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羽生まゐご 世界で一番じゃない貴方を愛したらサムネイル

【羽生まゐご/世界で一番じゃない貴方を愛したら】の歌詞の意味を徹底解釈 | ボカロPが手がける「後悔」を表現した歌詞を考察する!

ひいらぎ(編集)最終更新:
目次
歌詞
羽生まゐごの世界で一番じゃない貴方を愛したらのジャケット

曲名:世界で一番じゃない貴方を愛したら

アーティスト:羽生まゐご

作詞:羽生まゐご

作曲:羽生まゐご

咲いた咲いた雪の華
また誰かに摘まれて泣いていた
どうやって守ればいい
夏の虫に喰われたお約束

散々あいつを待って気づいた
重ね合う雪が真昼のようで

世界で一番じゃない誰かを愛したら
離れていく 忘れていく
決して知ることなく

あぁ言ってこう言って世話を焼く
また悪い癖が出た世迷言
この前だっていつだって変わらずに
しわの数だけ宵を無駄にした

散々恋路に立って気づいた
重ね合う指が虚ろに見えた

世界で一番じゃない誰かを愛したら
穢れていく 惹かれていく
僕を知る貴方へ

私を奪って 言葉を喰らって
飾りを担って愛してくれてありがとさんね
形になりたいものさ
貴方と 貴方と 貴方と

世界で一番じゃない誰かの隣でも
何処かに居た此処に居ない影を今も見てた

世界で一番じゃない貴方を愛したら
忘れていく 重ねていく
あの日見た貴方を
此処に居る貴方を

春が来る朝まで

世界で一番じゃない貴方を愛したらという曲名の意味を考察

Loopicon

「世界で一番じゃない貴方を愛したら」という一見すると矛盾しているように感じる曲名です。

「世界で一番じゃない貴方」は「本当に好きな相手ではない」ことを意味しています。

今回の楽曲はそんな「遊びの恋」を歌いながら、「後悔」や「渇望」が表現されているのでしょう。

世界で一番じゃない貴方を愛したらの歌詞の意味を徹底解釈

1番

咲いた咲いた雪の華
また誰かに摘まれて泣いていた
どうやって守ればいい
夏の虫に喰われたお約束 
羽生まゐご -世界で一番じゃない貴方を愛したら
解釈

また今年も雪の華が咲く時期がやってきた
今年もまた誰かに先を越されてしまっていて泣いていたんだ
こんな調子じゃ、どうやって守ったらいいんだろう
自ら進んで飛び込んできた彼女との約束を

主人公の男性は、また今年も雪が降る冬の季節がやってきたことをあまりうれしく感じていないようです。

「また誰かに摘まれて」という言葉から、何度も手に入れたいと思っていたもの(例えば、何かの賞や名声など)を手に入れることが出来ずに悔しい思いをしているのがわかります。

「約束」をした相手はこんな自分の所に自ら近いて来た人だということが、「夏の虫」という言葉ら考えることが出来ます。

「どうやって守ればいい」と約束を果たすことが出来そうもない自分を嘲笑っているようにさえ感じます。


散々あいつを待って気づいた
重ね合う雪が真昼のようで
羽生まゐご -世界で一番じゃない貴方を愛したら
解釈

とても長い間あいつを待っていたから気づいたんだ
積もった雪に反射した光は、まるで真昼のように輝いていることに

とても長い間、相手のことを待っている日々の中で主人公の男性は気付きます。

「重ね合う雪」とは何度も繰り返した冬の経験のことを表していると考えられます。

つまり、これまで経験して積み重なってきた日々はとても大切で輝かしいい日々であるということを主人公の男性は気付いたのだと感じました。


世界で一番じゃない誰かを愛したら 
離れていく 忘れていく
決して知ることなく
羽生まゐご -世界で一番じゃない貴方を愛したら
解釈

世界で一番愛している人ではない人を愛したのなら
簡単に離れることが出来る
簡単に忘れていってしまう
自分が今感じている感情なんて知ることは絶対にないのに

「世界で一番愛している」人が相手ではなかったなら、と悩める主人公の男性の心情がとてもよく表現されています。

「離れていく 忘れていく」とあるように、適当な女の人との恋愛ならば相手と離れることも簡単であると主人公の男性は言っています。

また簡単に相手のことも相手との思い出も忘れることが出来るとも言っていることから、この主人公の男性はとても「最低なモテ男」なのだろうと解釈することは難しくないと思います。

そんな「モテ男」な主人公でも本気の恋愛では悩んでいるというこの描写は、主人公の後悔を強く感じます。


2番

あぁ言ってこう言って世話を焼く
また悪い癖が出た世迷言
この前だっていつだって変わらずに
しわの数だけ宵を無駄にした
羽生まゐご -世界で一番じゃない貴方を愛したら
解釈

