ヨルシカ(n-buna)「雲と幽霊」の歌詞の意味を徹底解釈

ヨルシカ(n-buna)

どうもこんにちは、ひいらぎ(@music_bWith)です。

今回は、n-bunaさんが作曲した「雲と幽霊」の歌詞の個人的な解釈をご紹介します。

ぜひ「雲と幽霊」を聴きながら読んでください。

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    2017年に結成された、ギターをn-bunaさん 、vocal をsuis(スイ)さんが務めるバンド。ヨルシカが作っている楽曲のほとんどすべてをn-bunaさんが作詞作曲をし、suisさんが歌っています。綺麗な歌詞と、suisさんの透き通るような歌声から多大な人気を集めているバンドです。

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    「雲と幽霊」の基本情報

    ロック
    ヨルシカ
    1stミニアルバム「夏草が邪魔をする」に収録

    作詞作曲、編曲:n-buna

    Vocal:suis

     

    「雲と幽霊」は死んでしまった「僕」の視点で歌われています。

    スローテンポで、夏の終わりを感じさせる少しさみしい雰囲気の楽曲となっています。

    この曲は、ヨルシカさんの「言って。」という曲に登場するキャラのアンサーソングになっています。是非そちらの記事も読んでみてください。

    言っての紹介記事はこちら!

    雲と幽霊の紹介記事はこちら!

    収録アルバム

    ヨルシカのアルバム一覧と紹介は、下の記事からどうぞ!

    ヨルシカのアルバム一覧と紹介記事はこちら!

    MV

    ヨルシカ – 雲と幽霊 (MUSIC VIDEO)

    「雲と幽霊」という曲名の意味

    「雲と幽霊」の「幽霊」はMVを見ていただければわかると思いますが、MVに登場する男の子は足がないので、MVに登場する男の子のことで間違い無いでしょう。

    では、「雲」とはなんなのか。実は「雲と幽霊」の歌詞にヒントがあります。

    「雲と幽霊」のサビの部分に「生前に「言って」に登場する女の子と一緒にバス停で見た夏の空に雲があることを知らなかった」というような意味の歌詞がありますよね。つまり、二人にとっては「雲」という存在は知り得ないものであり、想像することもできないものという立ち位置になります。

    以上のことから考察するとn-bunaさんは「主人公は知り得ないもの、想像できないものになった」という事実を「雲」という言葉に込めたのでは無いでしょうか。

     

    「雲と幽霊」の歌詞解釈

    幽霊になった僕は…

    幽霊になった僕は、明日遠くの君を見に行くんだ

    その後はどうしよう きっと君には言えない

     

    幽霊になった僕は、夏の終わり方を見に行くんだ

    六畳の地球で 浅い木陰のバス停で

    夜に涼む君の手 誘蛾灯に沿って石を蹴った

    街の薄明かりが揺れている

    何も見えなくたって 何も言わなくたって

    誰も気付かなくたって それでもわかるから

    n-buna -雲と幽霊

    ひいらぎの解釈

    死んでしまった僕は、明日僕とは違う世界にいる君を見に行くんだ。

    その後はどうしようかな。きっと(天国に行くから)君には言えない。

     

    死んでしまった僕は、君がまた僕を忘れるところを見に行くんだ。

    僕たちの狭い世界だった浅い木陰のバス停に。

    夜になると少し冷たくなる君の手を握って、街灯に沿って石を蹴って帰ったよね。

    あぁ、少し昔を思い出して涙が出てきたよ。

    僕が見えなくたって、君が何も言わなくたって、誰も僕を認識できなくたって、

    それでも君が僕のことを思い出してくれるってわかっているから

    『夏の終わり方』(引用:n-buna -雲と幽霊)という歌詞ですが、ここの部分はヨルシカの「言って」の歌詞を考慮すると意味がわかります

    「言って」の中で女の子は、「夏の初めに男の子を思い出して夏の終わりには主人公の男の子を忘れてしまう。」と歌っています。つまり、『夏の終わり方』(引用:n-buna -雲と幽霊)というのは、「女の子ががまた男の子を忘れるところ」という意味なのでしょう。

     

    そして「街の薄明かりが揺れる」という表現ですが、私は「主人公が泣いている」と解釈しました。もちろん主人公が泣いていなくても、温度変化や風等の理由で光りの屈折率が変わり、光が揺れることはあります。でも、直前の歌詞で過去を思い出しているわけです。それを考慮すると、泣いていてもおかしくは無いでしょう。

     

     雲が遠いねぇ

    君と座って バス停見上げた空が青いことしかわからずに

    雲が遠いね ねぇ

    夜の雲が高いこと、本当不思議だよ

    だからさ、もういいんだよ

    n-buna -雲と幽霊

    ひいらぎの解釈

     バス停に座って君と一緒に見上げた空に雲がないことがわからなくて、

    僕たちには「雲」は遠い存在だったね。

    夜になると現れる雲はなんであんなに高いんだろう。

    だからさ、もう僕のことは忘れていいんだよ?

