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【aiko / 花火】の歌詞の意味を徹底解釈 |片思いの切なさが伝わる、夏に聞きたくなる歌詞を徹底解釈!

編集: ひいらぎ最終更新: 2023/5/24

目次
花火という曲名の意味を考察
花火という歌詞の意味を徹底解釈
あなたに会いたい
天使のささやき
花火の想い出
夏の記憶
転んでもいい
星座の花火
輝ける花火のように
星降る夏の夜に見た 花火の涙
こんなにも好きなんだ
まとめ

花火という曲名の意味を考察

曲名「花火」は、夏の夜空に打ち上げられる花火をイメージしていると考えられます。

歌詞の中で、夏の星座にぶら下がって花火を見下ろす様子や、花火が上がらない悲しみなど、「花火」という言葉がテーマになっている部分が多くあります。

また、夏のイメージも強く描かれているため、夏の風物詩としての花火を表しているのかもしれません。

「花火」は、aikoさんの「花火大会に行きたかった」という思いから作られた楽曲。歌詞も切なくて胸に響くんです。夏の夜空に浮かぶ花火のように、心に残る思い出について描かれた歌詞を解釈していきましょう!

結衣

花火という歌詞の意味を徹底解釈

あなたに会いたい

眠りにつくかつかないか シーツの中の瞬間はいつも あなたの事考えてて
夢は夢で目が覚めればひどく悲しいものです 花火は今日もあがらない
胸ん中で何度も誓ってきた言葉がうわっと飛んでく
「1mmだって忘れない」と...
もやがかかった影のある形ないものに全てあずけることは出来ない

花火 -aiko

このフレーズは恋する思いがなかなか相手に伝わらない様子が描かれているようです。

夜眠りにつくとき、シーツの中で過ごす瞬間にはいつも大好きな人を思い浮かべてしまい、夢を見たら見たで、現実に戻れるときは、辛くて悲しいものだと感じているのでしょう。

胸の中で繰り返し誓った言葉が、花火のようにどこかへ飛んでいき、さらに消えてしまったように思えるので、もやがかかった影のある形のないものに対して、全てを委ねることはできないと感じているようです。

天使のささやき

三角の目をした羽ある天使が恋の知らせを聞いて
右腕に止まって目くばせをして
「疲れてるんならやめれば?」

花火 -aiko

三角の目をした羽ある天使が主人公の前に現れたように感じたのでしょう。

主人公の右腕に止まって目くばせを送り、そんなに好きでいることに疲れるならばやめればいいのに、とささやいたようです。

このフレーズは自分の中の自分と会話をしているようであり、恋がなかなかうまくいかないことを示唆しているのでしょう。

”目くばせをして”というフレーズからは、苦しくてもこの思いは止められないことを理解していることがうかがえます。

花火の想い出

夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
こんなに好きなんです 仕方ないんです
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
涙を落として火を消した

花火 -aiko

花火を見たとき、自分の中で抑えようがないほど相手のことが大好きになったことを自覚したのでしょう。

花火を見ているうちに、思わず涙がこぼれてしまったようです。

そして花火が終わると同時に、心の中で抱いていた様々な感情が一緒に消えてしまったように感じたようです。

大好きな人がそばにいない、思いが伝わらないというどうしようもない悲しさを感じ、その感情を静かにとらえているのではないでしょうか。

夏の記憶

そろったつま先 くずれた砂山 かじったリンゴの跡に
残るものは思い出のかけら
少し冷たい風が足もとを通る頃は 笑い声たくさんあげたい

花火 -aiko

このフレーズからはもうすぐ秋がやってくることが連想されます。

歌詞にある”くずれた砂山”からは時間の経過を感じます。

一つの季節が終わろうとしている今、過去の思い出を振り返り始めているのでしょう。

今はまだ忘れることはできないし、笑うこともできないけれど、秋になったら頑張った自分をほめてあげたいと思っているようです。

転んでもいい

三角の耳した羽ある天使は 恋のため息聞いて 
目を丸くしたあたしを指さし
「一度や二度は転んでみれば」

花火 -aiko

主人公は恋に恋をし、思わずため息が出てしまうのでしょう。

そんなため息を聞いて、自分のなかの「天使」が”一度くらい勇気を出してみれば?”というアドバイスをしたようです。

また天使が主人公を指さすという描写からは、天使が優しく主人公の背中を押しているようなイメージを与えます。

星座の花火

夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
たしかに好きなんです もどれないんです
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
最後の残り火に手をふった

花火 -aiko

自分の思いは花火のようであり、一度過ぎた時間は取り戻すことができないと感じているようです。

どうにもならないほど相手のことが好きであり、好きという気持ちをあきらめに変えることはできない、と思ったのでしょう。

この想いは花火のように一瞬で消えてしまうものではなく、ずっと抱いている気持ちなのだ、と伝えたいのかもしれません。

輝ける花火のように

赤や緑の菊の花びら 指さして思う事は ただ1つだけ そう1つだけど
「疲れてるんならやめれば...」
花火は消えない 涙も枯れない

花火 -aiko

主人公は菊の形をした花火を指さして、あれこれ考えたのでしょう。

あれこれ考えても思うのは大好きな人のことだけ

大好きな人のことを考えることをやめられない自分や今の置かれている状況に対して疲れたな、と思ったのでしょう。

こんなに切ないならやめたほうが楽になるのに…と思いつつも涙が止まらないようです。

星降る夏の夜に見た 花火の涙

夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
こんなに好きなんです 仕方ないんです
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
涙を落として

花火 -aiko

夏の夜、客観的に花火を見ていたら特別な気持ちになったようです。

花火を見ていたら自分でもどうしようもないほど好きになってしまったと気が付いたのでしょう。

どうしてこんなにも好きになっちゃったんだろう、と切なく感じ、同時にその想いに涙を流してしまったようです。

こんなにも好きなんだ

夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
たしかに好きなんです もどれないんです
夏の星座にぶらさがって上から花火を見下ろして
最後の残り火に手をふった
夏の星座にぶらさがって

花火 -aiko

最後のフレーズです。

ここでも夏の夜の風景が描かれています。

主人公は大好きな人と花火を見ているのではなく、ひとりで誰にも気づかれないように花火を見ているのでしょう。

花火を見ているうちに、好きという気持ちが溢れてしまったようです。

最後の一瞬に手を振る様子から、この夏の思い出にさようならをしようと決意したのかもしれません。

まとめ

今回はaikoの「花火」の歌詞の意味を徹底解釈しました。

「花火」は、好きな人に思いが伝わらない寂しさや切なさを歌っているようです。

花火は夜空を彩る美しい芸術品ですが、この曲では、思い出や感情を象徴しているような印象を受けます。

歌詞には、どうしようもなく好きだ、という気持ちが綴られており、忘れたくても忘れることができない、伝えようにも伝えることができないという切なくもどかしい思いが綴られている気がしました。

歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。

これからもmusic.branchwithではaikoを追って行くのでぜひチェックしてみてください!

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