【菅田将暉/クローバー】の歌詞の意味を徹底解釈 | もっと気づいて欲しいと願う主人公が大切にするものとは
編集: ひいらぎ最終更新: 2020/9/19
クローバーという曲名の意味を考察
「クローバー」は、タンポポとともに春を代表する草花ですが、一体どんな意味で曲名として使われているのでしょうか?
クローバーの花言葉から考察
クローバーの花言葉はどんな花言葉があるのでしょうか?
HPRTIというwebサイトによると、クローバー(シロツメクサ)には『私を思って』『幸運』『約束』『復讐』という花言葉があるそうです。(参考:HORTI)
幸運といういいイメージの花言葉もあり、復讐というちょっといいイメージではない花言葉もあるようですね!
でも、曲の雰囲気はポジティブな感じですから、きっと『私を思って』『幸運』『約束』という意味で使われているのではないかなと思います。
菅田将暉のメッセージから考察
このクローバーという曲について、菅田将暉さんの公式サイトにメッセージが載っていたので一部抜粋してご紹介します。
数年前、「クローバー」という曲をひゅーいくんが弾き語りしてくれました。
描いてくれたその世界は、まさに自分そのもので、
はたまた成りたい自分そのもので、いたく感動したのを覚えています。
その後、四つ葉のクローバーについて調べていく中で、
彼らは、日があまり当たらない所や人によく踏まれる所に出来るということを知りました。
その足りないものを補おうとする姿は、まさに奇跡だなと思いました。
このメッセージから分かる通り、クローバーは四つ葉のクローバーを指しているようです。
四つ葉のクローバーといえば、見つけたらいいことが起きると言われています。
そんな四つ葉のクローバーは、意外にも「日があまり当たらない所や人によく踏まれる所」というクローバーにとっては環境の悪い所に生えてるそうです。
「幸運」というイメージからはなんだかかけ離れていますよね。
このことから読み解くと、菅田将暉さんは、クローバー。特に四つ葉のクローバーを通して、みんなから愛される存在であっても、色々な苦労をしながら生きているんだ。ということを伝えたいのかもしれません。
つまり曲名には、どんな人間でも苦労をして努力しているんだというような意味があるのだと思います。
クローバーの歌詞の意味を徹底解釈
1番
足りないものなど何もないんだよ
僕には君がいる ただそれだけでいい
花束や夢が雲に隠れてる
ベンチに座る僕 置いてけぼりの鬼
解釈
もうこれ以上欲しいものはない。
僕には君がいるんだから、それでいいんだ。
君への思いや僕の夢が見えなくなっている。
前に進めない僕は置いていかれているようだ。
この曲は、僕(=主人公)と君(=主人公にとって大切な人)のストーリのようですね。
クローバーには「私を思って」という花言葉があったように、この曲の主人公は君にもっと見て欲しいと思っているのかもしれません。
今日も上手に笑えました 僕は何色なんだろう?
茜空 発情期の猫が恋を探してる
解釈
今日も上手に笑えたかな。僕は誰かのために生きれているのかな?
