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【米津玄師/海の幽霊】の歌詞の意味を徹底解釈 | 米津玄師の海への価値観とは

ひいらぎ最終更新:
目次

歌詞

米津玄師の海の幽霊のジャケット

曲名:海の幽霊

アーティスト:米津玄師

作詞:米津玄師

作曲:米津玄師

開け放たれた この部屋には誰もいない
潮風の匂い 滲みついた椅子がひとつ

あなたが迷わないように 空けておくよ
軋む戸を叩いて
なにから話せばいいのか わからなくなるかな

星が降る夜にあなたにあえた
あの夜を忘れはしない
大切なことは言葉にならない
夏の日に起きた全て
思いがけず光るのは 海の幽霊

茹だる夏の夕に梢が 船を見送る
いくつかの歌を囁く 花を散らして

あなたがどこかで笑う 声が聞こえる
熱い頬の手触り
ねじれた道を進んだら その瞼が開く

離れ離れてもときめくもの
叫ぼう今は幸せと
大切なことは言葉にならない
跳ねる光に溶かして

星が降る夜にあなたにあえた
あのときを忘れはしない
大切なことは言葉にならない
夏の日に起きた全て
思いがけず光るのは 海の幽霊

風薫る砂浜で また会いましょう

海の幽霊という曲名の意味

2019/5/27に公開された米津玄師の新作。同年公開の五十嵐大介原作 映画「海獣の子供」主題歌にも起用されている。

「海で起きるほとんどのことは、誰にも気づかれない。」というコンセプトのもと製作された映画の主題歌なので、海に関することを題材にして歌われていることは間違いないだろう。

<a href="https://reissuerecords.net/special/uminoyuurei/">米津玄師の公式サイト</a>にコメントが載っていたので紹介します。
<blockquote>原作を初めて読んだのは10代の頃だと思うのですが、そのすごさに圧倒されたことを憶えています。
今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます。
もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです。
原作が持ってるものに負けないよう、それでいてうまく寄り添えるようなものが、果たして自分に作れるのかと、ここ数ヶ月は問答の日々でした。今は映画館で流れる日を楽しみにしています。</blockquote>
どうやら10代の頃に原作を読んでいたようですね!
10代といえば多感な時期で人格形成に重要な時期ですから、「海獣の子供」の原作を読んだ衝撃が米津玄師の才能の一部を形成したと言っても過言ではないかも知れませんね。

海の幽霊の歌詞の意味を徹底解釈

1番

開け放たれた この部屋には誰もいない
潮風の匂い 染み付いた椅子がひとつ

米津玄師 -海と幽霊

解釈

扉開けた。やはり、この部屋には誰もいない。
わずかに感じる潮風の匂いと、年季の入った椅子が一つ。ただあるだけ。


夏の海辺の一軒家。薄暗い部屋の中にポツンとある年季の入った椅子。そんなイメージを沸かせてくれる歌詞ですね。

「誰もいない」と残念がっていて、椅子が一つということは誰かを待っていたのでしょうか?

どこか寂しさを感じさせるメロディーなので、思い出の人を待っているのかも知れませんね。

 

あなたが迷わないように開けておくよ
軋む音をたたいて
何から話せばいいのか
わからなくなるかな

米津玄師 -海と幽霊

解釈

あなたが迷わないように扉を開けておこう。
もし君が来たら何を話せばいいかわからなくなってしまうだろうな。


やはり誰かを待っていたようです。歌詞には全く書かれていないのですが、主人公は「誰か」が来るかどうかもわからないのに、「誰か」を待っているように感じられるのは私だけでしょうか?