    ここでも「雲」という単語がたくさん出てきますね。この曲に「雲」という単語はかなり重要だとわかります。

     そして、「もういいんだよ」の部分。ここは、「言って」に登場する女の子に対する返答の言葉で、「もう亡くなった僕を覚え続けるのも難しいだろうからもう僕のことは忘れていいんだよ」という意味があります。

     

    それでも君を見ているから

    幽霊になった僕は、あの頃の景色を見に行くんだ

    遠い街の海辺 子供のとき見た露店街

    歩き疲れた脚でそこらのベンチでバスを待って

    その後はどうしよう 何で歩いてたんだろう

    何も知らなくたって 何も聞けなくたって

    いつか君が忘れても それでも見ているから

    n-buna -雲と幽霊

    ひいらぎの解釈

    死んでしまった僕は、遠い街の海辺や露店街など

    生前の思い出の場所を見に行くんだ。

    たくさん回ってバスを待って。

    次はどこへ行こうか?なんで生前の思い出の場所なんて巡ったんだろう。

    君が何も知らなくたって、何も知らなくたって。

    いつか僕を忘れても、それでも僕は君を見ているから。

    女の子にあった後、主人公は思い出の場所である「遠い街の海辺」や「露店街」を見て回ります。そして、一通り見回った後「なんで思い出の場所なんて巡ったんだろう」とふと思います。

    きっと、「君(女の子)」がいない思い出は感情が一切動かなかったからそんな風に思ってしまったのではないでしょうか。

     

     夜しかもう眠れない

    夏の陰に座って 入道雲を眺めるだけでどこか苦しくて

    空が高いよ ねぇ このままずっと遠くに行けたらいいのにな

    夜しかもう眠れずに

    n-buna -雲と幽霊

    ひいらぎの解釈

     夏の木陰に一人で座って入道雲を眺めるのが少し苦しいな。

    あぁ、僕たちってなんてちっぽけなんだろう。このまま幽霊なんてやめれたらいいのに。

    もう僕には自由なんてないな。

    実は、ヨルシカというバンド名は、「夜しかもう眠れずに」(引用:n-buna -雲と幽霊)の歌詞の「夜しか」から取られたんです!知っていましたか?

    そんな「夜しかもう眠れずに」(引用:n-buna -雲と幽霊)の部分を僕は「自由なんてない」と解釈しました。なぜなら、「夜しか眠れない」という状態に自由を感じなかったから

    あくまで想像ですが、主人公は生前、女の子と夏の木陰でお昼寝したりしていたんだと思います。そんなお昼寝さえ自由にできないことが辛いんだ。と歌っているように思えました。

     

    君には見えない

    君と座って バス停見上げた空が青いことしかわからずに

    雲が遠いね ねぇ 夜の雲が高いこと、本当不思議だよ

    だからさ、だからさ 君もさ、もういいんだよ

     

    幽霊になった僕は、明日遠くの君を見に行くんだ

    その後はどうだろう きっと君には見えない

    n-buna -雲と幽霊

    ひいらぎの解釈

     バス停に座って君と一緒に見上げた空に雲がないことがわからなくて、

    僕たちには「雲」は遠い存在だったね。

    夜になると現れる雲はなんであんなに高いんだろう。

    だからさ、だからさ… 僕も忘れるからもう僕のことは忘れていいんだよ?

     

    死んでしまった僕は、明日僕とは違う世界にいる君を見に行くんだ。

    その後はどうなろう。きっと(君を忘れるから)君には見えない。

    ほぼ同じ部分なので詳しくは解説しませんが、この部分で特徴的なのは「君には言えない」の部分が「君には見えない」に変わっていることですね。この部分が「見えない」に変わることによって、主人公が幽霊ではなくなった=天国に行ったということを感じさせますね。

     

     

    La fin…

     

     

    「雲と幽霊」という曲のまとめ

     今回解釈した「雲と幽霊」は、解釈していて少し悲しくなってしまうようなヨルシカの曲の中でもかなり寂しい曲でした。私たち生きている者が故人を想い歌うように、故人も私たちを想い歌っているのかもしれないと感じさせられますね。

     

    「雲と幽霊」を解釈して思いましたが、きっと、この曲を通してn-bunaさんは『大好きだった故人を想うことは当然だし、想うことを咎めることはできない。だけれど、故人を忘れ、前に進むことも我々生きている者として必要なことではないか。』ということを伝えたかったのでしょうね。

     

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