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【Vaundy / まぶた】の歌詞の意味を徹底解釈 |『女神の教室~リーガル青春白書~』に起用され、懐かしいメロディに心が弾む歌詞の意味を紐解く!

編集: ひいらぎ最終更新: 2023/3/4

目次
女神の教室~リーガル青春白書~ってどんなドラマ?
まぶたという曲名の意味を考察
まぶたという歌詞の意味を徹底解釈
1番
涙の香り
向き合って生きていく
2番
針の先の孤独
まぶたの奏でる証
目を閉じるとわかること
瞳を閉じれば、見えてくる
まとめ

女神の教室~リーガル青春白書~ってどんなドラマ?

『女神の教室~リーガル青春白書~』は、青南大学法科大学院にやってきた派遣教員・柊木が、司法試験合格を目指すロースクール学生たちに“人”を知ることの大切さを教え、彼らを立派な法曹家に育て上げていく姿を描いたドラマです。

教科書には載っていない“気づき”を与えながら、柊木と学生たちが真逆の価値観を持つ藍井教員と切磋琢磨しながら、判例を取り上げ、そこに登場する人物の行動に着目しながら、法と人を見つめていきます。

『女神の教室~リーガル青春白書~』ではサスペンス要素もあり、柊木たちを狙った嫌がらせ事件が起こり、その犯人を追っていきます。ですがその嫌がらせは法では罰せられない程度のもの。いったいどうしてそんな嫌がらせを受けなくてはならないのか、そしてその犯人は誰なのか…。手に汗握る展開が待ち受けます。

まぶたという曲名の意味を考察

「まぶた」という曲名からは、歌詞の中でも「瞼(まぶた)」という言葉が頻繁に出てくることから、目を閉じて感じたり考えたりすることの大切さや、人生の苦しみや悲しみを乗り越えて生きていく力についての意味が含まれていると考えられます。また、歌詞には人と人とのつながりや、確かめ合い、生きることの意義についても描かれているようです。

「まぶた」は、ドラマのために書き下ろした楽曲です。Vaundyさんは人と人とが本当にわかり合う時に一度目をつぶるが、その際に「まぶた」を見る行為の意味をテーマとしていると語っていますよ。リズムが心地よく、人とのつながりを感じる歌詞を解釈していきましょう!

ひいらぎ

まぶたという歌詞の意味を徹底解釈

1番

涙の香り

あなたが今も
口をはにかみ、涙流すから
放つ言葉も
血が滲んでる
きっと
日々の蟠りが香るにおいで
つーんと
刺すような悲しみが瞳を刺してる

まぶた -Vaundy

最初のフレーズでは、相手に対してどう言葉を伝えても受け取ってもらえない悲しみや苦しみがあることを表現していると思われます。口をへの字にすることや涙を流すことで、言葉とともに情緒を表現しているのでしょう。

また毎日のプレッシャー過去のトラウマからくる不安や苦しみが瞳に滲むことを表現しているようです。日常生活から感じる様々なことが心を曇らせることがあるのですが、そんな心の傷が瞳から表れるようであり、難しい恋愛や人間関係、過去の傷などからくる心の痛みが描かれているのではないでしょうか。

向き合って生きていく

もしも
その手取れど悲しみが消えぬなら
忘れて
瞼が疲れるほど
僕ら
目を閉じあうことで
少しずつわかるようになるかもね
背を向け合うほどね
確かめ合い
生きてる

まぶた -Vaundy

この部分ではもしも手に入れたものがあったとしても悲しみは消えない、と言っており、何かを手に入れたつもりでも、悲しみを感じることがあるかもしれないと伝えたいように感じます。

