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【米津玄師/かいじゅうのマーチ】の歌詞の意味を徹底解釈

ひいらぎ最終更新:
目次

歌詞

米津玄師のかいじゅうのマーチのジャケット

曲名:かいじゅうのマーチ

アーティスト:米津玄師

作詞:米津玄師

作曲:米津玄師

少しでもあなたに伝えたくて
言葉を覚えたんだ
喜んでくれるのかな そうだと嬉しいな

遠くからあなたに出会うため
生まれてきたんだぜ
道草もせず 一本の道を踏みしめて

怖がらないで 僕と歌って
そのまま超えて 海の向こうへ
おかしな声で 愛と歌って
心は晴れやか

さあ出かけよう 砂漠を抜けて
悲しいこともあるだろうけど
虹の根元を探しにいこう
あなたと迎えたい明日のために
涙を隠しては

燃えるようなあの夕陽を待っていた
言葉が出ないんだ
今日の日はさようならと あの鳥を見送った

いつまでも絶えることなく
友達でいよう
信じ合う喜びから もう一度始めよう

泥だらけの ありのままじゃ
生きられないと 知っていたから
だから歌うよ 愛と歌うよ
あなたと一緒がいい

人を疑えない馬鹿じゃない
信じられる心があるだけ
あなたのとなりで眠りたい
また目覚めた朝に あなたと同じ
夢を見てますように

今あなたと出会えて ああほんとによかったな
胸に残る一番星 寂しいのに眩しいのに

さあ出かけよう 砂漠を抜けて
悲しいこともあるだろうけど
虹の根元を探しにいこう

人を疑えない馬鹿じゃない
信じられる心があるだけ
あなたのとなりで眠りたい
また目覚めた朝に あなたと同じ
夢を見てますように

かいじゅうのマーチという曲名の意味

怪獣には凶悪なイメージがあります。映画や漫画ではよく適役になっていますし、字面を見ても品性に欠けています。
しかし、これを「かいじゅう」とひらがなにした途端、可愛らしく素直な印象に化けてしまいます。知性のない不気味な獣から、無邪気におかしな行動取る微笑ましい変わり者に大変身を遂げました。また、架空の生物を夢想する子供の純粋さと一途な憧れが感じられます。

とは言え「かいじゅう」は怪獣なので、人の間に紛れ込んでいたら馴染むのは難しいでしょう。独特の癖があってどこに行っても浮ついてしまう、そんな人のあだ名には似合いです。
悪気なく馴染めないのでは当人は辛いでしょうが、時にヒーローより怪獣を好む子供も珍しくないように、「かいじゅう」と呼ばれる人にも、個性に惹かれて好意を寄せる他者がいるはずです。その場合、表面的な繋がりを越えた絆が生まれるのではないでしょうか。

かいじゅうのマーチの歌詞の意味を徹底解釈

1番

少しでもあなたに伝えたくて
言葉を覚えたんだ
喜んでくれるのかな そうだと嬉しいな

米津玄師 -かいじゅうのマーチ

解釈

あなたに少しでも伝えたくて
言葉を学んだ。
あなたは喜んでくれるかな。そうだと嬉しいな。


「言葉を覚えたんだ」と言っていることから、主人公は元々「あなた」と意思疎通する能力がなかったと考えられます。語彙や表現力が足りなかったのかもしれませんし、単に上手く「伝え」られる自身がなかったのかもしれません。あるいは、主人公は「かいじゅう」で、人間の「あなた」に近付くために「言葉」を学んだとも想像できます。
遠くからあなたに出会うため
生まれてきたんだぜ
道草もせず 一本の道を踏みしめて

米津玄師 -かいじゅうのマーチ

解釈

あなたとは関わりのないところで生まれて
あなたと出会うためにやって来た。
脇目もふらず、まっすぐに。


主人公の「生まれ」た場所は「遠く」、つまり「あなた」から離れた、関わりのないところでした。「出会」いを経て恋人や親友などの親密な関係に発展した相手も、元を辿れば別々の場所で「生まれ」た他人同士です。

