【松下洸平 / 君を想う】の歌詞の意味を徹底解釈 |友情と愛情の間に揺れ動く気持ちが切なく描かれた歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/11/16
君を想うという曲名の意味を考察
「君を想う」は純粋な思いを描いている楽曲です。
楽曲には叶わない恋や伝えられない思い、心の奥底に秘めたままの感情が歌詞に散りばめられており、言葉にならない切なさや葛藤が感じられます。
曲名は想いを抱えながらも動けないままでいる心情を表現してつけられたのではないでしょうか。
君を想うという歌詞の意味を徹底解釈
気づいていないよね

笑い話の その後で 真面目な顔見せても
どうせ君は 気付きもせず
また いつも通りに笑う
君を想う -松下洸平
主人公は相手に対して特別な感情を抱いているのでしょう。
ふと会話が途切れても相手は気まずい思いをせず、いつも通り主人公と話をしているようです。
相手に対して抱いている深い感情や想いは届いておらず、もどかしく思っているのではないでしょうか。
もどかしい想い

何でも話せる それなのに 何も話せてない気がする
君の特別になりたいと 一度
願ってしまえば 戻れない
君を想う -松下洸平
”何でも話せる”というフレーズからは、主人公と「君」が親しいことが伺えます。
嫌なこともうれしいこともどんなことも話し合える仲なのでしょう。
それでも主人公は肝心な気持ちは話せていない気がしているようです。
相手は友達と接しているけれど、自分はそうは思っていない。この想いを伝えたいけれど伝えたらもう今のような関係にはなれない、と思っているのではないでしょうか。
言葉にならない

叶わない恋でも 壊れないように
ただ心を 心を 隠していた
溢れる想いが 言葉にならずに
この胸の中で まだ もがいている
痛くなるほど 強く 君を想う
君を想う -松下洸平
この部分では主人公の切ない心情を描いているようです。
友達以上になりたいけれどなれないならば自分の心を隠そう。でも隠しきれないほど、君のことを想っている…と主人公は思っているようであり、言葉では表現できないほどの深い愛情を感じているようです。
伝えたいけれど伝えたら今のままではいられない…という心の葛藤があるのではないでしょうか。
強がっているけれど

声が聞きたくなる夜を 無理矢理 押さえつけて
今日も僕は 平気なふり
また 浅い眠りにつくだけ
君を想う -松下洸平
無理矢理感情を押さえつけるという表現から、主人公が感情に抗いながらも、その感情に飲み込まれそうになっている様子がうかがえます。
本当は今すぐにでも君の声が聴きたいのでしょう。本心を隠して平気なふりをして、日々過ごしているのかもしれません。
いっそこのままで

近付けば近付いた分だけ 遠く離れてしまう気がする
立ち止まったままじゃ終われない だけど
変わる事に怯えていた
君を想う -松下洸平
主人公は、君に近づくことが逆に関係を複雑にしてしまうと思っているのでしょう。
このままでいはいけないと思ってはいるけれど、今の関係が壊れたらどうしようと悩んでおり、変化に対して不安を抱いている様子が綴られているようです。
本当に気持ちを伝えていいのか、このままでいられないなら伝えない方がいいのでは…と友達以上になりたいけれどなれない主人公の想いが伝わってきます。
本当は…

伝えたい想いは 伝えられないまま
まだ心の 心の 奥にあるよ
絡まりもつれた 片想いだけが
この胸の中で まだ戸惑ってる
崩れるほど 苦しく 君を想う
君を想う -松下洸平
伝えられないままの想いが、まだ心の奥深くに残っていることが綴られているようです。主人公は相手への深い想いを抱えつつも、その気持ちをどうしたらよいのかわからないのでしょう。
未練や思いが引きずられ、解決されないまま心の奥深くに留まっている様子がうかがえます。
”崩れるほど 苦しく 君を想う”というフレーズからは、主人公の想いの深さがうかがえ、君を想うことが主人公にとって深い葛藤をもたらしていることを綴っているようです。
このままでいいのかな?

このまま それは幸せで
いつまでも 失くしたくないもの
でも切ない感情だけが 身体を離れない
今更 遅すぎるのかな ねえ
君を想う -松下洸平
”でも切ない感情だけが 身体を離れない”という言葉からは、切ない感情が消えずに身体に残っていることがうかがえ、主人公の複雑な感情や苦悩が綴られているようです。
主人公は友達という関係もなくしたくないのでしょう。
今更気持ちを伝えていいのか、今更過ぎるんじゃないか…と主人公は考えているのではないでしょうか。
伝えられたらいいのに

『好き』だと一言 伝えてしまえば
もう此処には 此処には 帰れないから
選んだ未来が 答えになること
わかってるはずなのに 動けないまま
君を想う -松下洸平
「好き」という一言で感情を打ち明けることができれば、複雑な感情の中での葛藤が解消されるのではないか、と主人公は思っているのでしょう。
でもそんな簡単なことではなく、もし告白してしまったら状況や環境が変わる可能性もあり、以前のように接することができないかもしれない、と不安に感じているようでもあります。
このままいても何も変わらず、何か行動をすれば変わっていくことができるとわかっていてもなかなか決断することができず、もがいているのかもしれません。
一歩が踏み出せない

叶わない恋でも 壊れないように
ただ心を 心を 隠していた
溢れる想いが 言葉にならずに
この胸の中で まだ もがいている
痛くなるほど 強く 君を想う
君を想う -松下洸平
”叶わない恋でも 壊れないように”というフレーズからは、主人公がなんとか心を保っている様子がうかがえます。
主人公は相手への本当の気持ちを隠して一緒に過ごしているのでしょう。
伝えたほうが気持ちが楽になるかもしれないのに、もし想いが叶わなかったら、友達という関係が壊れてしまったら、と思うと一歩踏み出せないのかもしれません。
まとめ
今回は松下洸平の「君を想う」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「君を想う」の歌詞は、友達から一歩踏み出せない心の葛藤が描かれているように感じました。
歌詞には叶わない恋に対する強い想いとそれを抑える感情が交差している様子が描かれており、友達という関係が壊れてしまうぐらいならこのままでいい、だけれど君のことが好きすぎてどうしようもない、という主人公の感情の揺れが描かれているようでした。
友情と恋愛感情との間に揺れる気持ちがよくわかる歌詞だと感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは松下洸平を追って行くのでぜひチェックしてみてください!