悲しみから逃れるために忘れられることは忘れて、お互いを認め合い、寄り添って生きていこうという気持ちを表しているのでしょう。

悲しみやつらさから逃げずに、向き合って生きていく気持ちを表現しているようにも感じます。

2番

針の先の孤独

あなたが今も
苦しそうに、爪を噛むから
放つ言葉は
まきつき根を張った
それは
針の先に指先が触れるような
つーんと
刺すような寂しさが瞳を刺してる

まぶた -Vaundy

2番のフレーズでは相手が長いこと悩みごとを抱えており、なかなか解決できずに苦しそうにしている様子を描写しているようです。爪を噛むという行動には、不安や緊張を感じるときによく見られる習慣であり、そんな様子を見て主人公もなんと声を掛けたらよいのかわからないのでしょう。

歌詞には放った言葉は”まきつき根を張った”と書かれており、相手に強く影響したことがわかります。まるで根が張ってしまったかのように、相手の心に深く入り込んだのかもしれません。

時に言葉は鋭く突き刺さりますが、主人公が投げかけた言葉もまた心に刺さり、孤独感を感じさせているのでしょう。”つーんと”という言葉からは物悲し気な様子が見えてくるようです。

まぶたの奏でる証

もしも
濡れているせいで霜が着き始めたら。
流して
瞼が疲れるほど
僕ら
目を閉じあうことで
少しずつわかるようになるかもね
背を向け合うほどね
確かめ合い
生きてる

まぶた -Vaundy

このフレーズの後半部分は、1番と同じ歌詞が繰り返されています。

霜は空気中の水蒸気が固体化したもの。霜がついてしまうと外が見えなくなるほど不透明になり、生活がしにくくなります。

心もまた同じであり、まぶたに霜がついたならどれが真実なのかが不透明になってしまい、大切なことを見失ってしまう可能性があります。フレーズでは、そんな状況を危惧しており、霜がついた段階ですぐに涙を流し、見失わないように、と伝えたいのかもしれません。

また二人は目を閉じ合いお互いを感じることで、少しずつ相手の気持ちが分かるようになると記しているようです。

目を閉じるとわかること

もしも
枯れ果てたせいで香りだし痛むなら
思い出して
瞼が疲れるまで
僕ら
目を閉じあうことで
少しずつわかるようになるかもね
背を向け合うほどね
確かめ合い
生きてる

まぶた -Vaundy

このフレーズでは、過去の思い出や感情に苦しんでいる相手に対して語りかけているようです。

枯れ果てた心が原因で傷ついているなら、目を閉じて思い出してみて、と言っており、主人公自身も一緒に向き合い、じっくりと考えようとしている様子がうかがえます。目を閉じると少しずつ自分や他人の気持ちが分かってくるのかもしれません。

この部分の歌詞からはもし仮に関係が壊れてしまったとしても、お互いを確かめ合い、生きていることを認め合って乗り越えましょう、という意味が込められていると感じます。

瞳を閉じれば、見えてくる

僕ら
目を閉じあうことで
背伸びせずに疲れないで済むかもね
背で受け合う先で
見つめ合い
生きられる

まぶた -Vaundy

最後のフレーズでは、目を閉じて相手と繋がろうという意味があるように感じます。さらに疲れを感じないために、背伸びせずにコミュニケーションすることも大切だと言っているようです。

”背で受け合う先で”という歌詞がありますが、おそらく相手と背中合わせで立ち、一定の距離を取りつつ対峙するようなシーンなのでしょう。相手を意識して見つめ合うということでお互いに寄り添い生きられる、と伝えているようです。

目を閉じると何も見えなくなりますが、逆に目を閉じたからこそ見えてくることもあります。真実は見えるものだけではないと伝えたいのかもしれません。

まとめ

今回はVaundy の「まぶた」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「まぶた」の歌詞は常に相手のことを考えている様子がうかがえ、相手のことを気遣っている部分が多く出てきます。目を閉じることがキーワードとなっており、目の前に見えるものが「すべて」ではなく、目を閉じたからこそわかることもあると伝えているように感じました。相手のことを理解するには、先入観などを捨てて本質を見なければならないということでしょうか。相手を理解するためにあえて目を閉じることも大切であると伝えているのかもしれません。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではVaundy を追って行くのでぜひチェックしてみてください!

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