music.branchwith

【Aimer/蝶々結び】の歌詞の意味を徹底解釈 | 「紐」の結び方から歌詞を紐解く!のサムネイル

【Aimer/蝶々結び】の歌詞の意味を徹底解釈 | 「紐」の結び方から歌詞を紐解く!

編集: ひいらぎ 最終更新:
目次

 楽曲紹介 

今回はAimerの「蝶々結び」をご紹介致します。 

こちらはAimerの11枚目のシングル【蝶々結び】、また初アルバム【daydream】の6曲目に2016年に収録されています。

ピアノの落ち着いたサウンドが特徴のAimerを代表するバラードです。

日本テレビの『スッキリ‼』の8月のテーマソングにもなった、Aimerにとってのメジャー曲となっております。 

作詞・作曲&プロヂュースは『君の名は。』で一世を風靡した、RADWIMPSのGt.&Vo.野田 洋次郎氏が手掛けています。

その他にも、この「蝶々結び」の最後にも、野田 洋次郎氏本人がコーラスで参加しています。

Aimerの女性ならではの美しくも腰のある歌声と、野田 洋次郎氏の落ち着いた印象を受けるがキャッチーな歌声がラストに繰り広げられるため、バラードですが最後まで飽きない一曲となっております。 

「蝶々結び」の曲名の意味 

蝶々結びの特徴から考察

蝶々結びは、本結び(別称:堅結び)の一種で、本結びが引きほどける状態にした結び方です。 

用途として、靴のように何度も結んだりほどいたりする場合や、何かを布などで包むときなどに用いられます。 

また本結びの用途は、きつく締めると解きにくくなることから、ほどく必要のないもの、何かをずっと固定しておく時などに用いられます。 

日本では、そのことから結婚祝いなどの時にご祝儀を渡すと思います。【水引(みずひき)】と呼ばれる紅白などの帯紐があると思いますが『2度と同じことが起きないように』という意味込めて、紐の両端を放したままにする本結びの【結び切り】という形になっているようです。 

この曲名が蝶々結びに選ばれたのは、何度も結ばれたり離れたりする紐の両端を人間関係に例えたものと解釈致します。

またコーラスで男性パートが出てくることから、2人の恋愛関係についてを比喩しているラブソングになっていることがわかります。 

「蝶々結び」の歌詞の解釈 

1番 

片っぽで丸を作って しっかり持ってて
もう片っぽでその丸の後ろを ぐるっと回って

蝶々結び -Aimer

解釈

あなたに告白されたとき 応えられなかった 

私も気持ちに応えようと思う 

 相手から告白されその場で返事が出来なかった主人公を表しています。 

蝶々結びの蝶を作るときの結び方をそのまま歌詞にしています。 

ですが、二人の気持ちや行動が散りばめられてるように感じました。 

『片っぽで丸を作って しっかり持ってて』のところは、まだ蝶が出来ていないことから、二人がまだ交際していないことを示しています。

『丸を作って』は相手が告白をしていること『しっかり持ってて』は応え待ちを比喩しています。 

次の歌詞で反対の紐が『後ろをぐるっと回って』とあり、蝶が作られようとしてることから相手に寄り添おうとしている、応えようとしてるように見て取れます。 

紐同士がこれから結ばれようとしていることから、これから交際に発展しそうな段階ということが伝わります。 

間にできたポッケに入って 出て来るの待ってて
出てきたところを迎えにきて 「せーの」で引っぱって

蝶々結び -Aimer

解釈

徐々に惹かれた二人 ゆっくり待ってくれたあなた 

付き合うことになって これから一緒に歩んでいこう 

 

 ずっと待ってくれた相手と交際することを決意した主人公が感じ取れます 

先ほどと同じように、蝶々結びの蝶を作るときの結び方をそのまま歌詞にしています。 

『出て来るの待ってて』、『出てきたところを迎えに来て』からわかるように、お互いがお互いを受け入れようとしてしていることを表しています。 

そして、最後の『「せーの」で引っぱって』の段階で、交際成立したことが伝わってきます。 

はじめはなんとも 情けない形だとしても
同じだけ力を込めて

蝶々結び -Aimer

解釈

付き合いたての頃は ぎこちないけど 

これから先あなたのことを同じように愛情を込めていきたい 

 告白された側の主人公ですが、付き合う月日が重なるにつれて相手に対して好意が上がっているように感じます。 

前半の『はじめは』と『情けない形』というのは、二人の交際当初を表してします。 

後半の歌詞で『込めて』とありますが、『込めた』と過去形ではないことから、"もっとあなたに愛していいたい”という【決意】を示しています。 

羽根は大きく 結び目は固く
なるようにきつく 結んでいてほしいの

蝶々結び -Aimer 

解釈

誰もが羨む 一途なカップル 

そうなれるように 私を離さないで欲しいの 

 『羽根は大きく 結び目は固く』は、綺麗な蝶々結びを表しています。これは、【誰もが素敵だと思う交際】を指しているのではないでしょうか。 

その後に『なるようにきつく 結んでいてほしいの』というのは、私たちもうそうなりたい、このまま離れないで欲しいという気持ちの表れが伝わってきます。

 

