先生人生相談です。 ヨルシカ「ヒッチコック」の歌詞の意味を徹底解釈

ヨルシカ(n-buna)

どうもこんにちは、ひいらぎ(@music_bWith)です。

今回は、ヨルシカの「ヒッチコック」の歌詞の個人的な解釈をご紹介します。

ぜひ「ヒッチコック」を聴きながら読んでください。(わたしはループしながら書いてます笑)

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  • ヨルシカ(n-buna)って何者?

    2017年に結成された、ギターをn-bunaさん 、vocal をsuis(スイ)さんが務めるバンド。ヨルシカが作っている楽曲のほとんどすべてをn-bunaさんが作詞作曲をし、suisさんが歌っています。綺麗な歌詞と、suisさんの透き通るような歌声から多大な人気を集めているバンドです。

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    「ヒッチコック」の基本情報

    ヨルシカ
    2ndミニアルバム「負け犬にアンコールいらない」に収録

    作詞作曲、編曲:n-buna

    Vocal:suis

     

    2018年4月11日にYoutubeで公開されたこの曲は、「〜なんですか?」という語尾がかなり印象に残る曲です。
    誰しもが通る少年少女時代の子供ながらの疑問が歌詞のいたるところに散りばめられていて、子供から大人まで幅広い年代の方が共感できると思いますよ!

     

    ヒッチコックの紹介記事はこちら!

    収録アルバム

    ヨルシカのアルバム一覧と紹介は、下の記事からどうぞ!

    ヨルシカのアルバム一覧と紹介記事はこちら!

    MV

     

    MVに登場するキャラクターは女の子と怪物のような容姿をしたもの。曲中で「先生」に聞く歌詞がいたるとこに散りばめられているので、おそらくこの怪物が先生なのではないでしょうか。

    では、なぜ先生はこのような怪物なのか?

    個人的な解釈ですが、きっとこの先生の容姿は子供である女の子から見た大人なのでしょう。子供の頃って、大人の考えてることなんて一切わからなくて不気味でしたよね。大人ってそんな得体の知れないものだから、このような化け物が書かれているのではないでしょうか。

    そして、この化け物にはがありません。このがないのもポイントで、おそらく手がないのは子供がどんなに悩んでても手を貸してくれない大人を表しているんではないでしょうか。

     

    ヨルシカ – ヒッチコック (MUSIC VIDEO)

     

     「ヒッチコック」という曲名の意味

    「ヒッチコック」ってどいう意味でしょうか?

    「ヒッチコック」というのはサスペンスの神様と言われているイギリスの映画監督「アルフレッド・ヒッチコック」のことで間違い無いでしょう。

    事実、歌詞中にも「ヒッチコックみたいなサスペンスを」という歌詞が出てきます。

     

    「ヒッチコック」の歌詞解釈

    「ヒッチコック」の歌詞解釈の前にヨルシカの曲について解説を。

    ヨルシカの楽曲は出てくる登場人物が死んでしまった男の子と女の子の二人に固定されていて、楽曲ごとに物語が繋がってて、死んでしまった男の子と女の子の想いの移り変わりを歌うのがヨルシカの楽曲です。

    今回解釈する「ヒッチコック」は男の子が亡くなってしまい、心にぽっかりと穴が空いてしまった女の子の心情を歌った歌となっています。それをふまえてご覧ください。

    人に笑われるのは我慢すべきなんですか?

    「雨の匂いに懐かしくなるのは何でなんでしょうか。

    夏が近づくと胸が騒めくのは何でなんでしょうか。

    人に笑われたら涙が出るのは何でなんでしょうか。

    それでもいつか報われるからと思えばいいんでしょうか。」

    さよならって言葉でこんなに胸を裂いて

    今もたった数瞬の夕焼けに足が止まっていた

    ヨルシカ -ヒッチコック
    ひいらぎの解釈

    「雨の匂いに懐かしくなるのはなんででしょうか?

    夏が近づくとワクワクするのはなぜですか?

    人に(夢を)笑われたら涙が出るのはなんででしょうか。

    それでも、いつか、報われると思って我慢すべきなんですか?」

    「さよなら」っていう言葉でこんなに辛い思いになって。

    今も、ふと見た夕焼けに足が止まっている。

    主人公の問いかけが特徴的な部分ですね。

    特に「人に(夢を)笑われるのを我慢すべきか」というのは、結構難しい問いかけですよね。

    「他人なんか無視して、自分の道を突き進めばいい。そうすれば道は開けるから」とアドバイスすることは簡単ですが、子供が、夢を笑われながら自分の道を突き進むなんてそうそうできることじゃ無いです。大人でもできないんですから。

     

    先生、人生相談です。

    「先生、人生相談です。

    この先どうなら楽ですか。

    そんなの誰もわかりはしないよなんて言われますか。 ほら、

    苦しさなんて欲しいわけない。

    何もしないで生きていたい。

    青空だけが見たいのは我儘ですか。」

    ヨルシカ -ヒッチコック
    ひいらぎの解釈 

    「先生。人生相談です。

    これからの人生、どう立ち回れば楽ですか?

    そんなの大人だってわからないよって言われますか?

    苦しい人生なんて送りたく無い。

    好きなことだけして生きていきたい。

    いい思いだけしたいのはわがままですか?」

    ここの部分の問いかけ。これはきっと、人間誰しもが思っていることですよね。

    このような疑問って、誰もが思っていますがほとんどの人が諦めて生きていますよね。本当に楽しようと試行錯誤している人は一部だと思います。

    でも、主人公は子供なのでわかっていません。何でもかんでも先生に聞けば解決すると思っているのです。

     幸せってお金なんですか?

