【LONGMAN / spiral】の歌詞の意味を徹底解釈 |悩みながらも一歩踏み出す気持ちが描かれたTVアニメ『無職転生II ~異世界行ったら本気だす~』OPの歌詞を徹底解釈!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/8/11
無職転生II ~異世界行ったら本気だす~ってどんなアニメ?
TVアニメ『無職転生II ~異世界行ったら本気だす~』は、『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』の第2期バージョンであり、34歳引きこもりのニートが交通事故で死亡…したかと思った瞬間、異世界に生まれたばかりの赤ん坊に転生し、少年・ルーデウスとして本気を出して生きていくことを誓う「人生やり直し」ファンタジーです。
無職転生II では、故郷フィットア領で発生した転移事件などを機に、過酷な冒険へと旅立つ様子が描かれています。
母・ゼニスを探すために歩き出したルーデウス。また苦難の末にやっと最愛のエリスと結ばれたのですが、翌朝エリスは突如姿を消してしまい、再び失意の底から抜け出せずにいました。
なんとか再び立ち上がったルーデウスは「泥沼」という名の冒険者として1人で活動を始めますが、旅先で出会ったサラやスザンヌ達が所属する「カウンターアロー」、ゾルダート率いる「ステップトリーダー」に一時的に加入する形で共に戦っていくことになります。
果たして母・ゼニスを探し出すことができるのかー。
ルーデウスの冒険が始まります。
spiralという曲名の意味を考察
「spiral」は螺旋という意味があり、この歌詞からは過去から未来への成長や変化を象徴していると考えられます。
歌詞の中で主人公が過去と向き合いながらも、新しい未来を見つける勇気を持つ姿勢が描かれており、その過程がらせんのような軌跡を描いていることから名づけられたのではないでしょうか。
spiralという歌詞の意味を徹底解釈
自分と向き合う勇気

描いた地図は引き裂いた
世界はあの日のまま
僕はまた
誰かのせいにした
嫌になっちゃうな
このまま何かを待ち続けるフリするの
ここから僕はやりなおせますか
spiral -LONGMAN
主人公は過去に誰かのせいにして、本当の自分と向き合うことをしてこなかったのでしょう。
その時のことを後悔しており、そんな自分に失望している様子が伺えます。
ですが”僕はやりなおせますか”というフレーズからは、過去の選択に縛られず、何かを変えるために再スタートを切りたいことが伺え、本当に自分はできるのだろうか、という疑問と希望が込められているようです。
主人公は過去の自分と向き合うことで新たな道を切り拓いていきたいと思っているのではないでしょうか。
あの頃の自分はどこだろう

どこまでも行ける気がした
あの時の僕はどこだ
きっと大人になったとか
そういうことじゃなくてさ
spiral -LONGMAN
この部分では過去の自分と現在の自分を比較しているようです。
過去の自分は未来への無限の可能性を感じ、どこまでも進むことができると信じていたようですが、いろいろなことを経て、その気持ちはどこかに追いやってしまったようです。
その理由を大人になったから、ということにしていたけれど、本当はそうではないのではないか、と主人公は気付いたのでしょう。
あの頃の自分と今の自分を振り返り、どうしてあの時の気持ちを忘れてしまったのだろう、と深く考えているのではないでしょうか。
後悔しても遅いけれど

あと少しだけの勇気で
変えられた明日はあった
それさえ気づけなかったんだ
そんな瞬間は何度あったんだろう
spiral -LONGMAN
主人公は、過去にも未来を変えるチャンスがあったのに、そのチャンスを活かせなかったことを反省しているのでしょう。
たくさんそんな機会はあったのにその機会すらも気づくことができず、後悔しているようです。
過去の自分を悔やんでいる様子が伝わってくるフレーズですが同時に、そのことに気が付くことができたようであり、未来の可能性に活かす意志を示しているのかもしれません。
なかなかうまくいかない

