【Vaundy / そんなbitterな話】の歌詞の意味を徹底解釈 |ゲーム性があるオリジナル恋愛番組主題歌『花束とオオカミちゃんには騙されない』の歌詞を徹底解釈!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/3/23
『花束とオオカミちゃんには騙されない』はゲーム性を併せ持つ恋愛番組
『花束とオオカミちゃんには騙されない』はABEMAで始まったオリジナル恋愛番組です。
最高の恋を手にするために、男女11人がデートや共同作業を通して真実の恋を叶えようと奮闘しますが、参加メンバーの中には、恋をしてはいけない役割を与えられた“嘘つきオオカミ”が潜んでいます。
この“嘘つきオオカミ”は女子メンバーの中に最低1人以上おり、オオカミちゃんが仕掛ける甘い罠に惑わされずに、真実の恋を叶えることができるのかが見どころです。
さらに放送期間中は視聴者投票も行われ、オオカミちゃんだと思うメンバーを予想し、最も多投票を集めてしまったメンバーは脱落することになります。
見ている人の1票で11人の運命が変わる…。
いったい誰がオオカミちゃんなのか、ハラハラドキドキの展開が待ち受けます。
そんなbitterな話という曲名の意味を考察
曲名の「そんなbitterな話」は恋愛を俯瞰的に見るような、人の恋愛を見ているような歌詞が展開されています。
物事が予想外の展開になることを暗示しており、曲名は「予想外に苦い出来事や思い出」という意味合いが含まれていると考えられます。
そんなbitterな話という歌詞の意味を徹底解釈
1番
ほろ苦い思い出
思い出すようなmidnight
苦い思い出もblueも
僕ら離れても案外
隠し持ってる
そんなbitterな話 -Vaundy
最初のフレーズは過去に思いを馳せているようです。
深夜を思い起こさせるような時間に、苦い思い出や悲しい思い出がふとよみがえり、ほんのちょっとだけ落ち込んでいるのかもしれません。
こんな思いは自分だけでなく、いろいろな人が持っている思いであり、みんなそんな思いを隠しながら平気な顔をして生活をしているのだと伝えたいのかもしれませんね。
当たり前が退屈になる
言い合ったよね good night
そんな退屈なflowも
僕らここまで案外
うまくやってたよね
そんなbitterな話 -Vaundy
好きな人との別れを予感させる歌詞です。
「おやすみ!」など何気ない会話をたくさんしてきて、いつの間にかその会話が当たり前になり、退屈になってきたな、と感じているのでしょう。
恋をしたばかりのころはドキドキとした気持ちが強いのですが、いつの間にかそのドキドキが薄れ、関係性がしんどいと感じることもあります。
当たり前の会話ほど良いものはないのですが、刺激は確かになくなり、恋愛をしている、という感覚はなくなってしまいます。
ここではそんな主人公の心情が見え隠れしているのではないでしょうか。
出会わなきゃよかった
こんなことじゃあ
出会わなきゃよかったな
そんなことじゃあ
ラブコメみたいなくだりで
間違えて運命の誰かに会って
そんなbitterな話 -Vaundy
恋人との出会いに後悔し始めている様子を描写しているようです。
相手との出会いがあったからこそ、今苦しんでいると感じており、運命の人とは出会わず、ラブコメのような展開になってしまったらよかったのに、と自分自身に問いかけているのではないでしょうか。
ラブコメのようにもっと恋愛を楽しめたなら、こんな苦しい思いはしなかったのかも、と感じているのかもしれません。
ほろ苦い恋
恋しちゃうような甘みだが
ほろ苦い、そう苦い
僕たちの望む愛やらの出口は
消えることも 見えることも
忘れることもできぬように
ほろ苦い、そう苦い
僕たちの思う愛やらの未来は
消えることも 見えることも
忘れることもできぬように
愛おしいのさ
そんなbitterな話 -Vaundy
ここでは恋について主人公の考えが述べられているようです。
恋すると、とろけるように甘くてそして同時に少し苦い感覚に包まれますよね。
愛や人生の出口は、消えて見えなくなることもありますし、明確に見えることもあります。
ですがもともと恋愛をすると未来を予測することは難しく、だれを好きになったのか、どのタイミングで好きになったのか、によってもその先の未来は変わってきます。
主人公は未来がわかるようなわからないような、忘れるような忘れられないようなそんな時間だって、大切だと感じているのではないでしょうか。
2番
まだまだこれから
それはもちろんhot and black
颯爽と火傷しな
でも会話はまだ続けるぜ
そんなbitterな話 -Vaundy
