【Ado / 永遠のあくる日】の歌詞の意味を徹底解釈 |「あいしてる」の言葉が何度も出てくる歌詞を紐解く!
編集: ひいらぎ最終更新: 2023/4/3
永遠のあくる日という曲名の意味を考察
『永遠のあくる日』は、切ない別れや失恋の後、未来の日々が長く続くような感覚から曲名が付けられているようです。
愛する人への別れの言葉についても触れられていますが、愛情を伝える言葉が重要であることが示されており、愛する人と過ごした時間を惜しむ気持ちが強く表現されているのではないでしょうか。
永遠のあくる日という歌詞の意味を徹底解釈
心が痛い

恋をしてしまった 涙の痕 洗う雨は虹の予告編だ
なぜ君がここにいないんだろう
“世界一有名な言葉”強がって恨んでみたり
La La La Love
永遠のあくる日 -Ado
このフレーズは、恋に落ちたことで失ったものや別れを感じ、涙を流した痕跡を雨が洗い流すことで、新しい未来を暗示する「虹の予告編」として描写されているようです。
しかし、愛する人がそばにいないようであり、主人公は別れの悲しさから心が痛み続けているのでしょう。
”La La La Love”というフレーズが繰り返されることで、愛情や別れの感情がさらに強調されています。
さよならは言いたくない

まるで映画のエンドロールだ
あいしてるあいしてるあいしてるなんて
「さよなら」みたいに云わないでよね
もうあいしてるあいしてるあいしてるなんていらない
永遠のあくる日 -Ado
このフレーズは、恋人との別れを思わせるフレーズになっています。
"まるで映画のエンドロールだ"は、映画の終わりに表示されるキャストやスタッフの名前が流れるエンドロールに例え、物語が終わりに近づいていることを表しているのでしょう。
別れを惜しむ気持ちがあふれているのですが、”あいしてる”と言葉を繰り返すことで自分に言い聞かせているようでもあります。
「さよなら」を言うことは避けたい、という切ない気持ちが表れているのではないでしょうか。
こんなに想っているのに

「今、時間を止めたね。1秒くらい」
見惚れていたなんて云えなかったよ
君だけがいなくて 永遠のあくる日みたい 神様それはあんまりじゃないか
永遠のあくる日 -Ado
このフレーズは、主人公が相手に対して感じた気持ちを表現しているようです。
大切な人がそばにいる時は「1秒でも長くそばにいたい」と思い、相手がいない時間は「とても長い」と感じているのでしょう。
大切な人があまりにも輝いていて、時間を忘れてしまうほど見続けてしまうこともあるようです。
そして主人公は、こんなに苦しい思いをするのはあまりにも酷だと思っているようです。
本当に愛しているの?

まるでベタな映画のエンドロールだ
あいしてるあいしてるあいしてるなんて
正しいことばっか云わないでくれ
もうあいしてるあいしてるあいしてるなんて
永遠のあくる日 -Ado
このフレーズでは、ラブソングや映画でよく使われる「愛してる」というフレーズが、単なるセリフのようになってしまっていることを歌っているようです。
真の愛の表現には率直な言葉だけでなく、様々な表現が必要だと考えているのでしょう。
もしかすると”あいしてる”という言葉は「さよなら」を意味しているのかもしれません。
愛してるというのは簡単だけど、本当にそれは愛なのか、と疑問に思っているようでもあります。
飽きることのない言葉

聞き飽きたでしょう? ありふれた言葉
それでもロックバンドもアイドル歌手も
「あいしてる」「あいしてる」だったんだ
(醜いぼくらのラブソング作ろう)
永遠のあくる日 -Ado
このフレーズでは、普通の恋愛ソングや愛を表現する言葉に飽き飽きしているのでは?と相手に問いかけているようです。
飽きても不思議ではない「愛してる」という言葉は、何度使っても飽きることはなく、今もこれからも使い続けるだろう、と伝えているのではないでしょうか。
もし自分がラブソングを作ったら、"あいしてる"という言葉を使わないのだろうか、と自分自身にも問いかけているのかもしれません。
やっぱり伝えたい

どうして云わずにいられないんだろう
(醜い あいしてるあいしてるあいしてる)
おんなじ言葉繰り返している あいしてる
(ラブソング あいしてるあいしてるあいしてる)
まるで映画のエンドロールだったな
最後の君の笑顔は
永遠のあくる日 -Ado
このフレーズでは、愛を伝える言葉がありふれていることについて考えている様子が描かれているようです。
歌詞は、同じフレーズを繰り返し歌うことの無意味さや、それでも多くのアーティストが「あいしてる」と歌うことを指摘しており、想いを表現するには「あいしてる」が一番適しているのかもしれない、と感じたのでしょう。
映画のエンドロールは物語の終わりを告げるようであり、その時の君の笑顔がまぶしかった、と記しているので、この映画はハッピーエンドで終わったのかもしれません。
不思議と飽きない「あいしてる」

それでもぼくらはあいしてるあいしてるあいしてる
懲りずに飽きずに
Love Love Love
Love Love Love
あいしてる
永遠のあくる日 -Ado
最後のフレーズです。
ここでは愛の表現や愛を伝える言葉が使い古されていることを認めつつも、それでも相手を愛し続け、そのことを表現するためには「あいしてる」が適している、と伝えているようです。
歌詞の中には"Love Love Love"が繰り返されており、最後は「あいしてる」で締めくくられています。
このようなことから、ぼくらは飽きることなく、懲りずに「あいしてる」と言い、大切な人を愛し続けると伝えたいのではないでしょうか。
まとめ
今回はAdoの「永遠のあくる日」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「永遠のあくる日」は、恋をしているときの切ない気持ちが描かれており、愛を伝える言葉が今も昔も「あいしてる」であると伝えています。
歌詞の中にも「あいしてる」という言葉が何度も繰り返されており、この言葉を使うことに疑問を感じつつも、それでもこの気持ちを伝えたいという強い思いが込められているようです。
また最後には、切ない思いと共に「愛してる」という言葉が再度繰り返され、愛する気持ちの強さを感じます。
独特の切なさと現代的な要素が巧みに組み合わされている歌詞だと感じました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithではAdoを追って行くのでぜひチェックしてみてください!