切なげなメロディーがそう感じさせるのかも知れませんね。

軋む音。この音は床が軋む音とも取ることができますが、ここでは扉を開けるときになる音として解釈しています。

 

星が降るように あなたに逢いたい
あの夜を忘れはしない
大切なことは 言葉にならない
夏の日々の起きたすべて

米津玄師 -海と幽霊

解釈

星が降るようにあなたに逢いたい。
あの夜は決して忘れないから。
大切なことは言葉にはできないんだ。
夏の日々に起きたことすべてが言葉には表せない。


星が降るようにあなたに逢いたい。の「星が降るように」という表現。

この表現は、「夜」という歌詞があることから星を見ていたときに会ったあなたに逢いたい。というような意味で捉えたり、夜になれば必ず星が見えるように、毎日あなたと逢いたいと捉えたり、いろんな意味で捉えることができますね。

具体的な解釈は人によって異なるとは思いますが、どの解釈にせよ、「あなたに逢いたい」という気持ちがより強いことを表現しているのでしょう。

また、「夏の日々の起きたすべて」という歌詞が、夏休み最終日の「楽しかったけどなぜかさみしいような切ないような気持ち」を的確に表現できていていいですね。

主人公にとっては「あなた(待っていた人)」との思い出が(言葉に表せないほど)大切なものだったのかも知れません。

2番

思いがけず 光るのは
海の幽霊

うだる夏のように 梢が船を見送る
いくつかの歌を囁く 花を散らして


米津玄師 -海と幽霊

解釈

予想と反して光っていたのは海の幽霊だ。

うだるような暑さの夏のように 旗の足が激しく動いて船を見送っているようだ。
いくつかの歌を囁いてみる。
思い出をなくして。


梢(こずえ)とは幹の先端や船の舵などの意味がありますが、ここでは旗あしとして解釈しています。

また旗あしとは、旗の風でなびいている先の部分という意味です。

つまり、「うだる夏のように 梢が船を見送る」は船が出港するときに船を見送る人たちが振っている旗が勢いよくなびいている様が、船が早く出港しろと急かしているようで、うだるような暑さのように鬱陶しく感じる。というような意味で解釈できます。

こうやって解釈すると、主人公が船に乗っていて、港に待っていた「あなた」がいる状況なのかも知れませんね。

また、花を散らすとは美しいもの、あでやかなものをだいなしにする。という意味があります。

主人公にとって「あなた」との思い出は言葉に表せないほど(美しい)はずなので、思い出を忘れると解釈しています。

 

あなたがどこかで笑う声が聞こえる
暑い頬の手触り
ねじれた道を進んだら
その瞼が開く
米津玄師 -海と幽霊
解釈

あなたがどこかで笑っている声が聞こえる気がする。
紅潮した頰の手触り。
この困難に思える道を進んだら君の心は開くのだろうか。

ほんとは聞こえてはいないのにまるで「あなた」が近くにいるかのように感じるほど「あなた」のことを想う。

そんな、純愛を歌っているのではないでしょうか。


離れ離れでも時が来るの
叫ぼう「今は幸せ」と
大切なことは言葉にならない
跳ねる光に溶かして
米津玄師 -海と幽霊
解釈

離れ離れでも時は過ぎ去っていく。
「今が幸せ」だと声に出そう。
大切なことは言葉にできない。

たとえ、大切な人と離れ離れで生活していても、まるで大切な人との思い出を忘れさせるかのように時は過ぎていきます。

だからこそ「今が幸せ」という「大切な言葉」を口に出していくことが大切だと歌っているのでしょう。

これは私たちにも言えることです。人間、誰しも親や兄弟、友人や恋人など大切な人がいます。

そんな大切な人と過ごせる時間が”当たり前”だとは思わずに、「幸せ」だと相手に伝えることが重要なのかも知れませんね。


星が降るように あなたに逢いたい
あの時を忘れはしない
大切なこと言葉にならない
夏の日々の起きたすべて
米津玄師 -海と幽霊
解釈

星が降るようにあなたに逢いたい。
あの夜は決して忘れないから。
大切なことは言葉にはできないんだ。
夏の日々に起きたことすべてが言葉には表せない。

一度解釈したので割愛します。


最後までお読みいただきありがとうございました

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