ああだこうだ言いながらも世話を焼いてくれるのに
また悪い癖が出て世迷言を並べてしまった
この前だってそう、いつも変わることが出来ない
多くの夜を無駄に明かしてきた

なんやかんだと言いながらも世話を焼いてくれている相手に感謝の言葉の一つでも伝えたいと思っている様子が伝わってきます。

ですが、実際には素直に言葉にすることが出来ずに相手を傷つけるような言葉を並べてしまったことを後悔しているようです。

そしてその後悔は、1回だけでなく何度も繰り返しているのが「この前だっていつだって変わらずに」という言葉から想像できると思います。

多くの夜を後悔しながら無駄に過ごしてきているにもかかわらず、どうしても素直になることが出来ないのは相手のことを特別に思っているからだと感じます。


散々恋路に立って気づいた
重ね合う指が虚ろに見えた
羽生まゐご -世界で一番じゃない貴方を愛したら
解釈

いろいろな恋をして気が付いたんだ
指や身体を重ね合っても虚しく感じていることに

主人公は数多くの相手と様々な恋愛をしてみたことで、自身の本当の気持ちに気が付いたようです。

どんなにいろいろな相手と手をつないだり、肌を合わせたとしても「世界で一番じゃない」人が相手では虚しいだけなのだと感じていると考えることが出来ると思います。

また、そんな自身の気持ちに気づいたことで「後悔」や「後ろめたさ」を感じたことも、虚しさを覚えた理由のひとつではないかと感じました。


世界で一番じゃない誰かを愛したら
穢れていく 惹かれていく
僕を知る貴方へ
羽生まゐご -世界で一番じゃない貴方を愛したら
解釈

「世界で一番愛している人」じゃない人を愛していたら
心がけがれてしまう
あなたに惹かれてしまう
僕のことを知っているあなたに

主人公が「世界で一番愛している人」つまり「本当に好きな人」以外との恋愛をしている、と考えることが出来ると思います。

その「本当に好きな人」以外との恋愛は、心が汚れていくように感じていることが「穢れていく」という言葉からわかります。

僕(主人公)のことをきちんと理解してくれているあなた(本当に好きな人)に心が惹かれていっている様子が描かれています。

それと同時に、心が惹かれていることを止めることが出来ない焦りのような感情も感じることが出来ると思います。


3番

私を奪って 言葉を喰らって
飾りを担って愛してくれてありがとさんね
形になりたいものさ
貴方と 貴方と 貴方と
羽生まゐご -世界で一番じゃない貴方を愛したら
解釈

私(主人公)のことを奪い合っていた女性たち
私(主人公)の言葉に耳を傾けていた女性たち
私(主人公)の周りを飾ってくれて愛してくれてありがとさんね
本当は「あなた」とちゃんとした関係になりたい

主人公が付き合ってきたいろいろな女性たちに対する気持ちが表現されている歌詞ですが、かなり酷いことを言っていると感じました。

「飾りを担って」という言葉からは、女性たちを自分のアクセサリーとして扱っていたような印象を覚えます。

「愛してくれてありがとさんね」という相手を馬鹿にしたようにも聞こえるフレーズからは主人公の軽薄な性格が伝わってきます。

ここまで酷いことを言いながら「本当に好きな人」とキチンと付き合いたいと言っているように感じる言葉に呆れを通り越して、むしろ応援したくなりました。


世界で一番じゃない誰かの隣でも
何処かに居た此処に居ない影を今も見てた
羽生まゐご -世界で一番じゃない貴方を愛したら
解釈

「世界で一番じゃない」人の隣にいたときでも
どこかにいたはずだけど今はいない「あなた」の影を探していた

「あなた」じゃない人と付き合っていた時も、「あなた」と今付き合っている人を比べてしまいながら過ごしてきたことが表現されていると思います。


世界で一番じゃない貴方を愛したら 
忘れていく 重ねていく
あの日見た貴方を
此処に居る貴方を
春が来る朝まで
羽生まゐご -世界で一番じゃない貴方を愛したら
解釈

「本当に好きな人」じゃない人を愛したら
あなたを今、ここにいる人に重ねてしまう。
あなたと春を迎えることが出来るようになるまで

どんな相手と付き合ったとしても「あなた」のことを重ねてしまうという、主人公の「あなた」への気持ちの大きさが伝わってきます。

「あなた」との「約束」を果たして一緒に冬を越せるようになりたいという主人公の強い渇望を感じました。


まとめ

今回の楽曲は主人公の報われない恋が描かれていて、どんなに女性にモテていても「本当に好きな相手」と結ばれないと人は「虚しい」と感じるということに嫉妬すると同時に納得するという不思議な気持ちになりました。

一見すると純愛のように見える複雑なラブソングだと感じました。