなんだっていうんだ」と言って君の心に穴を開けた
ただ、自分を取り繕うだけで、自分の思いを伝えられないなんて一生報われないから。


「だから僕は音楽をやめた」で、だから僕は音楽をやめたの主人公が音楽に否定的になったのはエルマが原因だったのでしょうか。


エルマは自分の心に穴がいていて半ば自暴自棄になって「君」の心にも穴をあえてしまったのかもしれませんね。


 

忘れたいことが多くなって
諦めばかり口に出して
躓いて、躓いて、転がって、土の冷たさだけ


ヨルシカ -心に穴が空いた




解釈

君の心に穴を開けたことも君自体も...どんどん忘れたいことが増えて行って もうどうにもならないやって、諦めばかり口に出るようになって うまく人生を歩むことができなくなってしまった。


君を傷つけることでどんどん主人公は現実逃避したくなっていきます。そこには音楽をやめていく君を見て後悔もあったのかもしれません。


そして、音楽をやめた君を見て自責の念と後悔で押しつぶされて人生を歩むことができなくなってしまったのでしょう。


 

君の人生になりたい僕の、人生を書きたい
君の残した詩のせいだ
全部音楽のせいだ


ヨルシカ -心に穴が空いた




解釈

君の人生の一部になりたい僕の人生を詩にしてみたい。 こんな気持ちになったのは君の残した詩のせいだ。 音楽のせいだ。


君の人生の一部になりたい僕の人生を詩にしてみたい。。。つまり、この「エルマ」というアルバムがエルマが残した詩ということでしょうか。


そして、君の残した詩のせいで自分の人生の詩を書きたくなったと言っていることから、時系列的には、前作の「だから僕は音楽をやめた」というアルバムの後になるんでしょうか?


まだまだわからないことが多いですね。


 

君の口調を真似した
君の生き方を模した
何も残らないほどに 僕を消し飛ばすほどに
残ってる


ヨルシカ -心に穴が空いた




解釈

君の口調や生き方を真似した。 君の生き方や口調が前の自分を消し飛ばすようになってる。


「君」の残した詩や音楽を見て感化された主人公。心に空いた穴に入り込むかのように「君」色に染まっていきます。


相手の色に染まるために心に穴が空いたと考えると、先ほどの「君の心に穴を開けた」という歌詞は「君」が自分(=エルマ)で埋めて欲しいという願いの表れなのかもしれません。


 

心の穴の奥に棲んだ
君の言葉に縋り付いた
でも違うんだよ、もう
さよならだなんて一生聞きたくないよ
忘れたいことが多くなって
これから僕だけ年老いて
冷め切って、冷め切って


ヨルシカ -心に穴が空いた




解釈

君で染まった心の奥に住んだ。 君の言葉に縋った。 でも違うんだ。もうさよならなんて言って別れたくないんだ。 これから、心の中の君は年老いないで、僕だけが年老いて... いつかは心の中の君も冷めてしまうんだ。


「君」と別れてしまったエルマ。その別れが辛かったのでしょうか。少しでも「君」を感じようと心の中に閉じこもって人生を歩んでいるようですね。


でも、薄々心の中の君は本当の君ではないと気付いているのでしょう。しかし、「君」と別れてもう会えないから、偽物の君でも縋るしかないのでしょうね。


 

僕の心に穴が開いた
君の言葉で穴が開いた
今ならわかるよ
「君だけが僕の音楽」なんだよ、エイミー


ヨルシカ -心に穴が空いた




解釈

君の言葉で僕の心に穴が空いた。
今なら君が言っていた「君だけが僕の音楽」という言葉がわかるよエイミー。


ここで初めて「だから僕は音楽をやめた」というアルバムの主人公(この曲では君)の名前がエイミーだとわかりましたね。


「君だけが僕の音楽」という言葉。これは「だから僕は音楽をやめた」という曲でエイミーが詩にしていた言葉ですね。「だから僕は音楽をやめた」というアルバムのエイミーが書いた詩を読んでいろんな思いを感じた後にやっと理解できたのかもしれませんね。


 

だから心に穴が空いた
その向こう側に君が棲んだ
広がって 広がって 広がって
戻らない穴だけ

穴の空いた僕だけ


ヨルシカ -心に穴が空いた




解釈

だから心に穴が空いた 心の穴の中に君がいる。 広がって広がって。。。穴が空いた僕のぶんだけどんどん君で満たされていく。


君を思い出すたびに心に穴が空いていく。。。そして、心に空いたぶんだけ君が満たされていく...そしてまた君を思い出して...と、無限ループしていきますね。


君を思い出すたびに君が満たされて行って...いつしか心が君でいっぱいになる。。。なんというかこの表現の仕方がすごいエモい(語彙力の欠落


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