【須田景凪 / メロウ】の歌詞の意味を徹底解釈 |初恋と気が付いた気持ちが綴られている、アニメ『スキップとローファー 』のOPを紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/5/6
スキップとローファー ってどんなアニメ?
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— TVアニメ『スキップとローファー』公式 (@skip_and_loafer) May 4, 2023
結月のこれまでを
ふりかえり🦋
\
周囲からはコンプレックス無しの完璧超人に見られがちだけど、
みつみや誠の前では違った姿も…?
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「スキップとローファー」は、石川県のはしっこの過疎地から東京の高校に進学した主人公・岩倉美津未(みつみ)の青春群像劇です。
人生設計が明確なみつみは、勉強はできるのにちょっぴりズレた女の子。
ですが天然っぷりにクラスメイトは次第に感化されて、「天然しあわせインフルエンサー」になります。
みつみに感化された一人がスマートイケメン、志摩。
志摩は本心を表に出さず、何を考えているのかわからない男子ですが、入学式の出来事でみつみと親しくなり、次第に一生懸命なみつみに影響されていきます。
「スキップとローファー 」は高校校生活を通して、友情や成長、そして恋愛模様が描かれています。
メロウという曲名の意味を考察
「メロウ」は光や音が織り成す情景や感情が詳細に描かれており、どこか懐かしさや切なさを感じさせるものとなっています。
曲名の「メロウ」は、このような軟らかな印象や優しい空気感を意味する単語として選ばれたのかもしれません。
メロウという歌詞の意味を徹底解釈
眩しい君へ
眩しくて
僕は目を逸らしてしまう
似合う言葉ひとつだって
何も言えない僕だ
乱反射した太陽が
君を連れ去ってしまう
なんだかとても寂しくて
目を伏せた
メロウ -須田景凪
”眩しくて 僕は目を逸らしてしまう”という歌詞は、眩しい光に目が眩んでしまうように、惹かれる相手の存在に圧倒され、素直になれずにいる気持ちを表現しているようです。
主人公は君に対して何を言えばいいか分からず、自分の気持ちを言葉で表現できずに苦しんでいるのでしょう。
いくら近くにいても遠くにいるように感じてしまい、なかなか君に近づけない様子が伺えます。
君の声に救われる
こんなに狭い世界で
跳ねる笑い声が
とても綺麗に響くから
救われたんだ
メロウ -須田景凪
狭い世界であっても、その中でも明るく笑う君は主人公にとって救世主だったようです。
主人公は明るくふるまっていても、殻の中に閉じ込められている感覚があったのでしょう。
なかなか本心を言うことができない様子が伺えますが、主人公の明るい声によって救われたようです。
主人公にとって「君」という存在は、手に届きそうで届かない存在なのかもしれません。
迷いながら進む
刹那を繰り返す
途方もない未来なら
迷いながらでもいいさ
全て分け合っていこう
メロウ -須田景凪
一瞬一瞬が過ぎていき、未来が不安定に思える時があるようです。
何を目指して歩いたらいいのか、どうすれば正解にたどり着けるのか、わからなくなっているのでしょう。
それでも悩みながらも誰かと分かち合い、力を合わせれば道を切り拓けると、思っているのではないでしょうか。
青春時代の葛藤が描かれているフレーズでもあります。
青い恋心
眩しくて
僕は目を逸らしてしまう
似合う言葉ひとつだって
何も言えない僕だ
軽やかに
跳ねる背に見惚れていた
青い温度の正体が
恋だとしたら
メロウ -須田景凪
”眩しくて、似合う言葉ひとつも言えない僕”は、自分に自信がなくて、なにも言えない様子を伝えているようです。
生き生きとしている君は、輝いているように見えたのでしょう。
こんなにも眩しく感じるのは、もしかするとこの感情は「恋」なのかもしれない、と主人公は気が付いたようです。
ですがまだはっきりと恋をしているとは確信が持てず、戸惑っているのかもしれません。
自分の弱さを認めたい
感情論で生きるなら
君に近付けるかな
弱さも僕の一部だと
認めたいんだ
メロウ -須田景凪
フレーズに出てくる”感情論”は「理性ではなく感情によって偏った議論」のことを指します。
ここでは自分本位という意味になるのでしょう。
そんな生き方が自分自身にとって正しいのかわからないけれど、素直になりたいと考えているようです。
気取っているけれど、本当の自分はとても弱く、自信なんて何一つない。
だけれど本当の自分を見てほしい、と思っているのかもしれません。
本当の自分
今では懐かしい
幼い傷跡
見せかけの美しさは
ひとつも要らないね
メロウ -須田景凪
過去の出来事や感情を思い出している様子です。
そして”幼い傷跡”というのは、子供の頃に受けた傷や今も持ち続けている傷跡を指しているのかもしれません。
”見せかけの美しさはひとつも要らないね”という歌詞からは、外見だけでなく内面も含め、自分自身の本当の姿を見つめたいという思いが含まれているのではないでしょうか。
今君と見る景色
風を纏う
君にただ見惚れていた
心溢れてしまいそうで
空を仰ぐ僕だ
何もかも
遠い過去になってしまう
春の気配に魅入られて
僕等は歌う
メロウ -須田景凪
風に吹かれる景色を君と一緒に見ていて、ただただ心を奪われしまったのでしょう。
好きという気持ちがあふれてしまいそうになり、その気持ちを抑えるために空を見上げたようです。
今、大好きな君とこの景色を見ているけれど、いつかは遠い過去になってしまうという寂しさも表現しているのではないでしょうか。
"春の気配”とあるので主人公たちはもうすぐ卒業するのかもしれません。
いつまで一緒に
いつまで共にいれるだろうか
何処まで遠く行けるだろうか
さよならの言葉は
あと何回残っているのだろう
ひとりは寂しくないだろうか
ふたりは重荷となるだろうか
初めての出会いだった
メロウ -須田景凪
このフレーズでは、はかなさや未来への不安を表しているようです。
この先の未来がどうなるか分からず、君がいなくなるかもしれないという不安があるのでしょう。
いつか訪れる別れを想像しているようでもあり、その時自分は寂しくないだろうか、ふたりでいることが君にとって重荷になってしまうのか、と考えているのかもしれません。
別れの時を考えると切なくなってしまうのではないでしょうか。
初めての恋
眩しくて
僕は目を逸らしてしまう
似合う言葉ひとつだって
何も言えない僕だ
軽やかに
跳ねる背に見惚れていた
青い温度の正体が
恋だとしたら
青い温度の正体が
恋だとしたら
メロウ -須田景凪
主人公にとって君は光り輝く存在であり、自分にはないものを持っている存在なのでしょう。
君が様々な表情を見せたり、快活に動く姿をみたりすると、見惚れてしまうようです。
また、上手く言葉にできないその感情が「恋」だったら……と、考えたのでしょう。
”青い”という言葉からは青春を連想し、初めて恋をした時のことを綴っているように感じます。
まとめ
今回は須田景凪の「メロウ」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「メロウ」は、恋心を歌ったもののようです。
君の美しさに目が眩み、その中でも特に相手の言葉や行動に心を奪われているのでしょう。
しかし自分の気持ちをなかなか言葉にできず、もどかしい思いをしている様子もうかがえます。
「メロウ」は青春時代の初恋を描いているようでもあり、切なくも甘酸っぱい恋心が表現されているように感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは須田景凪を追って行くのでぜひチェックしてみてください!