King Gnu紅白出場決定!でも結局なんの曲歌うの?ファンが徹底予想!
編集: ひいらぎ最終更新: 2020/11/4
第70回NHK紅白歌合戦に注目のロックバンドKing Gnu(キングヌー)の出場が決定しました。
音楽偏差値の高さを感じさせる洗練された楽曲と演奏で快進撃を続けているKing Gnu。
その色気と熱気を帯びた佇まいは、大晦日のお茶の間に大きなインパクトを残すことでしょう。
同じく初出場のOfficial髭男dismと並び、King Gnuの出番を楽しみにしている方は多いと思います。
まさに2019年を代表する音楽シーンの顔となった彼らは、紅白歌合戦の舞台で何を演奏するのでしょうか?
King Gnuの簡単な経歴をご説明するとともに、紅白歌合戦での演奏曲を予想していきましょう。
King Gnuってどんなバンド?
King Gnuは2015年にリーダーの常田大希さんを中心に結成されました。
結成当初はSrv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)の名義で活動していましたが、2017年のアメリカツアー後にKing Gnuへ改名しています。
4人編成のロックバンドで、現在のメンバーは
- 常田 大樹 ギター、ヴォーカル
- 井口 理 ヴォーカル、キーボード
- 新井 和輝 ベース
- 勢喜 遊 ドラム
風変わりなバンド名は、ヌーがエサを求めて移動する際、途中で他の群れと合流し、集団が少しずつ大きくなっていくことが由来です。
最終的には“ヌーの大移動”と形容されるほどの大集団となることから、自分たちも大衆を大きく巻き込む巨大な群れになりたい、という願いが込められています。
King Gnuの音楽性は、ミクスチャー・ロックに分類されます。ミクスチャー・ロックとは、ラップの要素を取り入れたロックバンドを形容する際に使われることの多い用語です。
しかし、King Gnuはロックやブラックミュージックはもちろん、ジャズやクラシックなど幅広い音楽からの影響を受けています。
そのため自分たちの音楽を「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」と称し、通常のミクスチャー・ロックとは一線を画しています。
その高度な音楽性から「音楽エリート」とも評されるKing Gnuですが、意識的にJ-POPの要素も取り入れていることをインタビューで公言しています。
耳の肥えた音楽ファンを満足させると同時に、一般大衆にもしっかりとアピールする間口の広さも持ち合わせているというわけです。
そのあたりのバランス感覚が、今回の紅白歌合戦出場に繋がっているのではないでしょうか。
2019年12月現在、King Gnuは2枚のスタジオアルバムを発表しています。
2017年10月にファースト・アルバム『Tokyo Rendez-Vous』、2019年1月にはメジャーデビューとなるセカンド・アルバム『Sympa』をリリース。
『Sympa』はオリコンチャートで4位を記録するヒット作となりました。
しかし、本当の意味での快進撃が始まったのは、『Sympa』リリースの後からでした。
これは紅白歌合戦での演奏曲予想と密接な関係があるので、そちらで検証していきましょう。
紅白歌合戦での演奏曲は?
King Gnuは2019年に4曲の配信限定シングルをリリースしています。
この4曲のうち、12月20日に配信開始となった“Teenage Forever”については、紅白歌合戦出場歌手の選考の判断材料になっていないので除外したいと思います。
その上で、紅白歌合戦で演奏されるのは、今年リリースされた配信限定シングルのうちのどれかだと予想します。
早速、予想される演奏曲について説明していきましょう。
白日
ズバリ、この曲が大本命です。
のっけから身も蓋も無くて申し訳ありません。でも、大・大・大本命なんです。
Youtubeでの再生数1億回超えのおばけシングル。2019年を代表する1曲です。ちなみに「はくじつ」と読みます。
紅白歌合戦のチーフプロデューサーである加藤英明氏。
彼は、初出場アーティストの選考に際し、「デジタル市場の調査を強く意識しました」と語っています。
“白日”のサブスク市場での大ブレイクがKing Gnuの紅白歌合戦出場を大きく後押ししたのは間違いないでしょう。
井口さんの美しいファルセット。常田さんのリズミックな低音ヴォーカル。そして、二人の声が融合する超キャッチーなサビ。とても抑制されていながら熱さを感じさせるしなやかなバンドサウンド。
どこを切っても完璧な1曲です。
飛行艇
“白日”のリリースから6か月後にリリースされた配信限定シングル。ANAのテレビCMソングとしてお茶の間に流れた1曲です。
Youtubeでの再生回数は1,900万回超を記録しています。(2019年12月現在)
洒脱な雰囲気が漂う“白日”から一転、グルーヴィーなギターリフからスタートするアンセム的なロック曲がこの“飛行艇”です。
ミッドテンポの骨太なロックサンドをバックに歌われるメッセージ性の強い歌詞が胸に響きます。
ロックバンドとしてのKing Gnuのかっこよさを大いに印象付ける曲なので、こちらも強く推したい楽曲。
ただ、≪大雨降らせ 大地震わせ≫という歌詞が「自然災害の記憶を連想させる」としてNGが出てしまう可能性もありますね…。
傘
2019年10月にリリースされた配信限定シングルです。ブルボンのチョコレートビスケット『アルフォート』のCMソングとして採用されました。
Youtubeでの再生回数は620万回超となっています。(2019年12月現在)
アコースティックギターのカッティングとDJスクラッチ音が印象的なイントロで幕を開けるお洒落な1曲です。
昭和の歌謡曲を思わせるようなムードを持つ歌メロは、「最近のロックバンドなんて知らない」という中高年層にも大いにアピールできるのではないでしょうか。
大衆性という点では、この曲が一番かもしれません。
まとめ
というわけで、第70回NHK紅白歌合戦でのKing Gnuの演奏曲は白日だとズバリ予想します。
もしも予想が外れた場合は、King Gnuが自分たちの希望を貫き通した結果だと思いますので、その時は「King Gnuすごいね!」と彼らを褒めてあげてください。
来年1月には、今年リリースした配信限定シングルをすべて収録したアルバム『CEREMONY』の発売を控えているKing Gnu。
前作を超える売り上げを記録することはほぼ確実だと思います。
来年以降のさらなる飛躍に期待しつつ、まずは紅白歌合戦の予習として上に挙げた3曲を聴きこんでみるというのはどうでしょうか?