夕焼けの空。愛に飢えた僕が恋を探している。
発情期の猫。これは何を表現しているのでしょうか。
猫を歌詞で使う場合、多くは女性を比喩したものとして使われます。しかし、今回の歌詞は安易に女性と断定するのは早計だと思いました。
この歌詞を理解するために、まず猫の発情期について学びましょう。
まず、猫の発情期の季節についてですが、
猫は季節によって発情期を迎える季節繁殖動物です。俳句では「猫の恋」は春の季語とされています。ただし、実際の繁殖時期は春だけではなく、日本では1~8月が該当します。なかでも春(2~4月)と夏(6~8月)がピークとなり、年に2~3回ほど発情期を迎えます。
というように、1月~8月に発情期を迎えるようです。この期間というのは、クローバーが野原に生えている期間と同じです。
つまり、「発情期の猫」というのは単に発情期の女性という意味ではなく、発情期の猫の習性の意味があるのだと思います。
発情期の猫の特徴的な行動といえば、「普段聞いたことのないような大きな声で鳴く」という行動が挙げられます。この行動は「もっと自分に気づいて欲しい」という想いからくる行動なのでしょう。
この行動をとる想いを曲に当てはめてみると、「もっと自分に気づいて欲しい」と思う人間が恋を探しているとなります。
では、「もっと自分に気づいて欲しい」と思う人間は誰なのか。そう、主人公です。
つまり、発情期の猫とは、「もっと自分に気づいて欲しい」と思う主人公を指しているのです。
2番
クローバークローバー
君はね僕の太陽なんだ どんなに暗く閉ざされたって光が見えるから
僕の手をつかんでつかんで離さないでいてくれないか
いつの日かこの歌が風に乗って誰かの愛に変わる日まで
解釈
僕にとって君はかけがえのないものなんだ。
どんなに心が落ち込んでしまっても君がいれば前を向けるから。
いつか、僕は愛を振りまけるようになるまで僕のそばにいてくれないか。
先ほど説明したように、「もっと自分に気づいて欲しい」「もっと君のそばにいたい」という主人公の想いが歌われている歌詞ですね。
いつか愛を振りまきたい。という歌詞からは、もっと人の役に立ちたいという心情が伺えます。
お金も洋服も何もいらないよ
今日もとなりにいるただそれだけでいい
しょいきれない思い出たちが君をじゃましてるんだね
涙色 さまよう君の背中を月が照らしてた
解釈
意味がいればお金も服もなにもいらない。
元彼との背負いきれない思い出があるから僕のそばに来てくれないのかな。
悲しいな。誰のものでもない君はなんだか寂しそうだ。
君は元彼と別れた直後なのかもしれませんね。だから、落ち込んで次の恋愛に進めないのかもしれません。
そんな君が落ち込んでいる様子を見て、自分のところに来ればいいのにと思っているのかもしれません。
迷って迷って
君がね何も見えなくなって どこかで一人泣いていたって明かりを灯すから
僕の目を仰いで仰いでそらさないでいてくれないか
このまま朝焼けを迎えにいこうほらうなずいて微笑んでくれ
解釈
君がいろんなことを迷って
先が見えなくなって、泣いてしまっていたって、僕が君の心を灯してあげるから。
僕から目を背けないでくれないか。
このまま君を迎えに行くから僕の元へ来てくれ。
ここでも主人公の君への想いが歌われていますね。
「明かりを灯すから」という歌詞は、「僕だけが君のことを救えるんだ」というようなニュアンスがあるのだと思います。
また、
「仰いで仰いでそらさないで」
とは、単純に「僕から目を背けないで」と主人公が言っているわけではなく、「僕に少し気があるように思わせて結局振り向いてくれないじゃないか」というような想いがあるのだと思います。
クローバークローバー
君はね僕の太陽なんだ どんなに暗く閉ざされたって光が見えるから
僕の手をつかんでつかんで離さないでいてくれないか
いつの日かこの歌が風に乗って誰かの愛に変わる日まで
足りないものなど何もないんだよ
僕には君がいる ただそれだけでいい
解釈
僕にとって君はかけがえのないものなんだ。
どんなに心が落ち込んでしまっても君がいれば前を向けるから。
>いつか、僕は愛を振りまけるようになるまで僕のそばにいてくれないか。
君以上に欲しいものなんて何もないんだ。
君がいればただそれだけでいい。
一度登場した歌詞ですが、曲の最後でもう一度登場すると、なんだか主人公の想いがより強く感じますね。
足りないものなど何もないんだよ。
とは、「君がいれば何もいらない」という主人公の想いを表現しているのだと思います。
まとめ
いかがでしょうか。今回は菅田将暉さんのクローバーを徹底解釈しました。
主人公の君への想いがひしひしと伝わってくる歌詞でしたね。
主人公の想いが君に伝わったらいいなぁーと曲を聴き終わってからも思っています。
この曲は菅田将暉さんの中でも有名ではない曲なので、聴いたことがない方も多いかもしれませんがとてもいい曲なので是非聴いてみてください。