腕はここに 想い出は遠くに
置いておいてほしい ほしいの

蝶々結び -Aimer

解釈

私のそばにいて欲しい 元カノの影なんて見せないで 

私を彼女として繋いでおいてほしいの  ほしいの 

 サビの最後というのもあり、主人公への願いや、伝わらない想いが込められています。 

『腕はここに』は【ここ】と表現しているため、そばにいて欲しいということになります。 

『想い出は遠くに』の『想い出』というのは、交際の観点からすると元交際相手のことを比喩しているのでしょう。 

2番

片っぽでも引っ張っちゃえば ほどけちゃうけど
作ったもの壊すのは 遥かに 簡単だけど

蝶々結び -Aimer

解釈

どちらかが一方的に離れていけば 付き合ってられない 

一つの行いで 簡単に壊れてしまうけど 

 交際してからしばらくたって、倦怠期になっている主人公。 

蝶々結びが交際として表現されているため、『ほどく』とは【別れ】を意味します。 

『ほどけちゃう』や『壊す』という言葉が使われているため、二人の関係性が危ういことがうかがえます。ですが、最後に『簡単だけど』となっているので主人公本人は別れたくないようです。 

だけどほどく時も そう、ちゃんと 同じようにね
分かってるよ でもできたらね 「せーの」で引っ張って

蝶々結び -Aimer

解釈

別れるとしても ちゃんとお互いの合意の上で別れたい 

難しいのは分かってる  でもできたら お互いが一緒に次のスタートを切りたい 

 主人公の強い主張が伝わってきます。 

『分かってるよ でもできたらね』と説得する様子があるので、主人公は相手が別れたい気持ちに納得していないのでしょう。 

ほどけやしないように と願って力込めては
広げすぎた羽根に 戸惑う

蝶々結び -Aimer

解釈

別れないように と願ってお互いが尽くし合っても 

ありがた迷惑が続いて 戸惑う 

 ぎくしゃくしている二人の様子が表されています。 

ここでは、主人公目線ではなく一般的な目線に移り替わっているとみられます。 

喜んでほしいとか感謝の気持ちではなく、【別れたくない】といった気持ちでの 

相手への行動はあまり上手くいかないというを表しているのでしょう。 

羽根は大きく 結び目は固く
なるようにきつく 結んでいてほしいの

蝶々結び -Aimer

 一度解釈したので割愛します。 

 

夢はここに 想い出は遠くに
気付けばそこにあるくらいがいい

蝶々結び -Aimer

解釈

これからもそばにいて欲しい 元カノの影なんて見せないで 

あなたの隣にいて当たり前くらいになりたい 

 別れ話が出てきてしまい、以前より深い関係を望む主人公。 

気付けばそこにある』とは面白い表現ですね。まるでTVのリモコンのようなすぐ手の届くもののようで、交際での表現ではあまり向かないと思われますが、主人公は離れそうな交際相手に向き合ってもらうのが少なかったとしても、そばにずっといたい気持ちが込められています。 

黙って引っ張ったりしないでよ 不格好な蝶にしないでよ
結んだつもりがほどいていたり 緩めたつもりが締めていたり

蝶々結び -Aimer

解釈

黙って離れたりしないでよ 変に彼女として繋ぎとめないでよ 

尽くしたつもりが冷めていたり、離れるつもりが寄り添ってきたり 

 主人公の辛い気持ちが爆発している様子が伝わってきます。 

言葉だけをみたら、既に相手を嫌いになっているようにも受け取れますが、『しないでよ』=逆をして欲しいと相手に望んでいると解釈できます。そのため、相手に振り回されているのが分かっているのに、好きな気持ちが消えないようなことが受け取れます 

この蒼くて広い世界に 無数に 散らばった中から
別々に二人選んだ糸を お互いたぐり寄せ合ったんだ

蝶々結び -Aimer

解釈

この地球上の 無数に いる全ての人の中から 

別々の二人が出会い、お互いが求め合って結ばれたんだ 

 ここでは、二人が出会えたことの素晴らしさを表現しています。主人公はこれを運命と捉えず、自分達で必然へと持っていけたと考えているようです。 

この場面では、曲調が変わり明るい雰囲気になったことから主人公の心情や時期が変わったことがわかります。今までのところは過去の話で現在の主人公に戻ったと考えました。 

結ばれたんじゃなく結んだんだ 二人で「せーの」で引っ張ったんだ
大きくも 小さくも なりすぎないように 力を込めたんだ

蝶々結び -Aimer

解釈

選ばされたのではなく自分達で選んだ 二人で力を合わせてきたんだ 

尽くしすぎず おざなりにしすぎず 今までやってこれたんだ 

 これからも苦難はあるけど、交際を続けていきたいと決意する主人公。 

ここで『結んだんだ』と断定しています。今までは『結んでいて欲しい』や『ほどけやしないように』など何とか関係を保っているような表現ばかりでしたが、最後に断定していることから現在も交際は続いていると解釈出来ます。 

まとめ

 いかがだったでしょうか。 

最初からほとんど失恋のような曲調と歌詞でしたが、最後に晴れたような曲調に二人は交際を続けられていて、元気づけられる曲です。

今、倦怠期や辛いことがあって交際を続けようか悩んでいるようなときに聞きたいですね。そういった友人などがいましたら、是非この曲と出来れば、この解説記事を進めてみて下さい。 

曲の中に過去と現在という二つの世界観が生まれているのはとても素晴らしいですね。

イントロにあたる部分の効果音も、過去の記憶に戻る、回想シーンに入るような表現がされているので、是非もう一度「蝶々結び」を聞いてみてください。 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。