このフレーズでは、高揚感や興奮を表現していると思われます。
”颯爽と火傷しな”という歌詞からは、自分のペースで自分らしく行動する、という意志を示しているように感じます。
自分自身を守りながら関係を築いていこうという思いを表現しているのかもしれません。
困難な状況でも自分を守りつつコミュニケーションを大切にして、相手との関係を続けていく、と伝えているのではないでしょうか。
隠している本当の心
思い出してるそのgood time
酔っ払ってたよ、そのflowは
僕ら近くても案外
隠し持ってたよね
そんなbitterな話 -Vaundy
フレーズ最初に出てくる”思い出してるそのgood time”とは楽しかった日々のことを指しています。
大切な人との会話や雰囲気も表現しているようであり、その楽しい時間を共有しながらも、実際には大切なことを言えずにいた、と伝えたいのではないでしょうか。
悩みなどあると近くにいる人ほど話しにくいことがあります。
主人公と大切な人もまた、近すぎるからこそ、言えない思いがあるのかもしれません。
後悔の苦み
こんなことじゃあ
出会わなきゃよかったな
そんなことじゃあ
ラブコメみたいな2人を
間違えて運命の何かが繋いで
そんなbitterな話 -Vaundy
このフレーズでは、大切な人と運命的な出会いをしてしまったことを後悔している様子を表現しているようです。
”ラブコメみたいな2人"というフレーズは、お互いが互いを引き付け合うような恋人同士の様子を表しているのでしょう。
近すぎて言えないことも、本当に運命の人だったら共有できるのかな、と主人公は思っているのかもしれません。
なんでも話し合える関係を望んでいるのかもしれませんね。
苦い苦い恋
恋していたような甘さだが
ほろ苦い、そう苦い
僕たちの望む愛やらの入口は
消えることも 見えることも
忘れることもできぬほどに
苦すぎるから
そんなbitterな話 -Vaundy
ここでは恋していたような甘さだが、果たしてそれが本物の愛なのか…あれこれ考えているようです。
恋をすると適度なほろ苦さがあり、僕たちは愛や幸せを求めてこの道を進んでいくが、すべてが順風満帆にいかず、訳が分からないことも多いと伝えたいのではないでしょうか。
出会いがどうであれ、恋をすれば忘れることもできないほど、とてつもなく苦しいと伝えたいようです。
甘ったるい思いはもういいよ
癖になった、その苦味は
甘さなど「いいから」と置いてきたよ
濃い刺激食らった その味蕾が
いうんだよ
そんなbitterな話 -Vaundy
苦いな、と思っていたこの恋だけど、なぜか癖になってしまい、甘ったるい恋はもういいよ、と思っているようです。
その何とも言えないほろ苦さが病みつきになったのでしょう。
恋のつらさを味わうことができるなら、甘さなどどうでもいいと思っているのではないでしょうか。
刺激を求めて慣れてしまい、さらに刺激を求める…。そんな主人公の今の恋愛観が垣間見えます。
苦いからこそ恋はいい
これはそう
ほろ苦い、あぁ苦い
僕たちの望む愛やらの出口は
消えることも 見えることも
忘れることもできぬように
ほろ苦い、もう苦い
僕たちの思う愛やらの未来は
消えることも 見えることも
忘れることもできぬゆえに
愛おしいのさ
そんなbitterな話 -Vaundy
このフレーズは似たものが出てきているのですが、異なるのは"あぁ苦い"と苦さを堪能し、忘れることもできないと認めている部分です。
君との愛は、時には甘く、時には苦いことがある。
それでも、これからも思い出を忘れることなく、ほろ苦い思い出として、大切に想い続けていきたいという気持ちが込められているのではないでしょうか。
苦い恋だからこそあなたとの絆や想い出は、とても愛おしく感じられる。その思いは、時がたっても変わらずにつづいていくだろう…と主人公は思っているのかもしれません。
まとめ
今回はVaundyの「そんなbitterな話」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「そんなbitterな話」は、愛や関係性についての苦い現実を描いているようです。
出口が見えず、さらに忘れることもできず、未来を思い描くことすらできない状況に置かれていることを最初は苦々しく思っていたのに、いつの間にか病みつきになってしまったようです。
どんな状況であっても大切な人との思い出は永遠であり、愛情はかわらないと伝えたいのかもしれません。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではVaundyを追って行くのでぜひチェックしてみてください!