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【YOASOBI / あの夢をなぞって】の歌詞の意味を徹底解釈 |小説『夢の雫と星の花』が原作の、二人のピュアな様子が描かれている歌詞を徹底解釈!

編集: ひいらぎ最終更新: 2023/4/18

目次
夢の雫と星の花ってどんな小説?
あの夢をなぞってという曲名の意味を考察
あの夢をなぞってという歌詞の意味を徹底解釈
夢の花束
未来の花火
君の言葉が響いてる
夢の先へ、二人で
花火と夢と君と
未来が重なる
夢の扉を開いて
まとめ

夢の雫と星の花ってどんな小説?

『夢の雫と星の花』は、二人の幼馴染が互いに想いを寄せあいながら、予知夢に引き寄せられるように進んでいく恋愛小説です。

女子高生・双見楓は、予知夢が示した7月27日の花火大会で、幼馴染の男子高校生・一宮亮から告白されるという予知夢を見ます。同じように一宮も楓から告白される夢を見ます。

予知夢は未来を見せてくれますが、予知夢通りにいかないと能力は失われてしまうという制約がありました。

二人の告白の行方はどうなるのか、そして互いに想いを伝える勇気を持つことができるのか

未来を見てしまうことで生じる制約や、運命の力に振り回される二人の揺れ動く心情を描いています。

あの夢をなぞってという曲名の意味を考察

曲名の「あの夢をなぞって」は、歌詞中で繰り返し使われる「夢」にもとづいて、未来へと向かう二人の夢を追いかける様子を表現していると考えられます。

また”夢をなぞる”という表現は、夢の中で思い描いた未来を現実に近づけていくような感覚を表しているようでもあり、夢を追いかけて未来に向かって進む二人の愛から来ているのではないでしょうか。

「あの夢をなぞって」は、YOASOBIの2作目となる楽曲。夏の夜の思い出や、未来の希望、そして恋心を歌っているんです。切なくて思わず胸がキュンとなる歌詞を紐解いていきましょう!

結衣

あの夢をなぞってという歌詞の意味を徹底解釈

夢の花束

夜の空を飾る綺麗な花
街の声をぎゅっと光が包み込む
音の無い二人だけの世界で聞こえた言葉は
「好きだよ」

あの夢をなぞって -YOASOBI

夜の空を彩る色鮮やかな花々とは花火を指しているのでしょう。

同じような花火がいつもよりも優しく美しく輝いているように感じているようです。

大好きな人と一緒にその花火を見ていると、まるで二人だけの世界にいるかのように周囲の音が聞こえなくなったのでしょう。

その時大好きな人から”好きだよ”という言葉が聞こえ、主人公はハッとしたのではないでしょうか。

未来の花火

夢の中で見えた未来のこと
夏の夜、君と、並ぶ影が二つ
最後の花火が空に昇って消えたら
それを合図に

あの夢をなぞって -YOASOBI

ここでは夢の中で見た未来の光景を歌っています。

「君」と一緒に花火を見ている夏の夜、二人の影が並んで見えたと記しており、最後の花火が打ち上がり消えたら、何かが始まる合図だったよね、と振り返っているようです。

この部分は小説を反映しているのでしょう。

花火大会が終わったら、告白される、告白したという事実を思い返しているのかもしれません。

君の言葉が響いてる

いつも通りの朝に
いつも通りの君の姿
思わず目を逸らしてしまったのは
どうやったって忘れられない君の言葉
今もずっと響いてるから

あの夢をなぞって -YOASOBI

主人公たちの日常が描かれており、いつも通りに朝起きて学校に行くけれど、どうしてもあの時君が言った「好きだよ」という言葉が忘れられないようです。

予知夢を見てその事実を知っていても、ドキドキする気持ちがよみがえるのでしょう。

相手のことを気になってしまい、物事に集中できない様子がうかがえます。

夢の先へ、二人で

夜を抜けて夢の先へ
辿り着きたい未来へ
本当に?あの夢に、本当に?って今も
不安になってしまうけどきっと
今を抜けて明日の先へ
二人だけの場所へ
もうちょっと
どうか変わらないで
もうちょっと
君からの言葉
あの未来で待っているよ

あの夢をなぞって -YOASOBI

夜を抜けて、未来を目指すという前向きな気持ちが描かれているようです。

ですが現実を考えると本当に「好き」なのかな?と、不安になってしまう感情もあるのでしょう。告白したことによって大好きな人との関係性が変わってしまうことも恐れているようです。

ですが未来で二人だけの場所で、今までの自分たちと変わらないことを願い、大切な人からの言葉を待ち続けるという、未来への希望と待ち望む気持ちが描かれているようです。

花火と夢と君と

誰も知らない
二人だけの夜
待ち焦がれていた景色と重なる
夏の空に未来と今繋がる様に開く花火
君とここでほらあの夢をなぞる

あの夢をなぞって -YOASOBI

”誰も知らない”とは、秘密にしたいという気持ちを表現したフレーズのようです。

小説では予知夢を見たということは二人の秘密であり、二人だけの夜は一緒に過ごすゆったりした時間であることを指しているのでしょう。

また一緒に過ごすことによって理想的な風景と重なることを意味しており、”夏の空に未来と今が繋がる様に開く花火”とは、この恋愛が進展して、未来を創っていくことを表しているのではないでしょうか。

この瞬間が自分たちが描いていた夢に近づいていることを感じながら、大好きな人と一緒にその夢を追いかけている様子を表現しているようです。

未来が重なる

見上げた空を飾る光が今照らした横顔
そうずっとこの景色のために
そうきっとほら二つの未来が
今重なり合う

あの夢をなぞって -YOASOBI

大好きな人と一緒に見上げた花火の光が、大好きな君の顔を照らした様子を描いているようです。

今自分が見ているこの景色はずっと望んでいたものであり、幸せや未来への希望を感じるのでしょう。

二人が過ごす時間はとても幸せであると感じているようでもあります。

夢の扉を開いて

夜の中で君と二人
辿り着いた未来で
大丈夫想いはきっと大丈夫伝わる
あの日見た夢の先へ
今を抜けて明日の先で
また出会えた君へ
もうちょっと
どうか終わらないで
もうちょっと
ほら最後の花火が今
二人を包む
音の無い世界に響いた
「好きだよ」

あの夢をなぞって -YOASOBI

花火大会を二人で過ごした主人公たちは、思いが通じ合ったのでしょう。

あの時みた予知夢のようになったようであり、未来へ進むことができると感じたようです。

このステキな時間があとちょっとだけでいいから、終わってほしくないとお互い思っている様子がうかがえ、最後の花火が今、二人を包んだのでしょう。

静かな世界に響く言葉「好きだよ」は、お互いに言い合ったのかもしれません。

まとめ

今回はYOASOBIの「あの夢をなぞって」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「あの夢をなぞって」は、「あの日の夢」=予知夢を追いかける二人の温かくロマンティックな物語です。

夜の中で二人で進んでいた未来が、きっと大丈夫な想いで満たされるように感じられたのでしょう。

二人は夢の先に進んでいき、明日の先で再び出会いたいという思いなり、最後の花火が二人を包む中で、お互いに「好きだよ」と伝え合うことができたようです。

予知夢が本当の現実になるように願った二人の様子はとてもピュアであり、心をポッと温かくしてくれました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではYOASOBIを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

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