結んだ糸は解いた
世界はあの日のまま
僕はまた
繰り返してばかり
嫌になっちゃうな
身勝手な夢を抱いて自ら砕いて
何がしたいの
いつかこの闇を切り裂いてくれないか
Oh My Life
spiral -LONGMAN
”結んだ糸は解いた 世界はあの日のまま”という部分では、主人公が過去のつながりや束縛を解放したものの現状変わっておらず、同じ過ちを繰り返していることに対して嫌悪感を抱いている様子が伺えます。
主人公は自分自身に問いかけながら、本当に何をしたいのか、何を追求したいのかを考えているのでしょう。
答えはなかなか見つからず、こんな状況から抜け出したいと切に願っているようです。
新しい道を切り拓きたいと思いながらも、うまくいかないもどかしい気持ちが伝わってきます。
どんな理由であっても

僕たちの正義はきっと
誰かには邪魔なものさ
きっと仕方なかったとか
そういうことじゃなくてさ
spiral -LONGMAN
ここでは、”正義”が主人公や仲間たちが信じる価値観や信念を指しているようです。
主人公は、自分たちの信念や行動が他の人にとっては邪魔に映るかもしれないが、それでも自分たちの道を進みたいと思っていたのでしょう。
他の人の評価にとらわれずに、自己の信念を大切にしたかったけれどうまくいかなかったのかもしれません。
うまくいかなかったのは、誰かに理解されなかったから、仕方なかったから、他に選択肢がなかったからという理由ではなく、もっと違う理由があったのではないか、と思ったのではないでしょうか。
前向きに考えられたらいいのに

あと少し強くなれば
守られる明日があって
全て変わった夜も
またここからと
笑えたらな
spiral -LONGMAN
”あと少し強くなれば 守られる明日があって”という部分は、主人公が「強くなること」を通じて、未来を手に入れる可能性があると感じており、自分自身を成長させることで、明るい未来を築くことができると信じているようです。
主人公は、過去の試練を乗り越えたことを自信に変え、未来に向かって前向きに考えられたらな、と思っているのでしょう。
ですが実際にはなかなか前向きに考えられず、前向きになれたらどんなにいいのだろう…と思っているようです。
結局どうだったのかな

捻くれた感情
出てこないでね
きっと変われたんだもう
君にサヨナラ
僕は君にとって
誰かにとって
明けない夜の
消えない星に
なりたかった
なれなかった
僕らはこのまま
spiral -LONGMAN
このフレーズは主人公の中に渦巻く複雑な感情について描かれているようです。
主人公はこんな風にいろいろ考えているのだから、今の自分は変わることができたのだ、と思い込むことにしたのでしょう。
フレーズに出てくる"明けない夜の 消えない星に" は、希望や光を象徴しているようですが、主人公がその星にはなれなかったことを示唆しており、誰かの特別な存在になりたいと願っていたけれど、結果なれなかった様子が垣間見えます。
もう繰り返さない

あと少しだけの勇気で
変えられた明日はあった
それさえ気づけなかったんだ
そんな日はもうたくさんだ
spiral -LONGMAN
主人公は過去において少しの勇気と行動で、未来を変えることができたのに、と思っているようです。
どうして大事なことに気づかなかったのだろう…と反省しているようであり、もう二度と同じ過ちを繰り返したくない、繰り返すつもりはないと決意をしたようです。
主人公は過去の日々から学び、未来に向けて前進しようとしているのではないでしょうか。
今を大切にする

いつまでもなんてないんだ
終わりゆくその前に
一歩踏み出してみた
受け入れながら
祈りながら
spiral -LONGMAN
主人公が新たな一歩を踏み出す覚悟を持ち、過去の出来事や未来への不安を受け入れながら、前向きな気持ちを持っている様子が描かれているようです。
”いつまでも”という時間の長さや過去や未来への執着を否定し、現在の瞬間を大切にすることにしたのではないでしょうか。
まとめ
今回はLONGMANの「spiral」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「spiral」は過去の自分と向き合い、今の自分と比較し、自分とはという問いに向き合う様子が描かれているようです。
いろいろと思いを巡らせる中で、過去や未来にとらわれずに現在を大切にし、自分自身を受け入れながら進んでいくことが大切だと気が付いたようであり、新たなステップを踏み出そうとしている様子が感じられました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではLONGMANを追って行くのでぜひチェックしてみてください!