しかし「生まれ」た時から誰にどこで「出会」うのか、その「出会」いが特別になるか否かを知っている人はいません。主人公は「道草もせず」「一本の道を」「あなた」のところまで歩んできたと言っていますが、明らかに話を盛っています。「あなた」が彼にとって運命的な存在であると「伝えたくて」の誇張なのでしょうが、「言葉を覚えた」ばかりだからでしょうか、大仰が過ぎて拙さが表れています。

怖がらないで 僕と歌って
そのまま超えて 海の向こうへ
おかしな声で 愛と歌って
心は晴れやか

米津玄師 -かいじゅうのマーチ

解釈

怖がらないで一緒に歌おう。
ずっと遠くまでいこう。
上手ではないけどこの愛を歌う。
心は晴れやかだ。


「怖がらないで」と声をかけていますから、主人公と「あなた」の親密度はまだ浅いようです。しかし彼は「愛」を語る程に「あなた」を慕っています。この「愛」は文字通りに取れば恋愛感情のように思えますが、友情と捉えることもできます。

「海の向こう」は果てしなく遠く、目的地としては曖昧な上に実際的に辿り着くことができません。茫漠たる夢を描く幼さと同時に、主人公がこの先の人生をずっと「あなた」と共に過ごしたいと願っていることが感じ取れます。

「愛と歌」うその「声」は「おかしな」ものだと主人公は自覚していますが、恥じらっている様子はありません。「あなた」相手なら弱点を晒しても構わないと感じているようです。

「心は晴れやか」との表現からは、主人公の「あなた」に対する「愛」に一点の曇りもないことが伝わってきます。

さあ出かけよう 砂漠を抜けて
悲しいこともあるだろうけど
虹の根元を探しにいこう
あなたと迎えたい明日のために
涙を隠しては

米津玄師 -かいじゅうのマーチ

解釈

不毛の大地を越えていこう。
悲しいことにも出くわすだろうけど
虹の根元を探しにいこう。
あなたと明日を迎えるために
辛くても涙は流さない。


「晴れやか」な空の下、主人公は「あなた」と共に歩き始めます。

「砂漠」が彼らの現在地だとすると、そこには二人の他は誰もいないと考えられます。砂ばかりが広がる不毛な場所を「抜けて」、新しい何かに「出会う」機会を求めているのかもしれません。

「虹の根元を探しにいこう」とは、いかにも幼い冒険です。残念ながら、実際に「虹の根元」を見つけることは不可能ですが、子供の頃には誰もが一度は夢見るのではないでしょうか。

主人公が本気で「虹の根元」に辿り着けると考えているのかどうかはわかりませんが、「悲しいこともあるだろうけど」と道中に不安を抱いている様からは彼が現実的な視野を持っていることが伺えます。無邪気なあまりに叶わぬ夢を追っていると言うよりは、「あなた」と過ごす時間を純粋に楽しみたいから、または「あなた」との冒険を終わらせたくないから、無理な目的地を提示していると考えた方が妥当なように感じられます。

続く歌詞には、「あなたと迎えたい明日」を実現するため「涙を隠」す努力を重ねる主人公が描かれており、幼さと対極の大人びた一面が見えます。

 

2番

燃えるようなあの夕陽を待っていた
言葉が出ないんだ
今日の日はさようならと あの鳥を見送った

米津玄師 -かいじゅうのマーチ

解釈

あの燃えるような夕陽をもう一度見たかった。
言葉が出なくなる。
「今日の日はさようなら」と、あの鳥を見送った。


「燃えるようなあの夕陽」は、主人公の記憶に焼き付いている景色だと解釈できます。「言葉が出な」くなる程雄大な自然美に、別れを歌った曲と飛び行く「鳥」の影が重なり、物悲しくも懐かしい景観が想起されます。

『今日の日はさようなら』は合唱曲としてもおなじみの森山良子さんの楽曲です。自分の「言葉が出ない」ので、主人公は心情を代弁してくれる歌詞を借りたのでしょう。

いつまでも絶えることなく
友達でいよう
信じ合う喜びから もう一度始めよう

米津玄師 -かいじゅうのマーチ

解釈

「いつまでも絶えることなく
友だちでいよう」
「信じあうよろこびを」もう一度思い出そう。


漢字表記が多少変わっていますが、この部分も『今日の日はさようなら』からの引用です。別々の道を歩み始めても友情は変わらない、そう「信じ合う」ことができれば「喜び」が生まれます。「もう一度始めよう」と言っていますから、主人公はこの「喜び」を過去に体感したことがあるのでしょう、再び思い出そうとしています。

