【米津玄師 / ごめんね】の歌詞の意味を徹底解釈 |人気ゲーム『アンダーテール』をきっかけに作られた、想いや願いが率直に綴られた歌詞を紐解く!
執筆・監修: 今井桜愛編集: 天野結衣最終更新: 2023/7/22
アンダーテールってどんなRPG?
「アンダーテール」は地上から隔絶された地底世界(the Underground)が舞台の物語(tale)のRPG。
プレイヤーはモンスターが住む地底世界に落ちてしまった「ニンゲン」の子供を操作し、地上に帰るために様々なモンスターと出会い、ふれあいを深めながら冒険をしていく物語です。
RPGゲームは戦闘ものなどが注目されることが多いのですが、「アンダーテール」のキャッチコピーは『誰も死ななくていいやさしいRPG』。
プレイヤーはモンスターの住処となった地底世界を探索し、地上世界へ帰還することを目指します。
ごめんねという曲名の意味を考察
「ごめんね」はRPG『Under tale』をきっかけに作られた楽曲です。
歌詞には成長や変化、そして大切な人との絆を大切にし、誠実に向き合っていく姿勢が綴られており、頼りなくてごめん、でもこれからは大丈夫だから、という主人公の心境を表現してこの曲名がつけられたのではないでしょうか。
ごめんねという歌詞の意味を徹底解釈
今だから伝えたいこと
バカみたいな夢を 笑わないで聞いてほしい
日が暮れる前に 話しておきたい
ごめんね -米津玄師
”バカみたいな夢を 笑わないで聞いてほしい”と歌っていますが、これは自分自身が本気で夢を追いかけていることを理解してほしいという願いが込められているようです。
また、”日が暮れる前に 話しておきたい”という部分からは、時間が限られていることを意識しており、相手に対して今、自分の気持ちを伝えることが大切だと強く感じているのでしょう。
自分の夢や想いを否定されることを恐れず、相手に対して率直になりたいという姿勢が示されているのではないでしょうか。
優しくなりたい
君みたいに優しく なりたいだけ
祈る声は激しく あと少しだけ
心の底から触れ合うまで
君と繋がっていたいだけ
ごめんね -米津玄師
主人公は日々のことに追われ、なかなか人に対しても自分に対しても優しくなれないのでしょう。「君」の優しさや思いやりに感動し、自分も同じようになりたいと思っているようです。
自分の本当の心を大切にし、相手との絆を深めたいという純粋な想いが感じられるフレーズであり、自分の気持ちを率直に表現し、お互いの心の距離を縮めることを望んでいる姿勢が感じられます。
泣いているだけじゃ変わらない
泣きじゃくるだけじゃ 何もないとわかったから
傷つけたことを 謝りに行こう
ごめんね -米津玄師
主人公は、自分のしたことを後悔したりただ悲しんでいたりするだけでは何も変わらないことをわかっているようです。
過去の出来事に対してただ涙を流すだけでは、未来に向けての成長や前進は望めないと気付いている様子がうかがえます。
”傷つけたことを 謝りに行こう”という部分では、自分がしたことや言ったことが相手を傷つけてしまったことを理解しており、相手に謝るために過去の自分としっかりと向き合おうとする強い意志が感じられます。
過去の失敗や過ちによって学び、ほかの人に対して優しくなり、成長していきたいと感じているのかもしれません。
不安だけど進むしかない
いつまでも近くに いてほしいだけ
さよならが言えなくて 恐ろしいだけ
溢れる光に手が震えたって
君となら強くなれるだけ
ごめんね -米津玄師
主人公は君にただそばにいてほしいと思っているのでしょう。そばにいてくれるだけで安心感や幸せを感じていることが伺えます。
ずっと一緒にいたいと思っているからこそ、さよならということが怖くなっており、想像するだけでも不安になるのでしょう。
また別れが迫っていることで寂しさや心の揺れを感じる一方で、その気持ちに正直に向き合わなくてはならないと、主人公は思っているようです。
もし本当の別れがきたとしても心の中には君がいて、君を感じることができるならばどんな困難にも立ち向かえると思ったのかもしれません。
君のように
君みたいに優しく なりたいだけ
祈る声は激しく あと少しだけ
心の底から触れ合うまで
君と繋がっていたいだけ
ごめんね -米津玄師
”心の底から触れ合うまで 君と繋がっていたいだけ”という部分は、相手と心の通じるような関係を築きたいという願いが込められているようであり、主人公は君とのつながりを大切にし、共に歩んでいきたいと思っているようです。
誰かを思いやれるようになりたい、どんな状況であれ優しさを忘れない、君のようになりたいと思っているのでしょう。
なりたいという思いから一歩進んで、自分も成長していきたいという想いが垣間見えます。
心の支え
怯えてばかりで 恥ずかしくなるよ
そこから見ていてね 大丈夫 ありがとう
ごめんね -米津玄師
”怯えてばかりで 恥ずかしくなるよ”というフレーズからは、主人公が自分の弱さを認めていることがわかります。
君とは違い、いろいろなことに対して不安になったり怯えたり、躊躇したりしてしまうのでしょう。そんな自分が恥ずかしいと感じているようです。
ですがそれではいけないと感じたようであり、”そこから見ていてね 大丈夫 ありがとう”というフレーズからは、君がそばにいてくれれば強くなれるから、心配しないでほしい、という想いが感じられます。
一人でいることは不安に感じるけれど、君という存在が心の中にいれば乗り越えて行けると思ったのではないでしょうか。
まとめ
今回は米津玄師の「 ごめんね」の歌詞の意味を徹底解釈しました。
「ごめんね」は大切な君への想いと主人公の決意が綴られているようです。
歌詞には、君のように優しくなりたいという願望が表現されており、どんな状況であれ優しさを持っている君に対してあこがれのような気持ちを抱いていることが伺えます。
また自分はまだそんなに強くないし何かあれば迷ったり悩んだりしてしまい、何もできなくなるけれど、それでも君という存在がいれば一歩進んで強くなれるという想いも感じられました。
歌詞を聞いて、深く共感する人も多いのではないでしょうか。
これからもmusic.branchwithでは米津玄師を追って行くのでぜひチェックしてみてください!