【優里 / ビリミリオン】の歌詞の意味を徹底解釈 |自分の人生が大切に感じる歌詞を徹底解釈!
執筆・監修: 佐藤 由花編集: 天野結衣最終更新: 2023/4/9
ビリミリオンという曲名の意味を考察
曲名の「ビリミリオン」は、語呂合わせとも解釈できますが、歌詞としてはあくまでも時間と人生の大切さを表していると考えられます。
歌詞からは、時間が大切であること、お金や物質的な豊かさよりも、自分自身が生きることや可能性を大切にすることが重要であることが示されているようです。
ビリミリオンという歌詞の意味を徹底解釈
突然の申し出
老人が君に言いました
「残りの寿命を買わせてよ
50年を50億で買おう」
人生をやり直したいと
ビリミリオン -優里
ここでは老人と主人公の会話が表現されています。
老人に寿命とお金を交換しようと言われた時、自分の人生はこれでいいのか、と少し疑問を持っていたため、主人公は迷ったようです。
人生を一からやり直すために寿命が欲しいと言う、その言葉は現実味はないけれど、生き生きとしているようにも見えたのではないでしょうか。
普通の日々を手放したくない
ただ起きて食って働いて
寝て起きて働く毎日だ
それなのに手放したくない
理由を考えてみたよ
ビリミリオン -優里
老人の提案は50年を50億で買いたいというものでした。
1年で1億の計算になりますが、老人は「50年」を買いたいと言う。
毎日同じように過ごしているけれど、それは自分が生活するために必要だからやっていたこと。そう考えるとお金があればいいのかな…?
だけれどそういった日常は自分にとって大切なものなんじゃないか…と主人公はあれこれ考え始めたのでしょう。
今一度、何が自分にとって大切なのか、考えてみる時が来たのかもしれないと感じたようです。
この提案は受け入れられないよ
身体も痛くなるだろうし
友達もいなくなるんだろうな
恋愛もできなくなるよな
その値段じゃ売れないな
ビリミリオン -優里
さらに主人公はあれこれ考えます。
寿命が50年も短くなったら、身体だってあちこち痛くなるだろうし、友達もまして恋人だってできなくなるんだよな…と考えたのでしょう。
最後のフレーズでは”その値段じゃ売れない”と伝えており、自分にとってお金と寿命を引き換えることが、本当に必要で価値があるのか疑問に思っているようです。
五十億以上の価値
僕が生きてるこの時間は
50億以上の価値があるでしょう
生きているだけでまるもうけ
これ以上何が欲しいというの
ビリミリオン -優里
この歌詞は、人生に対する感謝の気持ちを表現したものなのかもしれません。
自分が生きているこの時間はとても貴重で、50億以上の価値があると思うことから、生きているだけでまるで宝くじに当たったような感覚に陥ったのでしょう。
人生に満足していて、これ以上欲しいものはないという思いが表現されているようです。
百億の誘惑
老人が君に言いました
「それなら倍の100憶出そう
奥さん、子供もつけるから」
「豪邸も仕事もつけるからさ」
ビリミリオン -優里
50億以上の価値がある、と考えた主人公に対して、さらに老人が投げかけます。
主人公は老人から巨額のお金を提示され、さらに家族や豪邸、そして自分がしたかった仕事ができるようにするから、と言われてしまいます。
何の努力をしなくても、老人がすべて用意してくれる。
恋人も家族も、そして豪華な家も仕事も。
何も考える必要はないんだよ、と言われたのでしょう。
主人公にとって老人は心に考える隙間があるならば、どんどん提案をしてくる「誘惑の存在」なのかもしれません。
はっきりと断るよ
50年が100億ならば
年収2億の大富豪だ
でも好きな人は自分でさ
見つけたいからいらないよ
ビリミリオン -優里
主人公はさらなる老人の提案に対して、最初は年収1億。それが2億になった。
しかも家族も家も仕事もすべて思いのままに用意してもらえる…。
いったいどのくらいのお金を得ることができるのか、計算してみたようです。
ですが確かに大富豪になれるけれど、でもいらない、と主人公ははっきりと断ります。
好きな人は自分で見つけたい。だからお金はいらないよ、それ以上に大切なことがあるから、と記しているようです。
生きているだけでいいんだ
僕が生きてるこの時間は
100億以上の価値があるでしょう
生きているだけでまるもうけ
何にでもなれる今がいいの
ビリミリオン -優里
この部分では、自分が生きていることがとても価値があるものであるということを伝えているようです。
自分には多くの可能性を秘めているし、今なら何にだってなることができる。
夢があるし、その夢に向かって努力することもできる。
だから、自分が生きている時間に価値をつけることなんてできない、と考えたのでしょう。
何でもない1日かもしれないけれど、生きているだけでいいんだ、と伝えたいのかもしれません。
無限の可能性
どんな夢を描いてもいい
どんな恋をしたっていい
無限大の可能性は
誰にも譲れない
ビリミリオン -優里
夢や恋に制限はなく、何を求めてもいいし自由に描いたっていい。
限界のない可能性を持っているからこそ、人生っていいんだ、と主人公は思ったのでしょう。
若い今だったら、誰にも譲ることのできない未来を手に入れることができる。
お金じゃ買えない大切なものを得ることができる、と考えたようです。
自分の道は自分で決める
何十回立ち止まっても
それでも僕を諦めない
僕が生きる理由は
僕が決めるから
ビリミリオン -優里
何度も途中で諦めてしまいそうになることがあっても、それでも諦めずに立ち上がり、がんばり続けることが大切であると主人公は思っているようです。
自分自身が生きる理由を見つけ、自分の人生を自分自身で選び取ることを大切にしている主人公の強い思いが伝わってきます。
後悔しないように頑張ろう
僕らが生きる時間は
決して安いものじゃないから
後悔しない選択を選んで欲しいの
頑張ろう 頑張ろう 頑張れ
頑張ろう 頑張ろう 頑張れ
頑張ろう 頑張ろう 頑張れ
頑張ろう 頑張ろう 頑張れ
ビリミリオン -優里
最後のフレーズは、限られた人生の中で生きているから、その時間は非常に貴重なものであり、後悔することのない選択をしたい、と主人公が考えた様子が記されているようです。
後悔のない選択は意外と難しく、間違ったり辛かったり、決して平たんではありません。
だからこそ、頑張って生きていくことが必要だと考えたのでしょう。
最後の”頑張ろう、頑張れ”は自分自身を鼓舞するために描かれているようです。
まとめ
今回は優里の「ビリミリオン」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「ビリミリオン」は、老人から「寿命を買い取る」という話から始まります。
老人から投げかけられたことによって、自分の時間や人生にはお金では買えない価値があるということに、主人公は気が付いたのでしょう。
自分が決めた道を進み、悔いのない選択をしていこうという力強いメッセージを感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは優里を追って行くのでぜひチェックしてみてください!