この曲には主人公と「あなた」しか登場しませんので、彼が離れた相手も必然的に「あなた」になります。非常に慕っていた「あなた」との離別は心に痛いはずですが、主人公は懐かしい歌に支えを得ているようです。

泥だらけの ありのままじゃ
生きられないと 知っていたから
だから歌うよ 愛と歌うよ
あなたと一緒がいい

米津玄師 -かいじゅうのマーチ

解釈

泥だらけに汚れたありのままでは
生きていくのは辛いだろうから
この愛を歌ってあなたに伝える。
あなたと一緒にいたいから。


「ありのまま」でいることは心地よく感じられますが、「ありのまま」を保つためには「泥だらけ」になった部分も汚したままにしておく必要があります。汚点を晒した状態では指さされることも罵倒されることも、否定されることもあるでしょう。それこそ「生きられないと」感じるような苦痛に苛まれることになります。

そんな時に支えてくれるのが「信じ合う喜び」を共有した誰か、主人公の場合は「あなた」です。

「歌う」と言う自主的な行為により、無作為な「ありのまま」の状態から離れ、また「あなた」の存在を近くに感じることで、主人公は自身の人生を改善しようとしているようです。

人を疑えない馬鹿じゃない
信じられる心があるだけ
あなたのとなりで眠りたい
また目覚めた朝に あなたと同じ
夢を見てますように

米津玄師 -かいじゅうのマーチ

解釈

人を疑えない程馬鹿ではない。
信じられる心を持っているだけだ。
あなたのとなりで過ごしたい。
気が付いたら、あなたと同じ
夢を持っていた、そうなったらいいな。


疑心の無さは想像力の欠如と言い替えることができ、端的に「馬鹿」と表現できます。とは言え、「人を疑」うばかりでは孤立するだけです。「信じられる心」とそれを向けられる相手が揃って豊かな交流が生まれます。

「眠り」と「目覚め」は日常の中で繰り返されますので、主人公はここでも「あなたのとなりで」過ごすことを願っていると考えられます。また、「目覚めた朝」はふと気が付いた時と捉えることができ、「あなたと同じ」「夢を見」ることは、将来的な希望を共有することと解釈できます。

今あなたと出会えて ああほんとによかったな
胸に残る一番星 寂しいのに眩しいのに

米津玄師 -かいじゅうのマーチ

解釈

あなたと出会えて本当によかった。
暗闇に灯る一つの希望、寂しくて眩しい。


「胸に残る一番星」は、「あなた」を想った時に湧き上がる感情のことだと考えられます。離れているのが「寂し」く、大切で「眩し」く、夜の闇に見える唯一の希望の灯のようです。

「晴れやか」な空は「夕陽」を経て夜空へと変わり、主人公は「あなた」と違う場所にいます。独りで過ごす「寂し」さも、安らぎを思い出させてくれる「眩し」さも、「あなたと出会えて」得られたものです。主人公はそれを心底幸せに感じています。

さあ出かけよう 砂漠を抜けて
悲しいこともあるだろうけど
虹の根元を探しにいこう

米津玄師 -かいじゅうのマーチ

解釈

不毛の大地を越えていこう。
悲しいことにも出くわすだろうけど
虹の根元を探しにいこう。


一度解釈したので割愛します。
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人を疑えない馬鹿じゃない
信じられる心があるだけ
あなたのとなりで眠りたい
また目覚めた朝に あなたと同じ
夢を見てますように

米津玄師 -かいじゅうのマーチ

解釈

人を疑えない程馬鹿ではない。
信じられる心を持っているだけだ。
あなたのとなりで過ごしたい。
気が付いたら、あなたと同じ
夢を持っていた、そうなったらいいな。


一度解釈したので割愛します。

最後までお読みいただきありがとうございました

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