    「胸が痛んでも嘘がつけるのは何でなんでしょうか。

    悪い人ばかりが得をしてるのは何でなんでしょうか。

    幸せの文字が¥を含むのは何でなんでしょうか。

    一つ線を抜けば辛さになるのはわざとなんでしょうか。」

    青春って値札が背中に貼られていて

    ヒッチコックみたいなサスペンスをどこか期待していた

    ヨルシカ -ヒッチコック
    ひいらぎの解釈

    「嘘をつくときにつきたく無いなと思ってもついてしまうのはなんでなんでしょうか?

    悪いことをしてる人が得をしているのはなんでなんでしょうか?

    幸せの文字が¥(お金)を含むのは何でなんでしょうか。

    一つ線を抜けば辛さになるのはなんか意味があるんですか?」

    今は「青春」っていう貴重な時間の中で、

    誰かに必要にされるなんてどこか期待していた。

    幸せってなんなんでしょうか。幸せってお金があることなんでしょうか。

    そんな幼い少女のなりの疑問を歌っています。

    私は、きっとこの疑問に答えるなら、「幸せってお金がないと成り立たないけど、お金では幸せを作れない。」って答えると思えます。皆さんはなんて答えますか?

     

    思い出だけを見たいのはわがままですか?

    「先生、どうでもいいんですよ。

    生きてるだけで痛いんですよ。

    ニーチェもフロイトもこの穴の埋め方は書かないんだ。

     

    ただ夏の匂いに目を瞑って、

    雲の高さを指で描こう。

    想い出だけが見たいのは我儘ですか。」  

    ヨルシカ -ヒッチコック
    ひいらぎの解釈

    「先生、答えなんてどうでもいいんですよ。

    生きているだけで辛いんですよ。

    実存主義者の偉人も精神医学者の偉人もこの穴の埋め方は教えてくれないんだ。

    ただ、君を妄想して、

    自分の理想を指で描こう。

    思い出だけが見たいのはわがままですか?

     ここの部分に登場するニーチェとフロイトのご紹介を。

     

    フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ:ドイツの哲学者。現代では実存主義の代表的な思想家の一人

    ジークムント・フロイト:オーストリアの精神医学者、精神分析学者

     

    この二人は、上に書いた通り、実在主義者と、精神主義者です。

    つまり、この女の子はきっと、実存主義者も精神医学者もこの穴の埋め方を教えてくれない=この世の全ての考えの人がこの穴の埋め方を教えてくれない。と言いたかったのでしょう。

     

    人の死にすら価値がつくのが嫌なんです

     「ドラマチックに人が死ぬストーリーって売れるじゃないですか。

    花の散り際にすら値が付くのも嫌になりました。

    先生の夢は何だったんですか。

    大人になると忘れちゃうものなんですか。」

    ヨルシカ -ヒッチコック
    ひいらぎの解釈

    「ドラマチックに人が死ぬストーリーって売れますよね。

    そんな人の死にすら価値がつくのが嫌になりました。

    先生の夢は何だったんですか。

    大人になると忘れちゃうものなんですか?」

    主人公としては、「死ぬ」というストーリーに価値がつくのが嫌なようです。

    まあ、当然ですよね。大切な人を失っているんですから。

     

    あなただけを知りたい

    「先生、人生相談です。 この先どうなら楽ですか。

    涙が人を強くするなんて全部詭弁でした。

    あぁ、この先どうでもいいわけなくて、

    現実だけがちらついて、 夏が遠くて。

    これでも本当にいいんですか。

    このまま生きてもいいんですか。

    そんなの君にしかわからないよなんて言われますか。

    ただ夏の匂いに目を瞑りたい。

    いつまでも風に吹かれたい。

    青空だけが見たいのは我儘ですか。」

    あなただけを知りたいのは我儘ですか

    ヨルシカ -ヒッチコック
    ひいらぎの解釈

    「先生、人生相談です。この先どうやって生きたら楽ですか?

    涙が人を強くするなんて言葉は、全部嘘でした。

    あぁ、これからの人生どうでもいいわけないし。

    現実だけが自分の前に現れて、君が遠のいて

    胸にぽっかり穴が空いたまま生きてもいいんですか?

    そんなの私にしかわからないよってことですか?

    ただ、君を感じていたい。

    いつまでも(一緒に)風に吹かれていたい。

    君だけを見ていたいのはわがままですか?」

    君だけを知りたいのはわがままですか?

     

     

    La fin… 

     

     

    「ヒッチコック」という曲のまとめ

    「ヒッチコック」には主人公の女の子と先生が登場しました。

    「君」が亡くなったことにより、胸がぽっかり空いてしまった女の子が、先生に「人生相談」という名目で相談するというようなストーリーでしたね。

     

    きっと主人公の女の子は大好きな「君」が死んだという現実を受け止めていて、「君がいない世界」で生きていけるか不安で不安でしょうがないのでしょう。

    そんな不安を払拭するため、少女にとっては絶対的な存在である先生に相談します。けれど、PVの絵から推測すると先生は少女の胸の穴を埋めれるような答えは返せなかったのでしょう。

    でもそれは仕方がないことです。だって答えなんてないんですもの。

    というより、

    少女は答えを求めていないようにすら感じます。

     

     

    では、そろそろ「ヒッチコック」の解釈を終えたいと思います。

    「ヒッチコック」を生み出してくれたn-bunaさんに感謝を。

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